「改造費100万円以上、フルカスタムのアメリカンです」
某オークションの車両説明欄でよく目にするこのコメント。たいていは,スティードやドラッグスターの大改造車両。背の高さほどもあるアップハンドル、グンと寝かせたフロントフォーク。リアサスを取っ払って思いっきり車高を下げたシート。そしてお約束の爆音マフラー。
カッコイイ? みんな、ホントにそう思ってるのだろうか?
アメリカンタイプの
オートバイももちろんいい。好きなモデルもいっぱいある。ゆったりとTouringを楽しむには最高だろうな。でも,あそこまでカスタムするのは........。
まず、どう見ても操縦安定性がいいとは思えない。誰が見てもそうでしょ? ほとんど万歳をした格好で操るハンドルに対して、とっさのときにどんなアクションができるだろうか? アメリカのハレーカスタムのcopyといえばそれまで。でもお国柄もちがえば、その道路事情も異なるはず。細い山道や Go&Stopの多い日本の道路事情にはあまりに無茶な仕様。そして、明らかに音だけ撒き散らすことが目的の筒抜けマフラー。雰囲気を楽しむ、その域を脱している爆音が最近はあまりにも目立つようになってきていることに気づく。
アメリカンだけではない。ひところ流行したTWやSRのスカチューンもそう。なんであんなに無理してまでスイングアームを伸ばすのだろう? エアクリーナーを取っ払ってファンネル仕様に換えるのもいいけれど、町中走行でそれはタブーだってこと、ライダーならみんな知ってるはず。
バイクはあくまで趣味の乗り物。カスタムについても十人十色。他人があれこれ口出しする問題ではないかも知れない。でも....あまりに常識を逸したカスタムが平然と行われている現状に、どうしても投げかけたくなるたくさんの疑問符。
ファッションもけっこう。スタイルも大切。でもその前に、バイクは一般公道を命の乗せて走る乗り物であることを忘れてはならないはず。
カッコだけのために安全性を犠牲にするカスタムは、ここらで考え直していかなくてはならないのでは....?
100万円かけて乗りにくいバイクにしてしまう前に
スティードやドラッッグスターのあの美しいノーマルのフォルムに気づいてほしいもの....。
「何に乗るかではなくてどう乗るか....」
これ、ほんといい言葉
やっぱり主人公は
バイクではなく....
いつだって自分自身でありたいものですよね