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新規参入ゼロの世界に挑むサムライ
これを20年続ければ「壁」は崩れる Goo注目のクルマ LEXUS IS F ・総合ページ ・中古車を探す
ブランドを築き上げるためには、突出と継続が必要ではないだろうか。まず、何らかの突出した優秀性を見せつけ、人々の脳裏に印象を刻む。そしてその優秀性を、長年にわたって継続するのである。 高級車と呼ばれる分野においては、戦後のブランドで、そこに割り込めたものはただのひとつもない。ロールスロイス、ベントレー、メルセデス・ベンツ、BMW、キャデラック……。すべて戦前から存在した。この60年間、新規参入ゼロなのである。それほどまでに壁の厚い世界だ。 ![]() そこに果敢に挑戦し、少なくとも北米大陸において見事に成功したのが、トヨタのレクサスだ。レクサスは、まず初代LS(日本の初代セルシオ)が突出した静粛性を見せつけ、その優秀性をアピールした。フランクで新参者に優しい北米市場は、すぐにレクサスを認知した。 あれから20年弱。もはやレクサスは、アメリカでは押しも押されもせぬ高級車ブランドになっている。 が、北米ほどフランクではない日本や欧州市場では、まだまだだ。レクサスが高級車ブランドとして世界中で認知されるためには、さらなる突出と継続が必要なのである。 このIS Fは、見事な突出を見せている。その走りは実に強烈で、しかも驚くほど快楽的だ。このクルマは言わば、レクサスのAMGでありM3なわけだが、最新のAMGやM3よりも、エモーショナルな部分においては勝っているほどだ。レクサスは静かなだけが取り得ではないことを見せつけてくれた。 レクサスはIS Fで、突出することに成功した。あとはこれを、最低20年作り続けることだ。
●プロフィールレクサスISに最高出力423psの5L V8を積んだスペシャルモデル。0.1秒での変速が可能となる「8-Speed SPDS」や専用チューンのサスペンションなど、すべてが特別仕立てである。 Text:清水草一 Photo:K-Kump/トヨタ自動車
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