ポッと出のスポーティセダンとは違う
歴史と血統に裏付けられた生粋のスポーツセダン
表紙のクルマ
NISSAN SKYLINE 平成18年式:350GTタイプSP ・総合ページ ・中古車を探す
昭和32年に初代が誕生して以来、スカイラインはある種、特別な存在として歴史を重ねてきた。いや、ある使命を背負わされ続けてきたがゆえの結果がそのようにしているのか……。
スカイラインは歴代モデルを通じて、数々の輝かしい功績と伝説として語られる名勝負をモータースポーツの世界で演じてきた。これが、スカイラインの方向性を確固たるものとした。「スポーツセダン」として生きてきたスカイラインのキャラであり、「スポーティでなければスカイラインではない」という使命である。
ファミリーカーの最右翼がミニバンへと移り変わっていき、セダン離れが進んだ1990年代半ばから後半。おそらくではあるが、スカイラインはスポーティ路線からの脱却も視野に入れていたかもしれない。だが、大きな使命が呪縛になり、それは許されなかった。丸型テールランプが採用されなかった11代目がその象徴で、ファンからの大きなブーイングでのちにテールランプが丸型になったほどなのだから、路線変更は無理だったのだろう。
現在、世界中のセダンがスポーティ&プレミアムを全面にアピールしている。ここ日本でもやっとセダンが復権してきた。スカイラインも呪縛が追い風に変わり、現行モデルとなる12代目で大きな飛躍を遂げた。
もし、あのときにスポーティ路線から脱却していたら、大きくレベルアップした今の姿はなかっただろう。それほど現行モデルのパフォーマンスは優れている。もともと快適&高級を旗印にしてきたクルマとスカイラインを比べてもらっては困る。スカイラインは半世紀もの間、スポーティ路線一本で進化してきた生粋のスポーツセダンなのだ。
現行スカイラインのコンセプトは明確で、一時期の迷いのようなものは感じられない。歴代最高のスポーツセダンだ。
前53対後47の重量バランス、4輪アクティブステア(4WAS)による高いコーナリング性能など、スポーツセダンとしての資質はかなり高い。
新型エンジンはレブリミット7500回転で、315馬力のハイスペック。エンジンサウンドも心地よい。
マニュアルシフト付きの5ATが、走りの質を高める。ショックのない滑らかなチェンジシフトは秀逸。シフトダウン時にはエンジン回転数をシンクロさせる。
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