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| 今年のル・マン参戦を目指す東海大学のチャレンジ |
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【夢に向けてスタディカーは進化する】
動力や輸送機械技術の発展に寄与するエンジニアを育成するのが東海大学・動力機械工学科の目標だという その目標達成の一環として掲げた夢には、なんとあの世界的な耐久レース、ル・マン参戦も含まれている 一昨年にスタートしたプロジェクトの達成に向けて、学生たちのチャレンジは着実に進化しているようだ 東海大学は個性あふれる教育方針を持つことで知られている。数多くの個性的教育のなかでも、とくに有名なのがレーシングカーの開発だ。ヨーロッパの大学機関などでは、教育の一環としてレーシングカーの開発などを行うことも多いが、日本の大学でこうした活動をしているのは、まれなことだ。 東海大学が開発しているのは、ル・マン24時間レースを目標にしたマシンで、その指揮をしているのが動力機械工学科の林義正教授。林教授はもともと日産の開発者で、全日本スポーツプロトタイプカー(グループCカー)で3年連続優勝したときのエンジンを開発した人物だ。 昨年、スポーツランド菅生で行われた実走行テストに引き続き、今年は富士スピードウェイでの走行テストを実施した。 早ければ2007年のル・マン出場と銘打って始まったプロジェクトだけに、今回のテスト走行ではニュートラル走行による空気抵抗の算出、舵角周波数の違いによるヨー運動変化の解析、騒音計による排気音測定(ル・マンのレギュレーションへの適合)などを含んだ、より実戦に近づいたものとなった。 複数のピットインを含んだ走行は無事に終了。金銭面などむずかしい側面は多く残っているものの、ル・マンへの道を着実に歩んでいるように感じることができた。日産に奇跡をもたらした林マジックが甦って、東海大学に大きな軌跡を残すことに期待したい。 PHOTO&REPORT=諸星陽一 ●日産時代、数多くのマシンにかかわってきた林義正教授。レースにかける情熱は今も変わらない。 ●テストドライバーを務める鈴木利男選手。林教授とは、日産時代から深い交流を持っている。 ●テストドライバーを務める密山祥吾選手。スーパーGTやフォーミュラニッポンなど、豊富な経験を持つ。 夢の実現に向けていかに戦闘力を高めるか? ル・マン挑戦を前提としたマシン制作という型破りな実践教育をする東海大学 学生たちの夢の実現に向けて、課題も多いようだが 産学共同研究など着実な成果も残している POINT1 超高速エンジンの実態が見えてきた 実戦用として展示されていたスタディカー用のエンジンYR40T。 インテーク&エキゾーストの設計は学生達の手によるもの。従来各気筒に装着していたスロットルを各バンクに変更(8スロットル→2スロットル)して、信頼性の向上をはかるなど、まさにル・マンを前提としたセッティングが行われている。 製造を担当するのは、汎用エンジンやヒートポンプシステムを製造するYGKという企業。 ●エンジン吸気量を制限しない状態で、950馬力以上の高出力を発生する実力を秘めている。POINT2 参戦に向けて産学協同研究は進む 東海大学では産業界と共同で研究開発を行い、実際に製品化を目指す産学協同研究に力を入れている。 かつて大学は研究機関としてのみ存在し、製品を生み出すなど利益につながる部分とは一線を画していた。しかし、現在は東海大学のように産業界と密接な関係を持つことで、膨大な研究費などを捻出するパターンが増えてきている。 東海大学の産学協同研究は、確実な成果をあげていて、数多くの製品が実際に製造され、市場で販売されている。 ●YL08と呼ばれるエンジンを使用するYGK製のジェネレーター。デザインは、なんとピニンファリーナ。 ●燃費向上を支援するエコドライブという製品。大型トラックなどでは、飛躍的な燃費向上が期待できる。▼今号のチェックポイント 新発想のエンジンで 伝統のレースに挑むには? レース、それも世界でもっとも過酷と言われるル・マン24時間レースへの挑戦という大きな目標を立ててマシン開発を進める東海大学の林チーム。突拍子もないことだと思っている人も多いが、実現に向けての歩みは確実に進んでいる。新しい発想と、ひとつひとつの問題をクリアしていくことがレース参戦、そして優勝への道である。これは学問や研究の進め方とまったく同じで、ル・マンチャレンジと研究はピッタリとリンクするものなのだ。 |
| シーズン開幕直前 2 |
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INDY&SUPER GTにも注目
表彰台の頂点に上る姿が 何度も見られるシーズンに!? F1以外にも数々のレースへ参戦するホンダ。なかでも注目はINDYとスーパーGTだ。IRL(インディ・レーシング・リーグ)へ参戦するのは4年目のシーズンを迎える松浦孝亮。昨シーズンは総合13位に終わった松浦だが、今シーズンは強豪パンサー・レーシングとタッグを組むことが決定。さらなる飛躍が期待できそうだ。ちなみに、今年からインディで使用する燃料がエタノール100%になる。ここにも環境問題への配慮が表れている。 一方、スーパーGTへは、最高峰のGT500シリーズにNSXで5チームが参戦。どのチーム、ドライバーもタイトル奪取に自信を見せている。 このほかにもフォーミュラ・ニッポンやアメリカン・ルマン・シリーズへの参戦も表明。レースシーンでのホンダの活躍に期待したい。 ●トップチームへの移籍となった松浦選手は「結果は自ずと付いてくるでしょう」と自信を見せた。 ●5チーム5台体制で挑むスーパーGT。10人のドライバーはともに自信をみなぎらせるコメントを残した。 ●シーズン開幕直前のテストでも順調な仕上がりを感じさせるスーパーアグリ・パンサー・レーシングの松浦選手。 ●今年からレギュレーションの変更でダウンフォースが減ると言われているが、テスト段階でのラップタイムの影響は少ない。▼今号のチェックポイント 昨年の感動をもう一度…… 今年もシャンパンファイトが見たい ホンダファンが長年待ち焦がれていた念願の1勝をついに勝ち取った昨シーズン。このとき思わず涙したファンは多いはず。今年はそのシーンをもっと見ることができるかもしれない。中本STDのコメントは控えめだが、今年こそは……という期待が膨らむシーズンになりそうだ。それはINDYも同じ。残念ながら地上波では観戦することができないが、松浦孝亮がミルクを飲む姿が実現するかもしれない。そんな自信に満ちた松浦選手の表情だった。 前のページ |
| シーズン開幕直前 1 |
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【今年も熱い!ホンダモータースポーツ07】
締め切り間際の2月の終わり、驚きのニュースが舞い込んできた 地球をイメージしたホンダF1マシンの新カラーリングが発表されたのだ 下の写真がそれだが、F1界に一大センセーションを巻き起こしそうだ 山口正己が中本STDに聞く ホンダF1の07シーズンは……どうなる? 「今年は数回実力で勝ちたい」 去年のハンガリーGPでホンダは待望の勝利を飾った。その勝利の1カ月半前、ホンダF1レーシングは、シーズン途中のチーム変革を行なった。中本修平が技術部門の最高責任者であるシニア・テクニカル・ディレクターに任命されたのだ。ひとりが動けば勝てるほどF1は甘くないが、着任早々の勝利は、中本の『強運』を思わせた。勝負に運は欠かせない。 明けて2007年、ホンダは1月25日に次のシーズンを闘うRA107を発表した。そのマシンで、本格的な中本体制が始動する。 ずばり今年はどんな年に? 「2回は実力で勝ちたいですね」 去年の勝利は、上位もつぶれた、いわばフロックだったと。 「勝ちを拾えるところには来ていたけれど、実力ではなかったですね」 今年のマシンの完成度は? 「今(インタビューは2月下旬)のところ60%、3月18日が決勝の開幕戦オーストラリアGPまでには80%にはしたい」 で、5月くらいまでには勝てるところに持っていきたいと。 「だといいですね(笑)」 5月というのは、オーストラリアで開幕するF1GPが、F1の本場ヨーロッパに舞台を戻す時期。各チームの足並みがそろうころである。 2人のドライバーは? 「文句を言わなかったジェンソン(バトン)が、細かい指摘をするようになりました」 勝つための自覚が生まれた。 「反対に、一昨年までいたフェラーリに比べて、トラクションコントロールの効きがどうのと文句が多かったルーベンス(バリチェロ)が文句を言わなくなった。その代わり、シートを作り替えなければならないくらい身体を絞ってきました」 体制も整い、ドライバーも気力充実ですね。強いチームは? 「フェラーリ、マクラーレン、それに去年のチャンピオンのルノーでしょう。それぞれ1台は食いたい。開幕戦は順当なら4位。そこから徐々に上がっていきたいです」 今シーズンのホンダをどう見たらレースを楽しく見られますか? 「チャレジャーとして見てほしいですね。大失敗するかもしれないけれど、失うものは何もないから攻めるしかない。チャレンジャーのホンダを暖かい目で見守ってください(笑)」 TEXT:山口正己、編集部 PHOTO:中村宏祐 中本修平 シニアテクニカルディレクター本田技研工業入社後は2輪のロードレース部門で車体開発に携わり、数々のプロジェクトリーダーを歴任してきたレースのプロ。F1プロジェクトへは2000年から参加している。 ●ニック・フライCEOは「気候変動はF1界にとっても大きな問題。最先端技術を誇るF1だからこそ重要な役割を果たせるだろう」と、新マシン発表の壇上で語った。 ●今年のホンダのマシンは地球をデザインした衝撃的なものとなった。ノーズにホンダとブリヂストンのロゴが入るだけで、スポンサーのロゴが一切ない。この思い切った行動には、「環境問題」への新たなアプローチとしてのホンダチームの思想が込められている。 ●「多くの部分を新しくしたので、いいところも悪いところもたくさんある」と、中本STDが言うように、2月のテストの段階では仕上がり60%。 ●今シーズン最大のレギュレーションの変更は「エンジン凍結」。つまりエンジン開発が禁止される。これがレースにどう影響するのか見どころだ。 ●昨年、念願の1勝を手にしたことで、自信と自覚が芽生えたジェイソン・バトン。今年は「実力」で表彰台の頂点を手にしてほしい。 ●シートサイズを変更しなくてはならないほど身体を絞ってきたルーベンス・バリチェロ。2年目への意気込みが伝わってくる。次のページ |
| 快適ドライブのための腰痛学 |
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【骨盤をコントロールして腰痛を退ける】
ロングドライブにつきものの腰まわりのトラブル 「腰が痛い・重い」「背中がはる」……そんな症状の原因はシートにあった!? もしも、今のシートをイマイチと感じていても ちょっとした工夫で体への負担が減らせます 腰を痛めていると車の運転がつらいのは常識。また、「長距離のドライブで腰を痛めた」という話もよく聞きます。「ドライブで腰を痛める原因のひとつは、シートです」 そうおっしゃるのは、日本人の身体技法について研究し、身体文化論の著作を多数持つ矢田部英正さん。 「骨盤が前傾して腰椎とがっちりかみ合わさっているのが“腰が入った”正しい姿勢です。トラックやバス、ワンボックスカーのシートは座席の位置が高いので、比較的疲れない姿勢をとりやすい。 しかし、それが普通のセダンやスポーツタイプの場合、運転中は手と足を前に投げ出す形になり、骨盤が後傾した“へたり腰”の状態になりがち。この姿勢でブレーキやアクセルを踏むと、椎間板への負担が大きくなり、腰を痛めやすいんです。さらに、柔らかすぎるシートに尻がシートに沈みこんでへたり腰を助長して、さらに腰を痛めやすい」 背中がこる人は、腰で支えきれない分を背中で支えていることが多いそう。背中にムダな力が入ると、内臓を圧迫し、内臓の疲れをも引き起こすとか……。要するに、正しい姿勢を促し、サポートしてくれるシート選びは快適なドライブの重要ポイントということ。 「シート選びの際に、わたしたち日本人が気をつけたいのは、人間工学の落とし穴。西洋のボディバランスに合わせたS字カーブは、デリケートな腰椎にそりのピークが来ることがあるんです。腰痛を抑えるなら、骨盤の中に入っている第5腰椎に圧をかけるのが正解。 と言われてもよくわからないと思うので、ウエストではなく腰を支えてくれるシートがいいシートと覚えておくとよいでしょう」 TEXT=荻原和歌 ●色分けした上部はデリケートな部分。一方、第5腰椎より下の部分は骨盤のなかにあるので、負担をしっかり受け止めることができる。正しい姿勢では、この強い部分で負担を受け止めることができるのだ。 【猫背】まるまった背中は腰椎に 負担をかけ、腰痛の原因に 背中が丸まっていると、骨盤が後傾し「へたり腰」になる。この状態だと腰椎に負担がかかるため、腰痛の原因に。また、肩がすぼまり、内臓にも負担がかかりやすい。目線がうつむきがちになるため、視野も狭くなる。 【そりすぎ】一見姿勢抜群だが そりのピークが高すぎる 背中のS字カーブを意識し、胸をはった姿勢。一般的に姿勢のよい形だが、上半身に緊張を強要し、重心がウエストにうわずりやすいため、圧がデリケートな腰椎に集中し、腰を痛める場合が。長時間この姿勢をキープするのも難しい。 【上虚下実のいい姿勢】仙骨が立ち、骨盤で 上半身をしっかり支える 仙骨がしっかり立って、S字のピークがそりすぎのときよりも下になっている。また、腰はきちんと入っていながらも、上半身はゆったりとリラックスしていることに注目。とっさのハンドルさばきもしやすい姿勢だ。 腰への負担の対処法小さなクッション様のもので骨盤を立てる ウエストではなく骨盤を支えるのがポイント 快適ドライブにはシートが大切……とはいえ、シートのためにクルマを買い替えるなんて非現実的。そこで、今のシートのままでも正しい姿勢をとれる工夫を教えていただきました。ポイントは、骨盤の中心にある「仙骨」を支えること。クルマのシートに座るとき、厚み2.5〜3cm、大きさは10cm×10cm、もしくは10cm×20cm程の財布くらいの大きさのものを仙骨にあててみてください。腰への負担が少ない姿勢がとりやすくなります。 ●長財布ならタテに当ててみるとより効果的です。 お話をうかがったのは……武蔵野身体研究所 所長 矢田部英正 氏 1967年生まれ。体操選手時代の姿勢訓練をきっかけに、日本伝統の身体技法を研究。身体を整える椅子、食器、服飾デザインも行う。お茶の水女子大学講師。最新刊は『美しい日本の身体』(ちくま新書)。矢田部氏のホームページはこちら。(http://www.corpus.jp/) 矢田部英正著/「椅子と日本人のからだ」 晶文社/1800円(税別) ▼今号のチェックポイント 腰に負担をかけないコツは姿勢にあり クルマのシートもちょっとした工夫で 腰に優しい形にできる いいシート、貼付薬、カーシート用クッション……、腰痛対策はいろいろありますが、決定打がなかったとお嘆きの方は、今回紹介した方法をちょっと試してみてください。身体の構造をしっかり理解して、なんて難しいことは考えず、骨盤をサポートしつつ、上半身がリラックスできる姿勢を探す、そんな心づもりで大丈夫です。これからの時期は行楽などでロングドライブも増えるはず。家族や友人といっしょに試してみるのも楽しいかもしれませんね。 |
| 地球環境温暖化対策のひとつの回答 2 |
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バイオマス燃料の課題と利用方法
バイオマス燃料を実用化するにあたり 大きな問題となっていたのが水分混入による燃料の劣化だった 新日本石油ではそれをETBEという技術で解決した バイオマス燃料のベストチョイス 現在、日本で実用化されようとしているバイオマス燃料(バイオエタノール)は、ガソリンとエタノールを混合したものだ。 自動車用燃料は、ガソリンスタンドなどで雨水などの水分が混入することがある。ガソリンや軽油は、油なので水と分離する。水は油よりも重いので、燃料タンクの上澄みを吸い出すようにすれば、エンジンに水分が入ることを阻止できる。 しかし、エタノールは水に溶け、水はエタノールに溶ける性質を持っている。ただ、ガソリンとエタノールを混ぜただけでは、エンジンに水分が混入する恐れがあり、これがバイオエタノール燃料の大きな問題点となっている。 新日本石油では、ETBEと呼ばれる技術を使うことで、ガソリンと同等に水分を分離できるガソリン・エタノールの混合燃料の開発に成功。実際に今年の夏からレギュラーガソリンとして、バイオエタノールを7%混合したガソリンの販売が開始される。 いちばん左がパーム椰子を原料とするパーム油。パーム油もバイオマス燃料として期待されている。 各種の新燃料などは、研究所内にある小さなプラントで製造される。実際のプラントの何万分の1のサイズ 水を混合した3種の燃料から、沈殿した水を抜き、水分の分離性を確認した。 中央がETBEによる7%エタノール混合ガソリンから抜かれた水分。左のガソリンと同等の性能を持つ。自動車燃料としての評価は? そもそもアルコールでクルマが走るのか?ということだが、これはイエスだ。実際ブラジルではアルコール100%の燃料で走行するクルマがあり、アメリカのIRL(インディ・レーシング・リーグ)ではアルコールを使って300km/hオーバーのレースを行っている。 エタノールはガソリンに比べると燃焼カロリーが65%にとどまっているため、燃費もガソリンに比べると65%になるという。 今年発売が予定されているバイオマス燃料は、ガソリンに7%のエタノールを混入したものなので、カロリー差に対する影響はそれほど大きなものではない。またエタノールはオクタン価が100〜105と非常に高い(通常のハイオクガソリンで98〜100)ので、このオクタン価を生かすエンジンを設計すれば、カロリーで燃費が減少する分を補うこともできるだろう。 今後は、燃料メーカーと自動車メーカーの連携によって、より多くのことが期待される。 4輪駆動にも対応するシャシーダイナモも有する。エンジンベンチは50基を所有している。 シャシーダイナモによる台上テストでは、人間が運転するのではなく、ロボットによる運転で計測する。▼今号のチェックポイント 食料との共存や砂漠化などの問題もある バイオ燃料の抱える大きな問題のひとつは、食料との共存だ。現在期待されているバイオ燃料の原料は、とうもろこし、パーム、サトウキビなど食料にもなるもの。発展途上国などの食料を犠牲にしてまで燃料とすることは、人道的に間違った行為にあたるからだ。 また、バイオ燃料の原料を作るために多くの水を使うことで、緑地の砂漠化などが起きることも考えられる。インフラも含めて多様な面を慎重に考える必要があるのだ。 前のページ |
| 地球環境温暖化対策のひとつの回答 1 |
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【バイオマスエネルギーってなんだ?】
石油の枯渇と二酸化炭素の大量排出による地球温暖化の解決策として、注目を浴びているのがバイオマス燃料 いよいよ今年中には、バイオ燃料の販売が始まるが その前にバイオマス燃料の基礎を知っておこう ガソリンをはじめとした化石燃料は、いずれは枯渇するものだ。また、二酸化炭素を多く排出することも、大きな問題のひとつ。これを解決するために、さまざまな方策が採られているが、そうしたなかでもっとも注目を浴びているのが、バイオマス燃料と言われるもの。バイオマス燃料とは、生物をもとに作られる燃料のことで、自動車用燃料としてもっとも注目されているのは、植物由来のアルコール(エタノール)だ。 植物由来のエタノールも燃やせば二酸化炭素が発生するが、その二酸化炭素はもともと空気中に存在したものが、植物の光合成によって固定化されたものなので、差し引きゼロ(カーボンニュートラル)と考えられている。石油はもともとは植物や生物などだが、植物が石油になるまでは何万年の歳月と、人智の及ばない大きな力を必要としている。 対してエタノールは、とうもろこしなどを原料にすれば1年もかからずに製造することができる。これがバイオマス燃料が再生できる燃料と呼ばれ、注目される理由だ。 PHOTO&REPORT:諸星陽一 ![]() 新日本石油の研究開発本部中央技術研究所長の岡崎肇氏。 同所は7万3000uを超える敷地を持つ。 カーボンニュートラルな バイオマス利用社会 ![]() バイオマスの主な種類 ![]() 次のページ |












































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