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| さらなる安全性と利便性の向上を目指す技術を検証 |
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【クルマの目、その進化は止まらない】
安全に快適に人を運ぶことがクルマの使命のひとつだとしたら 最近の先進安全装備の進化はとどまるところを知らないと言える カメラを使った視界の補助は従来からあるが さらに利便性を高めたシステムが登場している 今、クルマの「目」はどうなっているのだろう?
クルマは誕生してすぐにヘッドライトを装備するようになる。はじめは取っ手がついた手持ちのガスランプそのもので、ずいぶんとほのぼのした灯りだったに違いない。しかし、スピード好きの人類のこと、あっという間にクルマの速度の向上に合わせて、光量もアップしていく。 今では、HID(高輝度放電)ランプを標準装備するクルマが増えて、太陽光のような明るい白色光を照射するようになった。でも、さらなる利便性と安全性の追求は止まらない。可視光線だけにあきたらず、赤外線やミリ波レーダーを使って視覚を補助できるようになった。
こんな具合にヒトの視力を補うシステムはどんどん進化している。バックして駐車するときのパーキングアシストも、駐車支援だけでなく後方視界も補助していると言える。今、クルマの周囲から危険な死角がなくなりつつある。今回は各メーカーのシステムを紹介してみよう。 TEXT:編集部
メーカー独自の技術が見られる「目」の進化 画像処理というと映画やテレビの世界をまず想像するが、じつはクルマの技術でも採用されている 自分の運転しているクルマを自分で見おろす画像なんて、想像できます? NISSAN/アラウンド・ビューモニター 周囲の状況をモニター表示 10月に発表されたばかりの日産の「アラウンドビューモニター」は、日産が世界初を標榜する視界補助システムだ。これは、自車と周囲の状況を車両の上方から見おろしたような映像をディスプレイに表示することで、縦列駐車や車庫入れをサポートしようというもの。 まずはエルグランドからの搭載ということだが、なるほどガタイの大きなデカバンには、ぜひほしい装備だろう。 車両の前後左右に取り付けた4個の超広角(180度)の高解像度カメラの映像を、モニターで2分割して表示する。ナビとモニターの切替は、従来同様にバック時のシフトポジションで自動切替になるシステムだ。
SUBARU/次世代ADA(アクティブ・ドライビング・アシスト) カメラだけで追従クルーズも可能 ミリ波レーダーを使った追従コントロールシステムを装備するクルマも増えているが、スバルが開発したのは「カメラのみ」の運転支援システム。スバル初となるプリクラッシュセーフティシステムは、新開発のステレオカメラだけで、全車速域で追従クルーズも可能とするもの。レーダーなどのセンサーと組み合わせる必要がなく、システムの小型化とコスト低減にもなり、車両の搭載性も高いという。 このシステムは正面だけでなくななめ前方の車両や自転車、歩行者も検知することが可能で、必要に応じて警報やブレーキ制御をする。3D画像処理エンジンの高性能化で可能になった技術だ。
▼今号のチェックポイント 交通インフラ全体の「目」も進化している 交通システム全体の情報を統合して、輸送効率の向上や交通の安全性を高めようというのが、「ITS(高度道路交通システム)」だ。現段階では一部地域での社会実験が実施されている。たとえば、札幌市では今冬からスリップ地点情報提供システムの実証実験を始めている。これはナビのモニター表示と音声で、スリップ地点の情報を提供しようというもの。空から見おろされて監視されているみたいだけど、これも安全のためなのだ。
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