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着実に進化している衝突安全性能
POINT1 衝突安全性能の総合評価で6つ星のクルマが増えた 衝突安全性能の試験は3種類ある。フルラップ前面衝突試験は55q/hでコンクリート製バリアに正面衝突。オフセット前面衝突試験は64q/hでアルミハニカムに運転席側の一部(オーバーラップ率40%)を前面衝突。側面衝突試験は運転席側(または助手席側)に重さ950kgの台車を55q/hで衝突させる。各試験とも前部座席のダミー(人型測定器)で乗員保護性能を測定する。 最高の6つ星評価を得るクルマは年々増加している。衝突安全性能総合評価で言えば、18年度試験の21車種中、運転席と助手席の両方で6つ星を獲得したクルマが7車種あった。 ←優秀賞のホンダCR-Vのフルラップ前面衝突試験車。衝突時にエンジンがフレーム下に引き込まれる構造で、キャビンが守られるシステム。 ←カローラアクシオのオフセット前面衝突試験車。右前輪は完全にバーストする激しい衝撃でも、右下の表にあるような高得点を獲得。 ←平成15年度から導入された歩行者頭部保護性能評価も毎年向上。上は18年度の優良車として展示された日産ブルーバードシルフィ。POINT2 対策のむずかしい軽自動車でも衝突安全性能が向上 構造上、余分なスペースがなく、クラッシャブルゾーンを設けにくいのが軽自動車。しかし、今回表彰されたホンダのゼストをはじめ、アセスメントで高い評価を受けるクルマが増えている。 ゼストの場合は、たくみなフレーム構造で衝突時の衝撃を分散させ、キャビンに大きなダメージを与えないように設計されている。展示されたクルマはオフセット衝突の試験車で、右前は完全につぶれているにもかかわらず、ドアの開閉は可能な状態に保たれていた。維持費を念頭に選びがちな軽自動車だが、安全性の観点からもさらに安心して選べるようになっている。 ←衝突安全性能総合評価で、運転席と助手席ともに6つ星を獲得したホンダ・ゼスト。軽自動車カテゴリー初の快挙で、成績優秀車両として表彰された。 ←装備面でも軽自動車初のサイドカーテンエアバッグ(メーカーオプション)を用意。安全性能に配慮した設計をしたと語るホンダ技研の山田浩史氏。▼今号のチェックポイント クルマ選びの判断基準を 「子供を乗せることが前提」に 変えてみよう 自動車アセスメント結果発表に合わせて、チャイルドシートアセスメントの試験結果も公表され、自動車アセスメントと同様に優秀な商品が表彰された。小さい子供のいる家庭にはこちらも選択肢の基準になりそうだが、たとえ子供がいなくても「もし子供を乗せるなら……」と考えてみてはいかがだろう。事故の被害をもっとも大きくこうむる「交通弱者」の視点に立てば、クルマ選びの基準も変わってくるのではないだろうか。 また、こうした意識が事故ゼロ社会にもつながると思う。 前のページ |
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