2ストと電車をこよなく愛する工場長の徒然日記

 
« 水抜き剤 | Main | システムダウン Ver.2.0 »











プロフィール


最新記事
最新コメント
ヘタレ
ジムニー (03/02)




リンク
ネットワーク

店舗情報
ショールーム
在庫一覧
パーツ在庫一覧
店舗詳細


Goo-net Blog
GooWORLD Blog
GooBike Blog
昨今の バイク・クルマ メーカー / 2008年07月05日(土)
昭和50年くらいまでの バイクのエンジンって
すごく頑丈で
カブや CD125で 10万kmを越えてる車輌なんて
それほど珍しくありませんでした。
オイル管理をきっちりやって 無茶な使い方をしなければ
10万kmくらい、なんでもなかったんです。
メーカー側も、自社の製品に 自信と誇りを持っていました。


でも、昨今のバイクのエンジンは
3万km前後あたりで トラブルが出始めます。


はっきり言って、今どきのクルマやバイクは
チョーシいいなって思える状態で乗れるのは 6年くらいまでです。
長い経済不況により 新車の販売が落ち込んでいるので
『ある程度』経過すると 具合が悪くなってくるように
わざと造ってあるんです。
新車が売れないと メーカーは、もうかりませんからね。
新しいうちの、しばらくのあいだだけ
調子がよくて燃費も良いエンジンを投入し
新車への買い替え需要を引き出しているんです。
ですので、当然 『調子の良い中古車』も 存在しません。
エンジンや 足回りの具合がおかしくなってきたら
たいへんな金額のお金と時間をかけて
リフレッシュケアを実施するか
「そんなめんどくせーことしてないで 新車に買いかえちまえよー お客様〜」
というメーカー側の態度がミエミエです。


以前
HONDA・CAR'Sのベテラン営業マンの方との会話で
私が
「一般保証が 10年&20万kmとかいう
ヘビーデューティ仕様の特別仕様車 設定してくれれば
すこし高くても オレは そっち買うなー」
って言ったら

「やらないね。
 メーカーは 新車が売れなくちゃ もうからないから。
 いまのクルマは こわれるように造ってあるんだから」って話してました。

まさしく その通りで
超・有名な 某・メーカーのクルマは、10年前後・10万km前後で 
スイッチが入ったように あちこち こわれ始めます。

自動車メーカー・バイクメーカーの本音をバクロすると
「いつまでも長く乗ってないで どんどん新車、買えよ」 ってなる。
実際に CMで
『まだ乗れるけど、エコなクルマに買い換えよう!』なんて
言っちゃってるくらいですからね。
こわれるから新車が売れて、
買い替え需要で メーカーの利益が増大する構図です。



確かに 新型車が出ると、すぐ乗り換えるユーザーもいらっしゃいます。
でも、気に入ったものに ずっと乗り続けたいユーザーも存在します。

メーカーの考えを 簡単に訳すと
『こわれにくいクルマやバイクを造ると 次の新車が売りにくくなるから
 ある程度で こわれるように造ってる』 ってことです。
あまりにも バカにしてると思いませんか?
私は絶対、ゆるせない。


「でも、メンテナンスをしっかり やってれば
 長く乗り続けられるんじゃないの?」 って 思ったアナタ。
メーカーが取る、卑劣な手段があります。

低年式車に対して、メーカーは 非情きわまりない
『切り札』を放ちます。
『補充部品の 生産停止』

「あ〜〜  もう このバイク(クルマ)の部品は生産終了ですね〜
 なおせませんね〜  買い換えれば?」

あなたは ゆるせますか?

『自分の気に入ったモノは
できる限り なおして ホントの寿命がくるまで 使い続ける』
という考え方の私としては
いまどきの メーカーの モノづくりは 絶対に ゆるせない。

でも、しかたないっていう面が あるんです。
あなたが いま、お乗りになっている クルマやバイクは
どこのメーカーの部品を使ってますか?
タイヤは?  ランプ類は?  プラグは?  ウォーターポンプは?
よく見てみてください。
どうですか?


結局、大手メーカーから依頼を受けた
下請け・孫請け・ひ孫請けの 部品製作会社が納品します。
クルマ・バイクのメーカー側の態度は チョーでかいですよ。

大手メーカーの 部品調達交渉係りの発言。
「オマエんとこの部品を 今度の新型車に使ってやるから 
一品あたり、こんだけの値段で出せや」

依頼を受けた部品製作会社の 対応担当者。
「あの〜・・・  申し訳ありませんが、
その値段だと赤字になっちゃいますので
 あと1円、いや、50銭でいいから くださいませんか?」

大手メーカーの 部品調達交渉係りの発言。
「じゃぁ、よそにまわすわ。  オマエんとこは切るから

依頼を受けた部品製作会社の 対応担当者。
「すいまっせん!! やらさせていただきます!! (泣)」


こんなんで 良い物ができるわけないです。


その後・・・
大手メーカーの 部品調達交渉係りの発言。
「海外のほうが安いから 海外の工場で造らせるから。
 オマエんとこは もういいや」

クルマ・バイク メーカーに限ったことでは ありません。
数え切れないほどの部品製作会社が 簡単に捨てられ
こうして この国の技術と経済と
『モノ造りに対するプライド』は ズタズタにされました。



この記事のURL
http://blog.goo-net.com/honda-ota/archive/119
トラックバック
この記事へのトラックバックURL
http://blog.goo-net.com/honda-ota/tb_ping/119
コメントする
名前:
Email:
URL:
クッキーに保存
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク

コメント

通りすがりさま
共感いただき 光栄です。

「MADE IN JAPAN」 が 世界に誇れる日の再来を、
そして、全ての世代の人々が 不安なく暮らせる社会の構成を、
願い続けて やみません。


By:ヘタレ2008年07月14日(月) 18:27

工場長(ヘタレ様)のレス、誠に有り難うございます。
異業種とは言え私の職種も同じ様なコストダウン(天秤に掛けられ、経費削減)に
掛けられてますので。モノ作りに対するプライドを、へし折られてる様な気持ちで一杯です。

しかし拝読した限り、工場長様の様な方が居る事自体が「バイク乗りにとって」
嬉しく思います。何故なら自分も、旧いバイクを整備してます故に。

何にせよ「利益追求&効率主義」が、職人のプライドをへし折ってる事は確かですね。職人の国「日本」が、「企業利潤の国日本」へと様変わりする事は悲しい事です。

「プライドを持って仕事が出来る国」への原点回帰、夢物語でしょうが今一度…
「我々は世界を相手に、良い品を供給する事が使命だった事」へと、企業単位で
考え直して欲しいものです。後に続く若い世代の為にもですね。
By:通りすがり2008年07月12日(土) 00:05

通りすがりさま
核心を突いたコメント、ありがとうございます。

クルマの整備をしていて思うこと。
目に付きにくい 下回りのコストダウンは、ひどいものです。
さらに エンジン関係での 樹脂部品の多用。
高熱にさらされる場所にプラスチックを使ったら長持ちしないことは明白です。

バイクの整備をしていて思うこと。
カウルやタンクなどの外装部品を取り外して、ストリップで見たとき、
『ここまでコスト、下げてるのか…』って呆然とする事が多々あります。
コストダウンを強いられる部品製作会社に勤務されている方の顔と
車両の値段と、お客様の顔が 入り混じって脳裏をよぎり
とても気の毒な気持ちに さいなまれます。
壊れてしまった部品を 良くない新品部品に交換する、気の滅入る作業。
私自身、メーカーの片棒を 担がされているようで
こころが痛みます。

オレなら ここに補強を入れるのに・・・
オレなら こんな材質、使わないのに・・・
メーカーに部品を納入する製作会社の方々も 同じ思考だと思います。
でも、メーカーに コストダウンを強要されるから
品質を下げるしか、部品製作会社の選択肢は無い。
その結果が、リコールの嵐。 
リコールは メーカーにとって大変な大恥なのに
メーカー側は 羞恥心の意味を忘れてしまったらしい。


古い車両は、その車両ごとに 『クセ』があって
マニュアル通りに整備していたのでは調子が出にくく
各部をバランスさせた調整作業で 調子を出してゆくのが
整備士の 腕の見せ所でした。
メーカーと『職人』が協調し切磋琢磨しながら造り上げた
『誇り』の産物を整備して、調子を出してゆくのは楽しかった。
現在の車両は、多くの部品がモジュールで構成されていて
我々も、ただの『部品の交換屋』に落ちてしまいました。

By:ヘタレ2008年07月11日(金) 18:59

その昔、ホンダの創始者である本田宗一郎氏が云った「俺のトコロのバイクや車は、
最後の一台になるまで部品を供給する。それが売った側の責任だ。」と云う言葉が、
虚しくなりますね。

利益追求のト●タ方式は、間違っては無いけど(利潤追求の経営的にはね)。
しかし技術立国(技術者が、この国を戦後の焦土からの復興へと捧げた人生)から
転落してのこの国の先は、既に無いのかも知れません…>残念ながら。

手を汚して初めて技術者、自社の製品に誇りを持てるのが販売者。
その様な人が少ない事には、残念でなりません…。
By:通りすがり2008年07月10日(木) 06:14