カーライフ萬研究所 DX 記念すべき100戦目を制したのは? シリーズタイトルの行方は?
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記念すべき100戦目を制したのは? シリーズタイトルの行方は? 2007年12月12日(水)
【2007スーパーGT最終戦レビュー】

国内レースシーンでダントツの人気を誇るスーパーGT
今シーズン最終戦の第9戦で、通算100戦目を迎えるフィナーレとなった
今回は今シーズンのスーパーGTを振り返ってみよう


 1994年4月に全日本GT選手権としてスタート、現在はスーパーGTと名を変えたレースが、11月4日の今シーズンの最終戦で通算100戦目を迎えた。100戦の間にはレギュレーションの変更もあったが、現在のレースは市販車をベースとしたマシンが基本で、ドライバーは2〜3名。走行距離は300〜1000kmとなっている。

 スーパーGTが高い人気を誇っているのは、市販車をベースとしているところにある。

 ふだん街なかでも見かけるクルマ(なかには滅多に見ることができないモデルもあるが)が、レーシング仕様に改造されてレースをする。走るためのみに生まれてサーキットしか走れないフォーミュラマシンとは、違った魅力を持っているのだ。

 そしてマシンを操るのは、トップドライバー。日本人だけでなく、海外から呼ばれた助っ人ドライバーも数多く参戦している。

 レースの成績や予選順位などにより、性能調整が行われるため、1台のマシンが勝ち続けるのは不可能。そのため毎回レースは白熱し、数多くのバトルとドラマを生んできた。これからのレースも、今までの100戦に負けない魅力を放つだろう。

PHOTO & TEXT:諸星陽一


2007 POINT RANKING
GT500シリーズランキング
Po Driver RANKING Team RANKING Macine
1 伊藤大輔
ラルフ・ファーマン
AUTOBACS RACING TEAM AGURI ARTA NSX
2 ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
NAKAJIMA RACING EPSON NSX
3 ドミニク・シュワガー
細川慎弥
TEAM KUNIMITSU RYBRIG NSX

GT300シリーズランキング
Po Driver RANKING Team RANKING Macine
1 大嶋和也
石浦宏明
apr TOY STORY Racing apr MR-S
2 高橋一穂
加藤寛規
Cars Tokai Dream28 プリヴェKENZOアセット・紫電
3 柴原眞介
黒澤治樹
WILLCOM R&D SPORT WILLCOM ADVAN VEMAC408R

性能調整が行われるため、マシンの戦闘力は毎レースごとに異なり、緊迫した接戦を見ることができる。



2007年、今シーズンのバトルを振り返る

フェアなレースとするためのレギュレーションにより毎回ハンデを負うチームが変わる
どこのチームが勝ってもおかしくない緊迫したシーズンを制覇したのは
GT500、300の両クラスともに「なじみの」マシンたちだった


GT500 Class
最終戦のGT500クラスもNSXが優勝


 今年のシリーズチャンピオンとなったのはARTA・NSXであった。最終戦は同じNSX勢のエプソンNSXが制した。今年のシリーズは全9戦が開催されたが、そのうちNSXが優勝したレースは5レース。レクサスSC430と、フェアレディZはそれぞれ2勝ずつで、今年のスーパーGTの花形はNSXであった。エプソンNSXを走らせる中嶋レーシングは、フォーミュラニッポンでもシリーズチャンピオンを獲得している。


エプソンNSXをドライブするのは、ロイック・デュバルとファビオ・カルボーン。


GT300 Class
名門チームタイサンのポルシェが優勝


 最終戦のGT300クラスを制したのはチームタイサンのポルシェ。かつて、GT300クラスの花形であったポルシェだが、あまりに速すぎたために、ポルシェが勝ちにくいレギュレーションに変更され、苦戦を強いられてきた。今年、このポルシェは第7戦のもてぎラウンドで優勝しているが、ポルシェが優勝したのは、2003年の第2戦以来であった。来期、ポルシェはふたたびGT300の常勝マシンとなるかもしれない。


チームタイサンのポルシェをドライブしたのは、谷口信輝とドミニク・ファーンバッハー。



今号のチェックポイント

日本のレース界をけん引した星野一義
その偉業はスーパーGTでも証明された


 100戦目を迎えた2007年スーパーGTの最終戦では、第1回から連続で出場し続けているチームインパルと、そのスポンサーであるカルソニックカンセイが表彰を受けた。100戦ものレースに連続して参戦、スポンサードするというのは、なかなかできることではなく、これはまさに表彰に値する出来事。チームインパルの総監督である星野一義のカリスマ的魅力ももちろんだが、彼のレースに挑戦し続ける姿勢も、大きな魅力なのだ。

 
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