■06:30
窓から差し込む光で目が覚めた。
昨日は疲れてたから、風呂にも入らず寝てしまった。
ベッドを出て、部屋に備え付けられたシャワーを浴びながら考える。
一晩経ってもまだ答えの出ない優柔不断。
九州へ渡るか否か―――。
Die Reise im Sommer 2008
9月2日「逡巡、最南端へ」
■09:30
散々迷った結果、俺は三崎港を素通りすることにした。
結果として、反対派の意見が可決されたわけだ。
今ならまだ間に合うぞ―――。
自分の中で囁く声に耳を塞ぎつつ、
R197を東へ向かう。
後ろ髪を引かれる思いで20kmほど進み、時計を見ると
もう戻っても出港には間に合わない時間となっていた。
その時どこかほっとした。
少しの後悔と、吹っ切れたことによる僅かな開放感。
道の駅で休んだ後、八幡浜から南へ―――宇和島方面に向けて舵を切った。
■11:00
県道25から西伊予市に入り、適当なコンビニで休憩。
ふと牛乳が目に入ったので、購入。
―――旅に出てから今日で・・・何日だ。9日?10日?
指折り数えないとわからないほどに経っていたが、つまりそれぐらいの間ご無沙汰していた牛乳。
・・・んまい。
■12:00
R56を快走。
やがて宇和島市に着いた。
とりあえず闘牛場だけ見て行くことに。
宇和島の闘牛といえば観光名所だと思っていたが、闘牛自体は年に数回しか行われないらしい。
8月の夏場所がすでにお盆に終わっており、次は10月の秋場所。
うーん、残念。
■13:00
宇和島市内に入ってから少しばかり雨に降られたが、それもすぐに止み
明るい空が戻ってきた。
R56をひたすら直進。
宿毛市を抜け、大月町に入った。
ひとまず道の駅「大月」。
流行ってないだけに落ち着いてのんびりできる。
うん、いい空だ。
■16:00
宿毛から321号線に変わった国道を走り抜け、俺は足摺岬を目指す。
この道も快走路。
このあたりから、白装束のお遍路さんとよくすれ違うようになる。
四国を時計回りに回るのが順打ちで、その逆が逆打ちだったか。
すれ違い際にエールを送り、俺はいくつもの山を越えて行った。
■17:00
土佐清水市に入ると、あとは一直線に足摺岬に向かう。
しかし道が険しい。
例えるなら
R165から青山高原に上る道のような、勾配もカーブもキツい道が続く。
あとで気付いたが
海沿いの県道27を通っていたと思ったら、内陸の県道368を通っていた。
左側の「A」が通る予定だった道。
右側の「B」が間違いで通ってしまった道。
そりゃキツい。
■17:30
今夜のお宿、
足摺YHに到着。
見た目はごく普通の民家のよう。
バイクはシャッター付きのガレージに入れられるので、雨が降ってきても安心。
荷物を降ろして、部屋に通される。
うん。
なんですぐ横が神社。
ここに来て、まさかの心霊イベント発生ですか?!
神社ってことは周りに木が生い茂ってるから
そっち側の窓にたかる虫の数が半端じゃない。
すぐ外の屋根にはカナブンの死骸が大量に。
■18:40
まだ夕食まで時間があったので、歩いて岬に向かうことに。
でもだいぶ暗くなってて、ジョン万次郎の顔も判別できなかった。
展望台から見た灯台。
やっぱ暗いな。
明日出る前にもう一度見に来ようか。
■19:00
今夜はYHの夕食を頂くことに。
料金がぼったくりだと分かっていても
たまには温かい家庭料理(モドキ)が食べたくなるわけで。
■20:00
風呂に入る前に、とりあえず備え付けの洗濯機を回して、洗うべき物をいっぺんに洗浄。
部屋で乾燥中の図。
この夜、新潟からエリミ125でやって来たという学生(っぽい人)と出逢ったが
ろくな会話もなくそのまま就寝。
ちなみにこの日もひとり部屋でした。
この日の走行距離
227km
この日の出費
9,416円
9月3日「土佐ヲ横断セヨ」に続く>>>
■おまけ
Walk on に掛かっていた額。