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9月4日「手の届く故郷」 / 2008年10月14日(火)
■05:00

 特に理由もなく、夜明けと共に目が覚めた。


 FTRの彼は明け方に出発すると言っていたが、外に出てみるとまだバイクはあった。



 9月初頭の山の夜明けは、半袖では少し肌寒い。






 部屋に戻って横になっていると、隣の部屋から人の動き出す音が聞こえた。



 岡山の大学生sの中にいた三人が、日の出を見るために室戸岬の展望台に向かうそうだ。



 峠の苦手な俺は付いていかず、ライダーズインの出口まで見送るに留めた。




 後で聞くと、僅かにタイミングを逃したものの、見事な御来光を拝むことができたと言う。







 見上げた東の空が、じわりじわりと紅く染まっていった。








Die Reise im Sommer 2008
9月4日「手の届く故郷」







■06:00





 FTRの青年が出て行くというので、見送る。


 これから西に向かうとのこと。






 それからしばらくしてから、8時に岡山の大学生sも出発。


 今日は四万十、明日は道後温泉を目指して走るらしい。








■08:30

 彼らを見送った後、昨日買った菓子パンを平らげ、俺も出発となった。


 どうも他者の出発が早いと言うより、俺の出発が遅いらしい。




 まずは室戸スカイラインを南へ下り、室戸岬を目指す。






 灯台入り口で、等身大空海がお出迎え。






 灯台からの展望。

 どこまでも水平線が続く海は、大いなる太平洋。







 灯台からまた少し下ってR55に出ると、中岡慎太郎像が。






■09:30

 室戸を後にし、R55をひたすら北上。





 暑いほどの日差しの中、心地良い海岸線がどこまでも続く。


 やっぱり俺は峠より海岸線派だな。笑




 道の駅「宍喰温泉」に休憩のため入ると


 ジェベルに乗った方が、この先に鼠捕りがあることを教えてくれた。




 彼を見送り、しばし休憩。





 しかし本当に暑いな高知。


 いや、もう徳島に入ったのか。





 海岸線なんてほとんど南国なイメージ。







■10:45

 道の駅を出ると、ジェベル乗りの方の言ったとおり鼠獲りがあって

 軽ワゴンが餌食になっていた。



 危ない危ない。


 見通しもよくて空いている快走路。


 休憩で入っていなければ、何km/h出していたかわからない。




 旅先で減点なんて、マジで笑えない。






 ちなみに俺の免許証は未だ無傷のブルーです。


 これも非力なアメリカンゆえ成せる業。笑






 再びR55を北上。



 海岸線が終われば峠道。



 阿南に入り、コンビニ休憩。





 この辺りは、びっくりするぐらい空が広い。



 地形的には盆地になっていて


 建物は勿論山も高いものはないから、360度どこを見上げても真っ青な空が広がるばかり。



 しかしそれだけに、少しばかり風が強い。





■14:00

 R55徳島バイパスを快走。

 やがて徳島市に入った。





 ずいぶん宿に近付いたものの、時間的にはまだまだ余裕。





 暇つぶしまでに、いずれ―――おそらく明後日に乗るフェリー乗り場を見学することにした。




 この船の行く紀伊水道の向こうに、2週間前別れを告げた故郷がある。



 このまま旅を続けたい気持ちと、我が家でゆっくりしたい気持ち。


 相反する二つの感情が入り混じって、なんだか胸の奥がもやもやした。






 四国から帰路に就く手段ついて


 淡路島から神戸に渡って、高速を乗り継いで帰るという手もあったが


 やはりバイク旅といえば船旅。



 ずっと陸路や橋を渡って旅してきただけに、最後ぐらいは船旅で締めたいと思い


 俺は徳島から短距離船に乗って和歌山に渡ることを選んだ。







 さてこの時点で14時半。


 俺はまだ時間を持て余していた。



 宿に予約は入れたものの、夕飯を頼んでいない。


 どこかで腹を膨らましてから行かねば。





 そこで思いついたのが、讃岐うどん。


 香川にも比較的近い徳島市。



 いったん讃岐に向かってからまたこちらに戻ってくれば、丁度いい頃合ではないだろうか。





 そうと決まれば、あまり時間はない。


 早速俺はR11を高松方面に向けて走り出した。







■16:00

 讃岐市に入って適当な店を探すものの

 田舎町ゆえあまり良さげな店に巡り逢うことができない。



 やっぱりいい店は高松市内に行かないとないんだろうな。



 しかしうどん一杯のために、これ以上ごちゃごちゃした市街地を走るパッションも湧いてこない。





 R11を行ったり来たりしながら、雰囲気のある店を選んで入店。





 値段はわりと良心的。





 ぶっかけがない様子なので、とりあえずボリュームのありそうな天ぷらうどん。





 それでもイマイチ物足りず、ざるうどんを追加。





 これでも微妙に足りなかったので、さらにきつねうどんでも食ってやろうかと思いましたが


 さすがにうどんだけで1600円は使いすぎだと思い、ここでストップ。



 腹八分目に抑えておく。





■17:30

 うん、もうだいぶ陽も傾いてきたし、そろそろお宿に向かうとしますか。


 R11を東かがわ市からR318に乗り換え、板野町。





 三番札所金泉寺の近くにあるということだったが、いくら走っても見つからず


 仕方ないので迎えに来てもらいました(迷惑







 今夜のお宿は徳島県板野町にある「旅の宿 道しるべ」



 まだ出来たばかりらしく綺麗で、設備も充実。(久しぶりにドライヤー使いました。笑


 個室・相部屋選べます。


 あとHP見てもらったらわかるんですけど、バイク割引があります。





■10:00

 今夜は若干KY気味なオッサンと相部屋にて就寝。


 明日は鳴門から淡路島をひと回りして、またここに戻ってくることに決めた。








この日の走行距離 280km



この日の出費 4,349円





9月5日「淤能碁呂に見る世界」に続く>>>

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コメント

▽shinjujamuさん
海岸線同盟w(゚∀゚)ナカーマ

水平線の見える海岸線を走っていると、どこまでも行けるような気さえしてきます(*´`)


▽roshi-mさん
そーですか?
旅レポに慣れてきただけだと思うんですが(´・ω・`)ゞ

旅に出ると、多かれ少なかれ世界観が変わりますね。

19日の件、了解です(・ω・)残念ですが
まぁ特に目的のないイベントなんでww笑
By:クロ2008年10月16日(木) 02:42

何気ない行間に感じる旅情に、磨きがかかってきたような
僕も、学生のうちに「旅」をしとけばよかった…と思います

19日ですが…
外れない仕事が入ってしまいました
すみません
By:roshi-m2008年10月15日(水) 21:40

僕も、VFRなんかに乗っておきながら、海岸線が大好きです
山道は山道で楽しいんだけど、海沿いを走る時の方が幸せです
晴れたの日の海岸線は、本当に素晴らしいですね。
海を見ることで、精神的に深い悦びが得られます
長距離ツーリングでは、必ず海岸線を走ってるような気がしますね。
By:sinjujamu2008年10月15日(水) 00:07