2ストと電車をこよなく愛する工場長の徒然日記

 
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『いいオイル』って どんなオイル? / 2008年12月06日(土)
「いいオイル 入れてくれよ」 とか
「オレは いいオイル使ってるから」 とか
けっこう 耳にしますね。

『いいオイル』って、いったいどんなオイルでしょう?

レーシングチームが マシンに使っているオイルでしょうか?

いまどき はやりの 超・低フリクションオイルでしょうか?



ここでは、4ストのエンジンオイルに限定して考えてみましょう。


たとえば、レーシングオイル。

これは 1レースのあいだだけ
オイルとエンジンが もてば良いので
清浄剤や酸化安定剤は ほとんど添加されていません。

純粋に、
連続高回転・高負荷 対応をねらって調合されていますので
通勤やツーリングなどに使うと
スラッジがすぐに発生し
エンジンを痛めてしまいます。

どうしても レーシングオイルを使いたい方は
エンジンを停止させた時点で 毎回、オイル交換をしましょう。

お金、かかるし 手間も たいへんですね。
すくなくとも 日常ユースでは『いいオイル』とは言えなさそうです。




超・低フリクションオイルは どうでしょうか?
一時期、『体感できるオイル』なんてのが ありましたねー

低フリクションオイル指定として 開発されたエンジンなら ともかく
10W−40 指定のエンジンに
0W−20 なーんて、サラッサラなオイルを入れると
設計基準油膜と 油圧が確保できなくなり
エンジン内部の いたるところで カジリが出て
やっぱり、エンジンを痛めてしまいます。
これも『いいオイル』では 無さそうです。




『いいオイル』に あてはまる正解は
『そのエンジンと ユーザーの使用方法にマッチしたオイル』です。

簡単に言っちゃうと、『適材適所』







現在、修理工場では
クルマ用として 4種類のオイル、
バイク用として 5種類のオイルを使い分けています。

オイル缶の 置き場所確保の問題や コスト面では 
決して うまい方法では、ないです。

でも、お客様には 自信もって
「そのような御使用状況でしたら、このオイルがおすすめです」
って 的確なアドバイスができて
その車両に 長く、快適に乗っていただきたい。

もちろん、価格の高い
オーバークォリティのオイルを売りつけることなど
絶対に しません。   

『適材適所』ですからね。



数字でしか物事を判断しない 安直な経営者だったら
「もっと仕入れの安いオイルを高く売れ! 
 種類を減らしてコストさげろ!」
などと どやされるとこでしょうが
ウチの社長は 大目に見てくれているようで 感謝しています。




オイル交換の時期も クルマやバイクの御使用方法により
おおきく異なります。

同じユーザー・同じ走行距離でも
オイルの汚れ方は、季節によって変化します。


クルマのお客様の 御使用状況は
だいたい把握していますので
『次回オイル交換する距離』のステッカーは
お客様によって それぞれ距離数を変えて 貼っています。


『次回オイル交換する距離』の
ステッカーを貼る必要の無いお客様もいらっしゃいます。
エンジンと オイルの状態を理解していて
御本人が オイル管理を決定していますので
あえて 私が介入しなくても大丈夫。



クルマ、バイク ともに
エンジンオイルの交換工賃は いただいておりません。

使った量の オイル代のみです。

でも、外車や 一部の特殊車は
申し訳ありませんが お断りさせていだく場合や
作業工賃を 御請求する場合があります。

外車に関しては 工具の規格が合わない例が多いこと。

一部の特殊車とは
リフトに入れないくらい 大きな車体のクルマや
カウル、アンダーガードの取り外しが必要な車両などです。

もとより、不正改造車は 一切 お断りいたします。
国土交通省より許可を受けております 認証工場ですので
御理解 お願いいたします。





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