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プジョー207SW 試乗  2008年05月26日(月)

プジョー 207SW


プジョーらしいセンスのよさと走りの質を併せ持つコンパクトワゴン

 プジョー206が207に進化したことに伴い、クーペカブリオレのCCに続き、コンパクトワゴンSWが新型に切り替わった。リヤオーバーハングを120o伸ばしてガラスハッチ付きテールゲートを備えたもので、日本仕様はハッチバックやCCにも積まれている 1.6L自然吸気エンジン+4ATと1.6Lターボ+5MTの2タイプ。175馬力を発生する後者はGTiを名乗る。

 206SWではリヤドアオープナーをピラーに埋め込み、テールランプをブーメラン型にして、プジョーらしいダイナミズムを表現していた。が、207SWではリヤウインドウとテールランプで矢を描くという、全然違う方法でアイデンティティを表現した。1007や 407SWにも使われるテクニックだが、このセンスはさすがだ。

 それでいてラゲッジスペースのフロアは低く、リヤゲートにはガラスハッチも装備し、トノカバーは前後両方向から開閉可能で、リヤシートはワンタッチでフラットに折りたためるなど、フランス車らしくユーティリティの追求もぬかりない。リヤシートの広さまでハッチバックより拡大しているほどだ。

 試乗したのは自然吸気エンジンのATモデル。車重はハッチバックのシエロより40s重いだけなので、加速に大きな差は感じなかった。乗り心地はワゴンにありがちなリヤの固さがなく、ハッチバックよりしっとりした感触。ショックアブソーバーなどを専用としたサスペンションのおかげだろう。電動パワーステアリングの切れ味も少しおだやかになったような気がした。コーナーではガラスルーフを持つ上屋の存在が気になるものの、リヤの重さや剛性不足は感じられず、ロードホールディングの高さはハッチバック譲りなので、ワゴンらしからぬペースで山道を駆け抜けることが可能だった。



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