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今年のフランクフルトは「予想以上と期待外れ」!? 1 2007年11月22日(木)
REPORT of Month
THE SPECIAL REPORT OF
FRANKFURT MOTOR SHOW

文と写真●GooWORLD


今年のフランクフルトは「予想以上と期待外れ」!?

 例年とは異なり、スーツ姿で歩きまわっていても苦にならない過ごし易い気候のなかで開幕した今年のフランクフルトモータショー。あまりの涼しさにビール片手でひと休みという気にならなかったのはちょっと残念だが、仕事という立場からすれば、絶好の取材日和となった。
 今年のフランクフルトは右を見ても左を見ても環境一色。地球温暖化に加え、2012年から欧州で新燃費規制が施行されることもあり、どのメーカーもハイブリッドや小型車など低燃費を謳うクルマが出品車の大半を占めた。
 とくに地元ドイツメーカーは、緑の党などの突き上げもあり、環境問題に全面降伏といった様相。ベンツはメインフロア一面に低燃費車10数台をダダーンと並べ、BMWは初公開の大型SUVのX6をハイブリッドのオブラートで包みつつ通常出品車すべてに大きく燃費を記載。またハイパフォーマンスカー3台をこのショーで初披露するポルシェはその3台を目立たない奥に追いやるだけでなく、コンファレンスで「あんまりイジめんなよ」と若干逆ギレ気味の発言するなど、環境問題への反応ぶりは予想をはるかに超えたものだった。
 予想以上といえば、フランスメーカーの出展ラッシュを忘れるわけにはいかない。フランス勢にとってはアウェイ開催にも関わらず、ルノーは初見せのコンセプトカーと新型車を5台、プジョーも4台持ち込むなど、「ここはパリ?」と錯覚するような、大賑わいだった。
 逆に期待外れだったのは、欧州メーカーの新型車たちである。それ自体はどれもすごく魅力的だったのだが、いざ日本でと考えるとどれも大きくなり過ぎの感があった。アウディA4プジョー308ルノーカングーなどなど、どれも揃って全幅1.8mオーバー。衝突安全のためとはいえ、このままでは、縮小気味の輸入車市場がさらなる逆風にさらされる可能性大といえる。
 エコと肥大化。今年のフランクフルトは日本にとっては天気同様、ちょっと熱くなれないショーだった。



会場へはフランクフルト中央駅会場から歩いて行ける。幕張メッセもそのくらいアクセスがよいといいのだが…。地元ドイツ勢はどこも巨大な展示スペースを確保する(写真右)。



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