Yahoo!Japanのトップページを見ていると「新ハチロク 開発者が語る」というニュース記事が目に入った。
nikkei TRENDY netが配信した記事のようで、開発者のインタビュー記事のようだ。
まずインタビューに答えているのは、開発リーダーを務める
トヨタ自動車BRスポーツ車両企画室の多田哲哉チーフエンジニアと言うことである。
多田氏については「多田哲哉」と検索すれば、過去にどんな車に携わってきた人なのかすぐに分かるだろう。
さて次に多田氏のコメントのみを抜粋してみる。
1.「開発目標は、ドリフト性能世界一です。ゴルフのスコアで100を切れるくらいの運動能力がある人ならドリフトが決められる、そんなクルマを目指しているんですよ」
2.「水平対向エンジンのメリットである低重心を確実に生かすために、エンジンの搭載位置をかなり低くしています」
3.「何ミリ低くしたという具体的な数値は言えませんが、
レガシィや
インプレッサのエンジンルームを見慣れている人なら、きっとその低さに驚くはずです」
4.「スポーツカーといえば、前後重量配分50:50が理想的という意見がありますが、それは必ずしもベストではない。バランスをいろいろ変えて、テストコースで走り込みと検証を繰り返して、車両の理想的な挙動を追求しています」
5.「排気量は2Lか、2.5Lにするかなどまだ検討中ですが、同じ排気量の実用車向けエンジンと遜色ない燃費を達成する。そして経済性を考えれば当然レギュラーガソリン仕様で、スポーツカーに求められる馬力を実現するのが目標です。そのためにはガソリン直噴システムはもちろん必須で、バルブタイミング制御にも最新の技術を投入します」
6.「個人的な気持ちとしてはMTだけでいいとも思いますが、市場を考えるとそうもいかない。CVTにするか、通常のATにするか、一番気持ちいいのは何かを考えて決めていきます」
7.「目指すのは、オヤジがカッコよく見えるクルマ。運転するお父さんを見て、息子が自分も乗ってみたい、運転したいという憧れや夢を抱くクルマにしたい」
8.「83年発売のハチロクが150万〜160万円くらい。そのころの大卒初任給と、今の初任給の比率くらいの値段で出したいですね」
以上のようなコメントをしているらしい。
まず(1)のコメントでゴルフで100を切れるくらいのスコアと例えているが、要するにゴルフが下手ではないレベルの人ならドリフトができる車と書いているが、かなりナンセンスである。
ドリフトとゴルフの共通点が全く分からないし、ゴルフ好きの人に売る車でもない。
そして(2)(3)(4)と車について書かれて、(5)に排気量を2Lにするか2.5Lにするかと書かれている、この部分まで読んだ時点でやっぱりかと思う。
(6)については市販車なのだから、ATという選択肢は必要だから問題ない。
(7)で新ハチロクのターゲットをはじめて知ることになる。
ターゲットはオヤジである。そして(8)のコメントで金に余裕のある車好きのオヤジがターゲットであるとハッキリと理解できた。
要するに50代の子育てが一段落したオヤジに売りたいとの事である。
この世代でこんな微妙な価格の車を買う人間がいるのだろうか?
高くも無く安くも無くじゃ、逆に売れ難い気がするが。
だからインパクトが必要だと、ハチロクの名を持ち出し、さらにドリフト云々と語る。
なんとも
トヨタらしい宣伝である。
今どきオヤジが気軽にドリフト出来る場所がどこにあるのだろうか?
サーキットに行け?そんなサーキットは私の身近に無いよ。
それとハチロクは誰でもドリフト出来る車ではなかったし、もっと若い世代をターゲットとしていたはずである。
だって金のあるヤツはハチロクなんて買わなかったのだから。
スープラを今復活させても売る自信が無いから、ハチロクの名を使って決してライトウェイトではないスポーツカーを出したかったのであろう。
もう少し
プリウスのように価格努力をしたらどうだろう。
はじめからハチロクではない。
ハチロクという名を付けたばかりに、私としては良い事が書けない車なのだが、スポーツカーとしても魅力はかなり感じる。
「コンセプトや企画、デザインは
トヨタが行い、設計と実験、そして生産は富士重工業が担当。」
と書かれているからだ。
これは要するに
スバルの車である。
私はボクサーに乗った事が無いのだが、ボクサーには一度は乗ってみたいと常々思っていた。
しかもFRのボクサーなんて、どんなじゃじゃ馬なんだ?とワクワクさせてくれる。