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ホンダ ステップワゴン スパーダ  2008年01月23日(水)
弘道おにいさんによく似合う!?
その「主な成分」は家族のシアワセ


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HONDA STEP WGN SPADA
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 NHK『おかあさんといっしょ』で、12年間体操のおにいさんをしていた佐藤弘道さんは、もうすぐ40歳だが、いまだママ層に絶大な人気を誇る、サワヤカおにいさんである。

 ある日、家人がテレビを見ていたところ、その弘道おにいさんが愛車とともに登場し、「クルマ、大好きなんですよ〜」とコメントしていたという。弘道おにいさんの愛車とは、いったい何だったのか。

「それが、私には名前はわかんないけど、ワンボックスだったのよ〜」

 家人は、いかにもガッカリした口調だった。家人の言うワンボックスとは、ミニバンのことである。我が家では、ミニバンはクルマ好きの乗るクルマではないという共通認識があるのである。

 が、私は思った。弘道おにいさんが、ワンボックスもといミニバンでのドライブが大好きというのは、実にスバラシイじゃないかと。

 弘道おにいさんは子だくさんだという、おぼろげな記憶があったからであった。確か子供が4人くらいいたはず。芸能界で子だくさんと言えば、橋下弁護士か弘道おにいさんかというくらいで、子供が4人もいれば、ミニバンを選ぶのが当然であり、しかもパパが弘道おにいさんならば、それこそ絵に描いたようなシアワセな家庭じゃないか!

 が、調べたら、弘道おにいさんには子供はふたりしかいなかった。ガックリ。

 しかし、ミニバンが現代日本を代表するファミリーカーであることは間違いなく、その1台1台には、家族のシアワセがいっぱい詰まっていることもまた、間違いないのである。



 
トランスミッションは2リッター版は4速ATだが、2.4リッター版ではFFがCVT+パドルシフト、4WDは5速ATとなる。
 
写真の内装はスパーダ専用色である「クールブラック」。通常グレードの内装カラーはブラックまたはココア


●プロフィール
両側スライドドアとなった3代目ステップワゴンのスポーティバージョン。通常グレードは2リッター直4エンジンを基本とするが、スパーダには2.4リッターi-VTECも用意される。





Text:清水草一 Photo:K-Kump/Honda


ホンダ ストリーム  2007年09月19日(水)
ミニバンのよさは積載性だけ
そんな時代は終わりました


表紙のクルマ
HONDA STREAM  平成18年式:RSZ
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 世のなかのクルマ好きなお父様方。本当はどんなクルマがお好みですか? 「クルマは家族のためのもの」としっかり割り切れているなら箱形のミニバンでもなんの不満もないでしょう。今のクルマはミニバンでもそれなりに走ってくれちゃいますからね。
 問題は「本当はスポーティなクルマに乗りたいんだよなあ。でも2台も持てないし」と自由なカーライフに未練たらたらのお父様方。スマートなボディ、キビキビしたハンドリング、パワフルな走り……。そんなクルマのスポーティな部分を楽しみたいのに、2人の子供と奥様とご両親のことを考えると、どうしてもミニバンを選ばざるをえない。つまり、スポーツカーは選択肢からはずれてしまう……。
 おそらく数年前までは、全国各地のお父様方の頭のなかでこんな葛藤があったはず。だがしかし、いまの自動車メーカーはさまざまなユーザーのニーズにこたえてくれる。大人数が乗れて走りもかなりハイレベル、そんなミニバンだって、ちゃんと用意されているのです。
 そのうちのひとつが、今号の表紙を飾ったホンダストリーム。とくに平成18年7月のフルモデルチェンジ以降、そのスポーティさに磨きがかかった。とくにトップグレード「RSZ」は専用エアロや専用チューニングサスペンション、17インチアルミホイールといったパーツを装備し、とびきりシブく仕上がっている。このRSZなら、箱形ミニバンでさみしい思いをしていた世のお父様方の溜飲も下がるはずだ。
 さらにゴルフや釣りといった趣味の遠出だって、格段に快適になるはず。次のクルマの選択肢として、ぜひ考慮しておいてください。








●「これがミニバンの運転席?」と思ってしまうほど、タイトに決まったコクピット。ブラック基調でかっこいいですね。





●6人フル乗車でも全員快適。とってつけたような3列目ではありません。家族みんなが満足できる、欲張りなクルマなのです。






Text:編集部 Photo:本田技研工業


ホンダ ステップワゴン  2007年07月04日(水)
思いっきりかかってしまった
ビックリ楽しいステップワゴンマジック


表紙のクルマ
HONDA STEPWGN 平成17年式:G・Lパッケージ
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 うわっ、マジ広いって! プロレスできんじゃない、コレ。ちょっ、こっち座ってみなって!
 まだ学生だった11年前、友人と東京・青山のホンダ本社ショールームに行ったときのこと。お目当てはデビュー間もない初代ステップワゴン。登場前から話題だったクルマだけに、とりあえず見たい!と、勇み足&鼻息荒く駆けつけたのだった。
 で、冒頭のはしゃぎっぷり。20歳過ぎだというのに、新しいオモチャを手にした子供のように遊んでしまった……。それくらいステップワゴンの車内は広くて、今まで味わったことのない魔法の空間だったのだ。
 それから社会人になり、この業界に入って、たくさんのクルマを見て、触れて、乗る機会に恵まれてきたけれど、あのときに似た興奮はなかなか味わえない。
 そこに登場した現行モデルの3代目ステップワゴン。このクルマをナマで見たときもビックリしたなぁ。
 まず、見た目が小さい。ライバルと比べるとスゴク小さく見える。「あれれ、こんな小さくなっちゃったの?」って思うくらい。たぶんショートノーズ&全高が低くなったから、そう感じるんでしょうね。
 けど、車内に入ると狭くない。これが2回目のビックリ。「ウソッ、広いじゃん」って。実際、車内寸法は2代目と同じだけど、外見の印象が強くて、余計広く感じるのか。
 で、車内のオモシロ装備で3回目。フローリングフロアにサブミラー、障子風サンルーフ……「なんじゃこりゃ」の連発! よくこんなの考えたなぁと感心しきりだった。
 どうやらステップワゴンはビックリさせる魔法を持ってるようだ。



●全高は75mm低くなっているのに、室内高は同じ(いずれも2代目比)。このマジックこそホンダが誇る低床プラットフォームの恩恵。




広い室内を演出するのにひと役買っているインパネデザイン。計器類の表示はダッシュボード奥に配置された横長のディスプレイにまとめ、前方視界をスッキリさせている。





3列目シートでも広々感を味わえるのは、さすがといった感じ。シート自体の座り心地も◎。





やわらかな光が射し込むサンルーフは、白色の合わせガラスを使用する優れもの。





これがウワサの室内確認用ミラー。ユーザーにはとっても好評らしい。






Text:編集部 Photo:犬塚直樹・本田技研工業


ホンダ CR-V  2007年04月11日(水)
予想を超えたグレードアップ
プレミアムSUVに変身したCR-V


表紙のクルマ
HONDA CR-V
平成18年式:ZXi                          ・総合ページ  ・中古車を探す 


 初代CRーVがデビューしたのは平成7年10月。そのころのご時世は、バブルのはじけた不況感が極まっていたころ。
 しかし初代CRーVは、世のなかの不況感をよそに、初代エスクードやこれまた初代のRAV4とともに、ライトクロカンというジャンルで売れまくった。
 この初代CRーVは、とにかく室内が広くて荷物がたくさん積めた。おまけに、前席左右と後席へのウオークスルーといったミニバン的要素も持っており、レジャー用のトランスポーターとしてとにかく便利だった。クルマのキャラクターを擬人化するなら、マジメで働き者の善良なオトーサンといった感じ? そんなやさしさが受けたのか、初代CRーVは大人気車となる。
 2代目のCRーVも初代のコンセプトを受け継いだうえで、質感を上げてきた。しかし、コラムシフトやセンターウオークスルーに見られるような、ミニバン的なトランスポーターの要素はきっちり残して、初代のテイストをキープしている。
 昨年登場した現行CRーVはというと、これはかなりのイメージチェンジを果たした。それもかなり上級志向にシフトしている。外観もインテリアも上質感をグンとアップ。ホワイト系の革シート仕様が似合う、オトナのSUVに大変身した。
 でも、エライのは先代までの美点を昇華させたうえで、キッチリ残していること。それはラゲッジの使い勝手と余裕のキャパシティだ。インテリアは先代まで続いた後席へのウオークスルーは廃止されたが、左右方向へはスムーズな移動が可能。車内で着替えたりするレジャーユースに便利な機能も残している。
 上級志向に移行しながらキープコンセプトも果たしたCRーV。オイシイところどりで、売れているのも納得できるクルマなのだ。


  
左から、初代、先代、現行の順にCR-Vのインパネを並べてみた。注目したいのはシフトレバーの位置。完全なコラムシフトの初代から、メーター横のインパネシフトの先代、センターコンソール下のインパネシフトの現行へと変化していく。共通しているのは、前席左右のウオークスルー。RVとしての使用を考えると便利な仕様なのだ。



IHCC(インテリジェント・ハイウェイ・クルーズコントロール)を装備したZXiのメーター。自発光メーター内に、燃費・前車との距離などさまざまな情報が表示される。





Text:編集部 Photo:中村宏祐


ホンダ フィット  2007年04月04日(水)
走れる、積める、使える、etc
超マルチカー・フィットはスゴかわいい!


表紙のクルマ
HONDA FIT
平成13年式:1.3A                          ・総合ページ  ・中古車を探す 


 コンパクトカーで長距離を走る。それも日帰りで1000km近くも……。仕事とはいえ、なんとも辛い苦行になりそうだった。
 フィットがデビューした平成13年の秋に本誌の「500マイル実走企画」で、「長距離走ればクルマがわかる」と題して、ホントに500マイル(800km)以上走り、鈴鹿サーキットまで行って試してみたのだ。
 これが驚きの連続だった。まず、室内の広さに驚かされる。リヤシートを倒せば、その広さは同行した2Lクラスのワゴンといい勝負、いやそれ以上? 空力に優れたボディは100km/h走行時なら、ほとんど風切り音も気にならない。うるさくないから長時間走っても疲れない。
 なにより驚かされたのは、少々偏執的なエコランをする担当者であったとはいえ、復路の中央高速で平均燃費が24km/Lを記録したこと!
 フィットの燃費のよさは話題になっていたが、まさかここまでとは……。復路のスタート時に満タン(40L)にして、高速を降りてすぐに給油したとき、20Lしか入らなかったのだ。480kmも走ってこれしか食わないなんて、少食すぎます。
 CVT車はブン回して走ると燃費が悪いというけれど、Sモードで街なかを小気味よく走っても12km/L。レギュラー仕様だし、まず文句はないだろう。リヤシートに大人が座っても4人なら十分長距離ドライブのできる広さもあるし。
 デビューから早5年が経ち、そろそろフルモデルチェンジの声も聞かれるが、走行性能とユーティリティの実用性はまだまだ一級品。コンパクトカーというと女性が乗るかわいらしいクルマ、なんてイメージもあるが、フィットの底力はまだまだ侮れないのだ。



観葉植物を室内に立てて入れているカットがカタログにあるので実践してみた。リヤシートを上げたフロアに、実測130cm強の鉢植えがホントに入った。







5人乗車できる状態のラゲッジでも、ダイニングチェアが2脚収まる。もちろん、この状態でリヤゲートを閉めても椅子に当たったりしない。






フィットに高効率スペースユーティリティをもたらしたセンタータンクレイアウト。ガソリンタンクは前席下に配置される。車体設計者の話によると、スペースを生み出すためのデザインを考えて、毎日ラフスケッチを描いては消し消しては描いていたら、白く残っていたのが前席下だったとのこと。





Text:編集部


ホンダ ストリーム  2007年03月28日(水)
ブームの転換期となる新たな価値
それはこのクルマから始まった


表紙のクルマ
HONDA STREAM
平成18年式:2.0RSZ                          ・総合ページ  ・中古車を探す 


 ミニバンの歴史を振り返ってみよう。1990年に登場したエスティマによってミニバンが認知され、その後94年にデビューしたオデッセイの大ヒットでミニバンブームが巻き起ころうとしていた。
 このころから各メーカーのミニバンラッシュが始まり、96年にステップワゴン、97年にエルグランド、99年にMPVと、次々にヒットモデルがデビューした。このころのミニバンは室内を広く、シートアレンジを豊富に……という方向が主流だった。
 もう少し広くクルマの流れを見てみると、90年代初頭はパジェロをはじめとしたクロカンブームが最高潮を迎えていた。それが90年代半ばから後半になると、レガシィツーリングワゴンアコードワゴンなどのステーションワゴンが、アウトドア志向のユーザーだけでなく、使えるファーストカーとしてヒットしていた。
 このワゴンブームの終わりは、1台のミニバンの登場がきっかけだったのではないか。それが2000年にデビューした初代ストリームだ。
 それまでのスペース効率優先のミニバンとは違い、背が低くスタイリッシュなストリームは、ミニバンに「走り」という新しい価値観を持ち込んだ。3列6人乗りのシートレイアウトの3列目はあくまでエマージェンシー的。そう、通常は2列シートのワゴン的存在だったのだ。
 そのストリームが昨年フルモデルチェンジをして2代目へと進化。よりワゴン的なスタイルと、より進化した走りの性能を手に入れた。とくにその走りは、ミニバン・ナンバー1では……というほどのポテンシャルを秘めている。ますますワゴンユーザーの琴線に触れそうな存在だ。



よりスタイリッシュになった新型だが、居住性はアップ。とくに3列目がしっかりした。



2WD車の全高は1545mm。1550mm以下が多いタワーパーキングでも駐車可能だ。







エンジンは1.8Lと2Lを用意。どちらも燃費とスポーティさを兼ね備えたi-VTEC。





走りを支えるのはしっかりしたボディ剛性感。低床低重心ボディの恩恵も高い。





Text:編集部 Photo:本田技研工業


ホンダ ストリーム  2007年03月07日(水)
7人乗りでも美しいエクステリア
ホントに必要なミニバンってなんだ?


表紙のクルマ
HONDA STREAM
平成12年式:iL              ・総合ページ  ・中古車を探す 


 ワゴン型ミニバンの先駆者的メーカーと言えば、やはりホンダだろうか。ストリームから見ると先輩にあたるオデッセイがデビューしたのは平成6年10月。車高の低いミニバンになった理由は、ワンボックスタイプのクルマを造ったことのなかったホンダの生産ラインでは初代オデッセイ以上の車高は造れなかったからだという。
「怪我の功名」みたいなオデッセイの思わぬ大ヒットに続け……というわけでないだろうが、ストリームは2Lクラスのワゴン型ミニバンとして颯爽と登場した。
 ストリームがデビューした平成12年は、初代ステップワゴンと2代目セレナのボックス型ミニバン同士が大混戦を繰り広げていた時期で、翌年にはヴォクシーノアがデビューする。そんななか、ワゴン型のストリームはじつに新鮮だった。
 全高で1.6未満の車高は大抵の立体駐車場に入る。たしかにサードシートはエマージェンシー用だけど、いざというときに合法的に7人乗車ができるのは、そんなシーンに出くわしたことのある人なら、ありがたいと思う装備だ。
 なによりエライのは、その走り。いかにもホンダ車らしくキビキビしたハンドリングと小気味よい加速は、7人乗りのミニバンであることを忘れさせてくれる。たしかに、居住性は室内高の高いボックス型ミニバンと比べるべくもないが、重心の低い安定した走りは長距離を走るにつれて違いがわかる。
 広さを求める奥さんや子供の選択とドライバーたるお父さんの気持ちは一致しないもの。しかし、冷静に考えると7人乗車のニーズはそうあるものではない。ここは賢く中庸の道を選ぶと、じつはもっとも上手な選択となる。ストリームはそんな魅力のあるクルマなのだ。 


エンジンをショートノーズに押し込めて、室内をめいっぱい大きくとったレイアウト。ボディを曲線でつないだ流麗なラウンドフォルムで、デビュー当時はミニバンクラスのなかで抜きん出た空力性能を誇った。




全長4550mmと5ナンバー車として普通のサイズでありながら、セカンドシートは240mmの前後スライドが可能でゆとりの乗車ができる。





ラゲッジの奥行きに至ってはLクラスワゴン以上。ホイールハウスの出っ張りも小さく、積載性は見た目以上に優れている。





Text:編集部


ホンダ モビリオ  2007年01月31日(水)
全長4mのコンパクトボディで7人乗り
プチバンはパッケージングのお手本なのだ


表紙のクルマ
HONDA MOBILIO
平成13年式:1.5A              ・総合ページ  ・中古車を探す 


 排気量を乗車定員で頭わりすると、わずか214t強。バイク並みの排気量しかないのか、なんて思うが、こんな算術は野暮というもの。コンパクトカー並みの1500tのエンジンなのに、7名の乗車定員の「プチバン」は、いかにも日本的なクルマだ。
 別に自虐的な意味合いで言っているわけではない。徹底的に工夫を重ねて、高機能かつコンパクトな製品を造る、日本のモノ造りは世界に誇れることだといまさらながら思う。
 そういう意味で ホンダのミニバンラインアップのボトムゾーンにいるモビリオは、まさに日本的なクルマだ。モビリオのベースとなったのは、大ヒットモデルのフィット。好燃費とパッケージングのうまさで一躍有名になったフィットの秘密は、ガソリンタンクを車体中央に配置したセンタータンクレイアウトにあるが、これはじつに簡単な理由から生まれたという。
 デザイナーが車内スペースを徹底的に有効活用するために、来る日も来る日もキャビンレイアウトを鉛筆で描いては検討しているときに、まったく汚れていない部分があることに気づいた。それがクルマ中央のフロア下、つまり前席下だったというわけ。あっけないくらい簡単、しかしやり遂げるまで徹底的に工夫するのがニッポン人なのだ。
 フィットはコンパクトカーながら、驚異的な室内スペースを誇る。そのフィットを基本に、ベース車をはるかに上まわるスペース効率のよい真四角のボディを載せる。全長4mながら大人が7人乗れる室内空間は、こうしてできあがった。
 もちろん、細部まで行き届いた工夫に手抜きはない。平成13年デビューですでに6年が経過したが、モビリオはいまだにユニークなプチバンとして元気よく走っている。




●センタータンクレイアウトによる低床空間は、室内の縦方向に大きなゆとりを生んだ。シートアレンジでできる室内の高さは、本誌の実測で1300mm強ある。




●サードシートは子供用とよく言われるが、ニースペースはそれなりに確保されているため、大人でも短距離なら我慢できるレベルにある。




●ドアを開けて傘の開閉をするなんて日常生活でよくあるシーン。モビリオはドアに8度の前傾角度をつけることで、乗り降りを楽にしている。





Text:編集部


ホンダ オデッセイ  2007年01月10日(水)
ひたすらにカッコよく、走りよく……
それを追求して生まれたミニバン


表紙のクルマ
HONDA ODYSSEY
平成18年式:アブソルート                 ・総合ページ  ・中古車を探す 


 両側スライドドア、室内高1300mmオーバー、多彩なシートアレンジ、2.5Lクラス&3Lクラスのエンジン……ミニバンに求められる要素は数々ある。ミニバンブームが巻き起こってから10年余りで作り上げたこの要素をいかに満たすかが、現在のミニバンに重要なポイントとなっているのは間違いない。
 しかし、初代のデビュー以来じつに12年、ミニバンの必須ポイントを持たないにもかかわらず、ミニバン人気の火付け役ともなった1台のクルマがある。それがオデッセイだ。
 ヒンジドアを採用し、背が低く、同サイズのボックス型ミニバンに比べると室内はお世辞にも広いとは言えない。さらにシートアレンジもシンプル。でも、歴代オデッセイはベストセラーになっている。
 それはなぜか? 「ミニバンらしくない」と言ってしまいたくなるほどのカッコよさと走りの楽しさを持っているからにほかならない。
 3代目となる現行モデルは、そのような初代からのコンセプトを受け継ぎつつ、さらに昇華。オデッセイ史上もっとも流麗なスタイルと、高い走りの洗練度を持っている。とくに走りの面に関しては、さすがVTEC&低重心プラットフォーム。シャープな加速とキビキビしたハンドリングはミニバンとは思えないレベル。走りのグレード「アブソルート」は、さらにそれが強調されている。
 3列のシートを持つミニバンだが、実用性よりもスタイルと走りをひたすら追い求めたオデッセイ。ありきたりなミニバンに飽きたら、一度乗ってみてはいかがだろう。



平面的でスペース効率を優先する傾向にあるミニバンのなかでは異色のインパネ。抑揚のあるデザインは、エクステリア同様に優雅で、スポーティなイメージを演出する。





細く切れ長のヘッドライトはフェイスデザインを引き締め、スポーティ感を際立たせる。





足もともスポークホイールがスタイリッシュな





アブソルートに搭載されるエンジンは、200馬力の2.4L直4・i-VTEC。赤いロゴホンダ伝統の走りの血統を表す。







●低床&低重心プラットフォームの恩恵で、現行モデルの全高は2代目の1615mmに対して1550mmとより低くなっている。これにより、タワーパーキングの駐車も可能になった。また、室内高は2代目の1215mmに対して1220mmと高くなっている。





Text:編集部 Photo:本田技研工業


ホンダ エリシオン  2006年10月18日(水)
「ファミリー」はいろいろ
だからミニバンだって違っていいのだ


表紙のクルマ
HONDA ELYSION 
平成16年式:3.0VG              ・総合ページ  ・中古車を探す 


気がついたら、日本で買えるクルマのラインアップはミニバンばかり。コンパクトなものから大きなものまで、ミニバンを名乗るクルマが勢ぞろいという状況だ。
 そうなると、選ぶほうの立場としては、予算や大きさ、そして使い勝手が決め手になってくる。しかし、この「使い勝手」がクセもの。
 今回表紙に登場したエリシオン、意外なほどシートアレンジが不器用だ。高級クルーザーをモチーフにして3列すべてでの快適・上質を求めた結果、2列目と3列目はチップアップ&スライドのみ。ライバルたちのようにはね上げたり、タンブルすることはない。そのため、シートサイズが大きいこともあって、最大荷室長は1300mmと少々心もとない。
 一方、同じデカバンのカテゴリーに含まれるアルファードは、豊富なシートアレンジによってフル乗車から荷物満載、そして5人乗車+荷物までそつなくこなす優等生。しかし、操作に慣れが必要なアルファードに対して、エリシオンのそれは単純明快という面があるのを忘れてはならない。
 豊富なシートアレンジにもネガティブな面があって、可動部分が多いと、どうしてもシート自体のしっかり感や座り心地に悪影響が出てしまうし、トラブルのリスクもゼロではない。 クルマを選ぶときは、ついあれもこれもと欲張りになってしまうけど、大切なのは自分の使い方にバシッとハマるかどうか。家族とそのニーズがいろいろあるのだから、ミニバンだっていろいろあっていい。
 そんなことをエリシオンの上質なシートに沈みながら考えた。





運転席と助手席の一体感を持たせたという水平基調のインパネ。見晴らしのよい前方視界も自慢のひとつ。





「スーパーリラックス」をデザインテーマとして3列すべてで心地よくくつろげるインテリアを追求。



どれも似てしまいがちなミニバンのなかで、細部のデザインにまでこだわり、個性をきわ立たせようとした。フラッシュサーフェイス処理により空力性能も向上。





木目調と本革を組み合わせたシフトノブもコンパクトで上質感のある形状。





Text:編集部 Photo:ホンダ技研工業 



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