あまりバイクブログに書くような話ではないのだけれど、年の瀬でもあるので来年の事を思って、少し真面目な話を書いて見る。
子供の頃は国会中継のニュース番組なんかを偶に見て、テレビに映っている難しい顔をしたおじさん(おじいさんも居た。)達が自分達を選んだ国民のことを考えながら、真剣に討議した結果、色々なことが決まるんだねと納得していた。
最近はどうなんだろう。日本の政治家だけでなく海外の政治家も含めて、誰も何も決められず慣れ合いの討議だけが進んでいるような気がする。と言うよりは誰も代表者、主体者のような顔はしておらず、どこかに黒幕が居てその代理同士が議論をしているように見える。互いの黒幕が同一人物なんじゃないかと言う気までして来ることがある。
それじゃ、ユダヤ教で言うところのゴーレム(泥人形)だよな。まあ、少なくとも国民の代表という匂いを持った政治家はそうそう居ない。
日本の課題は、明日も昨日の続きだと勘違いし、ボロボロのアメリカに国富を差し出しながら、その威光を笠に着て権力を保持しようとする官僚連中から、政治家が権力を引き剥がすことだろう。国民はまだ健全だから、権力が立法府に移ればこれからの日本はまだなんとかなる気がする。
問題はアメリカだ。オバマがアメリカ大統領候補として忽然と現れた時には、僕はアメリカという国の懐の深さに本当に驚いたのだけれど、この二年十ヶ月を振り返って見ると、きれい事や表面だけのインチキ政策が多く、彼はどこかの黒幕が”必要な時”に送り込んだ”つなぎのピエロ”である気がして来た。このまま何もしない、何も出来なかった大統領として来年には任期途中で、突然辞任するんじゃないのかな。共和党にはリック・ペリーがいるが、今のアメリカで共和党は勝てないだろう。次の大統領は今 副大統領をやっているジョセフ・バイデンで決まりだろうな。それでもアメリカは凋落を続けるだろうな。
ジョセフ・バイデンのアメリカと、習近平の中国に挟まれた日本か、日本を守る為にはエース級の首相が必要なんだろうが、候補の顔が浮かばない。
歴史には、偶然と必然があるのだけれど、僕の史観では、世の中で今起きていることは、地震や津波のような自然災害は除いて、英米中心主義と多極化主義の戦いや軋轢の影響や、世界政府樹立をめざす”奥の院”の人達の画策の結果に因る必然だったと感じている。仕組まれた、予定された悲劇が起きているというのが僕の認識だ。
来年はすべての膿出しで、大変な年になりそうだなという気がしてならない。仲間達に対して暖炉ぐらいにはなりたいけれど、燃料切れも有りうるな。それにまずは家族を守らなければならない。
以前にアイン・ランドの「水源」や「肩をすくめるアトラス」をブログに取り上げたので、ある年長の方から、君は”リバタリニアン”かねと訊かれた。意図を計りかねたが、正直にまさかと答えた。リバタリニアン、リバタリアニズム(新自由主義、超個人主義的自由主義)とは、あまりに日本的である僕の考え方とは相容れないものだ。単に今のアメリカのエリート層を支配する考え方に触れてみたくなって、二冊の本を読んだだけだ。
リバタリアニズムを主張するアイン・ランドの評価は、”一切の偽善を排して、真の自由の為に戦い抜いた保守思想家”ということになっている。二作の作品の中でも、”皆の為、社会の為”を主張する人々を、偽善者としてピエロのように仕立て上げることに成功している。
富を掠めとられる金持ちは馬鹿者だと言っていると同時に、資本家こそが富の生産を行い、労働者は富に寄生するだけの存在としている。合理的な自我主義を是とし、利他主義を排した。
色々な考え方があってもいいのだけれど、怖いのは彼女の本が、昔から全米のハイスクールに無料配布され続けて来たことだ。「水源」は、数百万部のベスト
セラーと言われているが、このロシア生まれのユダヤ人女流作家の作品は洗脳教育の為に無料配布された。因みに、彼女は、フィリプス・ロスチャイルドの愛人でもあった言われている。
1981年にレーガン政権が出来た時、アメリカは”小さな政府”の方向に舵を切った。”小さな政府”とは、社会における所得の再分配がなくなるということだ。当時 政策の後ろ盾になった経済学は、ミルトン・
フリードマンのマネタリズムであり、”シカゴ・ボーイズ”が政財界を跋扈した。そして、政策を思想面で支えたのが、このアイン・ランドのリバタリアニズム(新自由主義、超個人主義的自由主義)だと言われている。
その後、アメリカの労働者の賃金は年々低下、大企業の経営者の所得は大幅に上昇して行った。現在の階級社会、格差社会、二極分化社会の原点がレーガン政権の政策にあると言われている。
リバタリアニズムで洗脳された若者は、社会人になってもこう考えている。富める者が貧しい者を徹底的に支配するのが当たり前だ。気を付けろ、卑劣な者たちが富を奪おうとしているぞ。
途中、”揺らぎ”や政策の変更はあったのだろうが、結局、今日のアメリカは数%の人間に富が集中する一方、実質失業率は20%近く、失業保険は26週間で打ち切られ以後は失業者扱いされず統計から消える。食えない若者は軍隊に入って、イラクやアフガンに出稼ぎに行くしかない。まったくの無収入者が600万人を数え、国民の7人に1人がフードスタンプで生きている。5千万人は医療保険に入っていない。
刑務所の囚人数も、レーガン政権前には50万人程であったのが、今や囚人数は200万人を越える。何らかの矯正施設に入れられている人間は700万人だそうだ。
そして国の赤字は50兆ドルとも60兆ドルとも言われている。
そんな中、リバタリアニズムの継承者であるティーパーティーの連中は自分達のことばかりを考えている。
これからアメリカはどうなって行くのかと言うより、日本が買わされて来た国債の償還はすべて諦めてもいいから、これ以上は日本を巻き込まないで欲しいと願う。
9.11、イラクへの侵攻、キリスト教原理主義、ユダヤ・キリスト教、ネオコン、大伝道師 ビリー・グラハム、ビルダーバーグ会議、世界のエリート、二重基準、世界政府を目論む支配層、グロバリゼーション。
選ばれたごく一部の支配層のみが他の人間を奴隷のように支配するような社会が、アメリカから始まる気がしてならない。