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| 食もクルマも素材にこだわればこうなる? |
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■■REPORT of Month
NEW ARRIVAL OF ASTON MARTIN DBS 文●九島辰也 写真●アストンマーティンジャパン 食もクルマも素材にこだわればこうなる? アストンマーティンなんていうと“映画の中のクルマ”という印象が強い。イメージはまさにボンドカーで、ジェームズのような風貌の人が乗っていそうだ。とはいえ、このところの販売台数の伸びは顕著で、ものすごい勢いで成長している。もちろん、日本での伸びもそれに準じ、2005年は110台だった数も昨年は229台に膨らんだ。つまり倍以上。もっというと04年は69台だったのだから、この加速は恐ろしい。なんて状況に拍車をかけるクルマが登場した。アストンマーティンDBSである。こいつはいわずと知れたバンキッシュSの後継で、ラインアップのフラッグシップに立つ。12気筒エンジンをフロントミッドにマウントし、リヤアクスルで後輪をドライブする。そのパッケージングは通例に則るが、今回は素材から大きく見直された。そう、全身カーボンファイバーだらけ。目的は大幅な軽量化で、結果1695kgまでダイエットに成功している。 具体的には、フロントフェンダー、ボンネット、トランクリッドなどがすべてカーボンファイバー製となる。そしてデザインはどこから見てもひとめでアストンマーティンとわかるものとなった。というか、じつは映画「カジノロワイアル」に登場したそのままの格好。つまり、映画はあからさまなプロモーションだったのである。それはともかく、デザイナーは“タフな男性がタキシードを着たイメージ”と語っていた。他のメーカーなら大きなリヤスポイラーでもつけそうなフォルムも、アストンマーティンはそれをせずに美しくまとめるという。この辺はイタリア系スーパーカーを意識したコメントかもしれない。 シャシーフレームはお得意のVH構造。DB9のそれと共有するが、クロスメンバーなどで補強される。そして今回ヘッドまわりが新設計となったオールアロイ製6L V12が搭載される。マックスパワーは517馬力。時速0kmから100kmまでの加速は4.3秒となる。トランスミッションはいまのところグラチアーノ製6速MTのみだが、いずれシングルクラッチのATあたり追加されそうだ。 さてさて、そんなプロフィールのクルマをフランス南部のリゾートで走らせたのだが、とにかくその走りには驚かされた。スタートはまさにジェントルなのだが、回転域が上がると獣のように吠えはじめる。そしてシートに押し付けられる加速。これまでもDB9やV8ヴァンテージはさんざん乗ってきたが、今回は確実にそれ以上といえる。しかも、足さばきは軽快で、12個のシリンダーを積んでいるとは思えないフットワークなのだ……。 なんて話しだすとここじゃスペースが足りない。まぁ詳細は別としてとにかくモンスターマシンであることはたしか。で、じつは価格も3270万円とモンスター。まぁあれだけ素材にこだわればそうなるわナ。納得! ![]() ●6L V12エンジンをフロントミッドに搭載し、リヤにトランスアクスル方式を採用する。これで前後重量配分はほぼ均等。最高出力517馬力を発揮するエンジンはインテークが白く覆われる。 ![]() ●ダッシュパネルは新設計ながら大きく変わらない。定員は2名でリヤはカバン置き場。シートはレカロ製。スターターに差し込むキーらしきモノはサファイアクリスタルからなる。 PROFILE九島辰也 ●モータージャーナリスト兼コラムニスト。自動車雑誌からファッション誌、サーフィン誌まで幅広く活動中。座右の銘は「付和雷同」。 |
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アストンマーティンなんていうと“映画の中のクルマ”という印象が強い。イメージはまさにボンドカーで、ジェームズのような風貌の人が乗っていそうだ。とはいえ、このところの販売台数の伸びは顕著で、ものすごい勢いで成長している。もちろん、日本での伸びもそれに準じ、2005年は110台だった数も昨年は229台に膨らんだ。つまり倍以上。もっというと04年は69台だったのだから、この加速は恐ろしい。




