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クライスラー・ジープ ジープ チェロキー  2008年02月05日(火)
 日本でも根強い人気を持つジープチェロキーが4代目に進化した。北米だけがリバティというネーミングで、それ以外の市場でチェロキーとなるのは現行型と同じだ。プラットフォームはひと足先に上陸したダッジナイトロと共通で、スリーサイズも近い。日本仕様に積まれる予定の3.7L・V6エンジン、リヤがリジッドのサスペンションもナイトロに似るが、ローレンジを持つ4WDシステムはジープらしく3つのモードを持つ凝ったシステムだ。

驚くほどの走破性を見せる新型
やはりオフロードは水を得た魚


 国際試乗会は北アフリカのモロッコで行われた。3.7L・V6エンジンは低回転から強力なトルクを発生してくれるので、ATが4速でも不満はなく、高速道路のない今回のコースでは十分な加速をもたらしてくれた。ただし乗り心地は舗装路ではゴツゴツ感が気になった。
 ところがその後ダートに入ると、硬めのサスペンションが持ち前の長いストロークを使うようになり、アスファルトよりむしろ快適に思えるほどの乗り心地をもたらす。岩場を通過してもゴンッという音が響くだけ。舗装路ではありえない大きな起伏さえしっとり吸収する。
 セレクトラックIIと名づけられた4WDシステムは、2WDのほか、電子制御カップリングで前後トルク配分を自在に調節する4WDオートと、直結4WDローの3モードを持つ新開発のセレクトラックIIを使う。4WDオートはリヤに多めの駆動力が配分される設定で、ダートではFRのようなテールスライドも思いのまま。一方4WDローモードで挑んだ砂漠では、歩くのも困難な丘の連続をノーマルタイヤのままで走りきってしまった。急な岩場の下りで試したヒルディセントコントロールは、ジープ初とは思えないきめ細やかな作動が印象的だった。
 ルーフのほぼ全面が開く巨大なキャンバストップなど、新型チェロキーは装備面でもいくつか新しいアイテムを取り入れている。しかしオフロードの走破性を重視する思想は、まぎれもないジープであり続けていた。

クライスラージープ ジープ チェロキー
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