エアロは、シリーズのなかでもっともパワフルで、ある意味いちばんサーブらしいモデルといえるかも知れない。ターボエンジンのパワーは、リニアの150馬力、アークの185馬力に対し260馬力と強力。シリーズのトップモデルにふさわしい力感を備えている。
フル加速のフィールは、シャープさよりも底力にものを言わせて突っ走るタイプで、迫力がある。ターボらしいと言えばターボらしく、デリケートなアクセルワークよりも、オン/オフ時のわかりやすい加速性が特徴的だ。若干のタイムラグを嫌うか、それがパンチ力のもととポジティブにとらえるかで評価が変わってくる。
かつての9-5の最強モデルよりはマイルドになっているが、他メーカーのパワフルワゴンと比べると、レスポンス面ではそこそこレベル。その一方で、ワイルドとまでいかなくてもたくましき個性派であることはたしかである。高速クルーズはお手のもの。100km/hは5速2000、4速2700、3速4000回転とハイギヤリング。もちろん加速面でも余裕しゃくしゃく。
サスペンション系がチューンされ、ハンドリングと乗り心地のバランスが高められた。となればフットワークにも期待がかけられる。2.8回転のパワステはきり始めこそダルな感じはするが、総合的には手ごたえがよい。乗り心地はソフトめで、コーナリング時の姿勢変化は大きめ。重厚な乗り味はよいがていねいに扱ってこそ特徴が生きる。
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