僕や猫一さんのブログでの呼びかけの効果なのか、いろんな方が乗車時の安全装備に気を使うようになってくださっています。
最近は警視庁などの呼びかけもいろんな形で行われているようで、東京都では都バスの側面にデカデカと「プロテクターを着用しましょう」(高島礼子付き)というのも見かけるようになりました。
どんどん広まって、より一層安全に楽しめるようになっていくといいと思います。
ただ、ちょっと過剰な反応や、その反動もあるような気もするので、
僕の考え方をちょっと整理しておきたいと思います。
人によって考え方は様々ですので、押し付けることはできませんが、参考になれば。
<僕の中での優先順位>
優先順位1.自分より弱者を守る運転
(歩行者優先のことです)
↓
優先順位2.事故を起こしにくい運転
(どんな時でも必須)
↓
優先順位3.死ににくくするための装備
(ヘルメットと胸部プロテクターのことです)
↓
優先順位4.快適・疲労軽減のための装備
(メッシュジャケットとか、グローブなどのことです)
↓
優先順位5.怪我しにくいための装備
(膝や肘・肩のパッドなどのことです)
僕は、優先順位3までは、バイクに乗る時には必須だと思っています。
1〜3については、優先順位の差もあまりないと思っています。
どんな短距離でも、どんなバイクに乗る時でも。
近所にスクーターで買い物であっても。
なぜこんな記事を書いているかというと、
『安全』がテーマになったときに、
僕にとっての優先順位5のことが、重要なポイントのようになっている場合があるように思えたからです。
(このジャケットはパッドが入っていないから安全ぢゃない、とか)
もしくは、優先順位3〜5がごっちゃになっているような。
<僕の思考回路>
その1
自分を守る前に人を守れ。
極端な話、自分自身は超安全な装備をしていたとしても、相手を守ることはできません。
歩行者をひっかければ、あっさりと怪我させられます。
こういう事故に対して「歩行者もプロテクターを」と叫んでも無意味です。
バイク乗っていると、自分が交通弱者であるかのような錯覚に陥ることがあります。
しかし、歩行者や自転車に比べれば、圧倒的に強者です。
(ランク的には上から2番目かしら?)
この感覚をなんとかしないと、バイクの事故は減らない気がします。
被害者意識だけでは自分も他人も守れません。
その2
そもそも事故の確率を下げなければ、どんな装備をしたって怪我や死亡の確率は下がらない。
逆に言えば、仮に「事故の確率がゼロ」の運転ができたとすれば、プロテクターやら安全装備は要らない訳です。
事故を起こしにくい運転をすることが、怪我をしない第一歩だと思います。
これも、被害者意識だけでは絶対に事故は防げません。
これには、
運転技術の向上(安全マージンを持った運転)
注意力の向上(危険を察知しながら運転)
マナーの向上(お互いちょっと譲るだけで接触は相当回避できるはず)
が必要だと感じています。
その3
そうはいっても「事故の確率がゼロ」の運転なんてできっこありませんから、
万が一事故が起こった時にも、最低のラインを守りたい訳です。
最低のラインというのは
『死なないこと』です。
死にたくないっていう以外に、起こった
事故の責任をとらなければならないからです。
生きていれば、なんらかのアクションを自分から起こして、事後の補償を考えたり謝罪したり怒ったり援助したり説明したり交渉したり・・・いろんなことができます。
こういうことをするのが「事故の責任をとる」ことだと思っています。
相手の過失割合が仮に100%であったとしても、事故の責任をとる義務はあります。
(残された家族にそんな手間を押し付けたくないです)
このためにも
「死んではならない」のです。
だから、胸部プロテクターを推奨する訳です。
死ににくくするために。
逆に言えば、足を折ろうが肘の関節ぶっ壊そうが、それは
「自己責任」です。
自分自身で始末つけるしかありません。
だから、自分で「近所だからいいや」と判断して半袖でバイクに乗るなら、「どうぞご勝手に」ということです。
これで怪我をしたとしても、それは自分で責任とればいいことです。
「自己責任」というのは、こういう範囲のことを言うんだと思っています。
くどいですが、
「自己責任」をとるためには「死なない」ことが最重要であり、
そのためには、ヘルメットと胸部プロテクターは必須装備だと思っています。
胸部プロテクターは、若干の手間をいとわなければ3000円程度から入手・着用可能です。
その4
事故を発生しにくくするもうひとつの要因として
「快適」もあると思います。
体調不十分なときは、注意力散漫になりやすく、事故も起こりやすい。
夏は、体力消耗が激しいですから、それを防止するためにメッシュジャケットを着用したり、水分補給を頻繁に行ったりします。
日焼けと体表面からの水分&体温消失は馬鹿になりませんから、少なくとも長距離時には
長袖・長ズボンは必須かと。
この点だけで言えば、プロテクト機能の有無は関係ありません。
冬なら、寒くて筋肉が十分に動けない状態だと、回避行動や咄嗟のブレーキングにも影響が出そうです。
だから、ある程度の保温性は必要ですよね。
季節を問わず、両手機能が十分に働くためには、
グローブによる振動の軽減や擦れや打撲からの保護は必要だと思います。汗などで手が滑るのも危険。
装備の問題だけではなく、体調がすぐれない時には勇気を持って「乗るのをやめる」ことも必要でしょうし、休憩のタイミングや時間を十分に確保する計画を立てることも必要です。
その5
そうは言っても、事故はいつ起こるかわかりません。
短距離だから事故が起こりにくいなんていうこともありません。
起こった時に、自分自身の苦痛はできるだけ避けたいですし、後遺症なども含めて怪我は軽いにこしたことはないです。
そういう考え方のために、肘やら膝・肩のプロテクションがあります。
上記の通り、これは
自己責任で好きなものをチョイスすればよいと思います。
「なし」っていうのだって立派な選択です。
僕はパッドの何もないジーパンで大型バイクに乗ることだってありますし、
スクーターの時はパッド類の一切ない普段着で乗っています。
重装備をすることのデメリットが大きいと判断しているからです。
「自己責任」での判断です。
その6
本末転倒は避けたいです。
安全装備をするのは、手間もかかりますし、普段の生活の中では困難なことも多いです。
通勤でスクーターに乗る時に、フル装備のジャケットとライディングパンツを着ろと言ったって、無理な話です。
脱いだ時に置いておく場所すらありません。
夏だと、重装備すれば当然暑いです。
で、だんだん億劫になって、終いには半袖・短パンのみで乗ってしまう・・・
優先順位5の項目まで
すべてをカバーしようとするから、だんだん面倒ばかり増えて無理になってきて、
結局「ゼロ」になってしまう・・・
そうなっては本末転倒です。
なので、僕は
最低限の装備として、ヘルメットと胸部プロテクターとグローブのみを自分自身に対して必須として、それ以外は臨機応変っていうことにしてます。
大型に乗る時はできるだけ装備をしっかりさせますし、長距離ならよりしっかりとパンツとジャケットを着用します。
でも、気楽に乗りたいスクーターの時はあんまり気にしないことにしています。
プロテクターベストだけ羽織って、トコトコと走ります。
随分長々と書き殴りましたが、
あくまでも「僕はこう考えてます」っていう話です。
でも、皆さんもちょっと考えてみていただけないでしょうか?
ご自身の判断で、自分の基準を作っていただいて、少しでも安全にバイク
ライフを楽しんでいただきたいと思います。
長文駄文失礼いたしました。
ご意見やご質問は、コメント入れていただければと思います。
言いにくいことがあれば、メールでも構いません。