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日産 スカイライン 2007年02月14日(水)
第3世代スカイラインの鏑矢となったV35
今、改めて評価したい走りの資質


表紙のクルマ
NISSAN SKYLINE
平成14年式:250GTm              ・総合ページ  ・中古車を探す 


 V35スカイラインは、スカイラインの長い歴史のなかで初めてV6エンジンが搭載されたモデルだ。それまでのスカイラインは、かたくなにV6エンジンを搭載しなかった。では日産はV6エンジンを否定していたのだろうか?
 そんなことはないだろう。Z、セドリックグロリアなどV6エンジンを搭載するモデルは、同時期にもたくさん存在した。しかし、スカイラインには搭載されなかった。
 その理由のひとつにはスカイライン=直6というイメージがあったこと。ひとつにGTーRにRB26DETTを載せる必要があったことなどがある。
 ではV35にはどうしてV6を載せたのだろう。それは、スカイラインというクルマのキャラクターに合ったV6エンジンができたから……と私は理解している。言い替えれば、スカイラインのキャラクターに合わせてV6エンジンをチューニングしたということだ。
 クルマはその歴史のなかで、守るべきアイデンティティがある。そのアイデンティティをなくしてしまうことは、自己を否定することになってしまう。先代のV35スカイラインにV6が積まれたとき、そのアイデンティティが失われたと感じた人がいた。しかし、エンジンの形式だけがクルマのアイデンティティを決めるものではない。
 古い概念に捕らわれて、進化を止めてしまうような薄っぺらなアイデンティティより、進化を求めて古さを捨てたスカイラインには、改めて拍手を送りたい。
 進化の過程では、大きな変革も必要なのだから。


●長い歴史を持つVQ型エンジンをスカイラインに合わせてチューニング。それは新たなスカイラインの歴史の始まりでもあった。





●R32から飛躍的に進化した日産のサスペンション。シャシーのパフォーマンスを見せつけるものだ。







●空力についても徹底した研究が行われ、高い安定性を実現している。








PHOTO:日産自動車 TEXT:諸星陽一

 
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