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【海外試乗】アウディ A4アバント  2008年05月28日(水)

アウディ A4アバント


プレミアムブランドらしい気配りと質感の高さを持つスペシャルワゴン

 新型アウディA4セダンが上陸した今年3月、ジュネーブショーではワゴンのアバントが進化を果たした。リヤクオーターピラーを傾け、ルーフレールを屋根に埋め込むなどして、アウディらしいスマートなデザインを実現。ラゲッジスペースは多彩な便利機能が魅力だ。メカニズムは基本的にセダンと共通だが、ガソリンエンジンには1.8Lターボ、3.2L・V6自然吸気に加え、2Lターボという新機種が登場した。

 スペインのイビサ島で行われた国際試乗会では、まず3.2L・V6のクワトロに乗った。

 走り出す前にラゲッジスペースをチェック。リヤシートを起こした状態でも490Lと、ライバルと想定されるBMW3シリーズメルセデス・ベンツCクラスを上まわる数字が示すとおり、容量は十分。シートを倒せばその空間は1430Lに拡大する。それ以上に印象的なのは質感の高さ。電動開閉式も選択可能なテールゲート、軽くタッチするだけで跳ね上がるトノカバー、可動式ストラップやロッドなどに、プレミアムブランドらしい気配りを感じる。

 ボディはセダンより80s重い1660sだが、265ps/33.7smを発揮する3.2L・V6とスムーズな変速を行う6ATは、あらゆる状況でスムーズで余裕あふれる加速を味わわせる。ボディの剛性感にセダンとの差はなし。前車軸を約150o前に出して前後の重量配分を理想に近づけたシャシーは、セダン同様しなやかな乗り心地と素直なハンドリングを生んでいる。山道でペースを上げるとリヤの重さを少し感じるが、走りに影響を及ぼすほどではなかった。

 続いて乗った2Lターボの前輪駆動は、3.2Lクワトロより150sほど軽いボディに対し、わずか1500回転でそれ以上の最大トルクを発生するおかげで、加速は発進直後から強力。エンジン音は4気筒としては緻密だ。急加速では前輪の接地感がいまひとつだったが、クワトロなら上質な快速ワゴンになりえるだろう。


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