「よぉ、調子はどうだい? 今日はどこまで走るんだ?」
そのスタンドの兄貴は、いつも立ち寄るたびに気安く声をかけてくれた。
今、ガソリンスタンドは、どこもかしこもセルフ式だらけ。黙ってバイクを停め、キャップを開けて自分でノズルを手にして給油する。誰とも話をすることもなく、ただ、黙々とガソリンを入れるだけ。
確かに便利だし、手早く作業もできる。余計なサービスがない分、価格も割安なのは嬉しことだ。でも、なんかちょっと寂しい気がするのはボクだけだろうか?
その昔、セルフ式のスタンドなんてなかった頃。
給油に立ち寄るたびに、スタンドの兄貴やおっさんとあれこれと交わす会話が楽しかった。
「どこから来たんだい?」「おぉ関西かぁ!遠かったじゃろ〜」「気ぃつけていきな」
真夏の炎天下のTouring。「まぁ麦茶でも飲んでけゃ」と声かけてくれたおじさん。
土砂降りの雨にあった旧街道のスタンド。「小降りになるまで中で休みなよ」と心配してくれた兄貴。
「この先に有名な海鮮丼の店があるで。道教えたるで行ってみなさいな」と、案内してくれたおばさん。
そんないろんな会話があったスタンド。満タンにしてくれたのは、バイクのガソリンタンクだけではなく、ぼくらTouringライダーの心も満タンにしてくれたような気がする。
先日、久しぶりに兄貴のスタンドを訪ねて....ボクは一瞬目を疑った。
「閉店しました....」の文字。
青天井のガソリン代高騰の余波....。ここにも哀しい現実がひとつ。
そうそう
支払い方法がスタンドによって異なるのは
どうにかして欲しいですね....
知らない町へ行くと
あれでとまどうことが多々あります
>クリエさん
会話のある有人スタンドって
やっぱり魅力ありますよね。
セルフは気軽で便利で安くて....
3拍子そろってるんだけど
ちょっと味気ないかなぁ〜
とくに遠い旅先でガソリン入れる時なんて
地元のおっちゃんと話するのが楽しみでした