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マツダ ロードスター 2007年05月30日(水)
雨の日のドライブも悪くない
そんな気分にさせるオープンカー


表紙のクルマ
MAZDA ROADSTER 平成18年式:VS RHT
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 走るのが楽しいシチュエーションはどんなところ?とクルマ好きに質問してみると、それこそ道の数だけ答えが返ってくる。
「夜の首都高、峠道」なんて某有名コミックを地で行くような硬派の王道もいれば、「真冬、真夜中、圧雪路」なんて屈折路線の人もいる。
 その理由をたずねると、前者は「クルマの挙動を制している快感、コーナーの緊張感」だと言う。ちょっぴり背徳のスリルもあるようだ。後者は「朝イチで描くシュプールがオレを待っているから」と昭和の香りのする意見をのたまった。
 この2つのケースは、「走りそのものを楽しむ派」と、「前菜を楽しむ派」がいるということだろう。ゼイタクにもオープン2シーターの走りの楽しみは、その両者を併せ持っていると言っても過言ではない。
 子供の時分、買ってもらったばかりの自転車に乗りたくて、雨が降っていても遊びに出かけた経験はないだろうか? ちょっと元気のいい男の子なら、昔はフツーのことだった。
 子供のころはハレ(非日常)と日常の境目があいまいだ。新しい自転車にまたがるだけで、ハレの気分になれる。近所のオバサンの冷たい視線など問題ではない。新しい自転車の立てる乾いた音と、友達に見せる至福の瞬間が待っているからだ。
 かつてフツーの男の子だったなら、この気持ちがわかるはずだ。あのハレの時間を取り戻したい、なんていう人が増えているのも事実。ビッグバイクが中高年に売れているのはその証だ。そしてまたロードスターも「男の子」の期待を裏切らない。2人しか乗れない小柄なボディは、雨の日でも走りたくなるハレの要素をたっぷり持ち合わせている。
 ましてや、五月晴れの空の下を走らせるなら……。オープン2シーターにかなうクルマはない。



ロードスター後ろ姿2態は、どちらがお好みだろうか? 電動ハードトップがかぶさった状態だと、なおさら小柄に見える。キャビン内部はクローズド状態でも意外と閉塞感はない。




オープン状態で乗り込むとき、ルーフを気にするわずらわしさのないことの新鮮さに気づく。オープン2シーターの醍醐味のひとつだろう。ドアの開閉音も現行モデルはグッと大人びた音になった。






Text:編集部 Photo:中村宏祐

 
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