梅図かずおさんの漫画”まことちゃん”で、主人公が夏休みを終えて幼稚園の生活に戻る時、名札代わりの名前の入った胸のハンカチを見て、「これはなんなのら〜」と驚くシーンがある。
昨日出社した僕の気分はまさに”まことちゃん”状態で、日常に戻って行くのに違和感があった。書類に目を通して会議を一つこなして、昼食を済ませた頃にようやく普段の自分に戻っていた。
そう言えば、ツーリング中、雨具を着たり脱いだり、どちらもツーリングの旅姿だが、繰り返している間にどちらが本来の旅姿なのか分からなくなった。4日間の走行距離は1,185Km。二日目の朝に京都駅でかみさんを拾い上げてからはタンデムツーリングになったのでさほど距離を走ってはいない。
さてさて、今回のツーリングの話をどこから書き出そうか考えている。やっぱり時間軸通りに書いてみようか。
初日は朝5時に中央自動車道 石川PAに集合だったのだが、前日飲み過ぎた。午前4時半に「遅れます。最悪京都のホテルで合流。」とメールを入れた後、また眠りに入ってしまった。神にかけて誓うが大雨が嫌だったわけではない。酔っ払い運転が嫌だっただけだ。体調も悪かった。
午後1時に出発した。京都市内のホテルまで一気に走る。宴会が始まるのは何時だろう。なにせ仲間5人は寄り道をしながらとは言え、朝5時には京都に向かって走り出している。迷わず東名高速道路を選んでひたすら雨の中進むが、厚木ICまではとにかくとんでもない渋滞だった。秦野中井辺りからようやく渋滞が解消される。雨は降り続けているが、完璧に雨対策をしているので苦にはならない。むしろ、渋滞で喰われた時間をどうやって取り戻すかが問題だ。どうしてもアクセルは開き気味になる。
鮎沢PAで雨が止んだ。ここでレインウェアを脱いだ。
先を急いでいるはずなのだが、思わず何時もの場所で写真を撮ってしまう。
雨は上がったはずだが、走行中に時々パラパラと来るのはご愛嬌だ。
鮎沢PAから浜名湖SAまでは一気に走り抜けた。首都高に入り前に給油したが、まさか途中無給油で浜名湖SAまで走れるとは思わなかった。フュエルタンク容量
17.8リッター18.2リッターもさることながら、LOW RIDERの燃費は意外に良い。リッター17Km以上で走っている。
浜名湖周辺は快晴、ここでレインウェアを脱ぐライダーが多かった。僕はちょっと気が早かったか。
ここでメールを仲間に入れる。宿泊予定のホテルにも電話を入れた。一息入れて給油を済ませすぐに走り出した。
第二東名高速の終わる三ヶ日辺りから岡崎に掛けてまた渋滞があった。少し焦る。
先を急いでいる。豊田JCT.で南側ルート 伊勢湾岸自動車道に入り、四日市JCT.で東名阪自動車道を経由して、亀山JCT.で新名神高速道路に入った方が時間も距離も短縮出来たはずだが、なぜか直進してしまい小牧JCT.から名神高速道路に入った。
多分、頭で南側ルートの方が早いと思っていても、急いでいる時は幾つものJCT.を経由するのを無意識に嫌ったのだと思う。
入ってしまったものはしょうがない。養老SAで一息入れる。雨は降っていないが風が強い。南側の空は雲だらけだ。
メールを見る。「宴会は7時開始だよ。」との白ドカさんのメッセージが入っていた。間に合うだろうか。間に合わなければ申しわけがない。
横風を受けながら京都に向けてひたすら走る。関ヶ原、米原、彦根、多賀、八日市、栗東、草津、大津と次々に標識が現れては消えて行く。そう言えば、
2009年の夏はFZ1で関ヶ原から東京まで馬鹿っ走りしたし、去年の5月はスポスタでこのルートを眠気に耐えながら走ったなと思う。
元気と言えば元気、根からの馬鹿と言えば馬鹿なんだろう。
京都東ICの標識が見えて来た。県道143号線で西進すれば京都市街だ。京都は市街に入ってしまえば道が碁盤の目のようなので迷うことはない。
午後7時ホテルに到着。宴会に間に合った。乾杯に一歩手前だった。

皆は浴衣姿で寛いでいるが、僕はライディングジャケットを脱ぐなり席に着き、ビールのグラスを握った。
なんとか間に合いました。
ヤマハ乗りのスズキさんへ
はい、初日を除いてはほぼ計画通りのツーリングでした。静岡で天気が急変しひょうが降って来たり、色々事件はありましたが。
じーじーさんへ
はい、またやっちゃいました。