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9月6日「ユメノオワリ」 / 2008年10月23日(木)
■07:00

 起床後、昨晩出逢った方々と共に朝食。






 旅の中で迎えた最後の朝。



 俺の旅は今日、終わりを告げる―――。





Die Reise im Sommer 2008
9月6日「ユメノオワリ」







■08:00



 記念撮影ののち、見送り。







 軽装なのにはわりと深い事情があります。お見逃しを。







 こちらは上の写真には写ってない、習志野ナンバーのご夫婦。





 この2組は俺と同じく徳島の港からフェリーで出航予定。


 しかし彼らは東京行きの長距離船なので、俺とは違う港へ。





 俺も荷物をまとめて、徳島港へと向かった。






 ちなみにバイク旅の人は、オーナーの方が出発前に写真を撮ってくれます。


 俺の写真もアルバムに入っているはずなので


 誰か見てきてください。(自分で行け









■09:30

 徳島港に到着。




 チケットは旅客+バイクで3,500円。


 11時の出航まで、乗り場の中をうろつきながら時間を潰す。







 やがて船が現れ、バイク・乗用車・トラックの順で乗り込んで行く。





 人生二度目となるバイクとの船旅。


 緊縛も慣れたもの。ぉ




 手前の250TRは鹿児島ナンバー。




 四国って本当に旅人が多くて面白い。





■11:00

 出航の時間となった。


 和歌山港到着予定は13時。




 5時間以上の長距離船なら缶ビールのひとつでも空けたいところだが



 わずか2時間の船旅ではそうもいかない。





 船が動き出し、徳島の街並みが少しずつ遠ざかっていく。



 胸の奥がざわついた。


 それはかつて味わったことのある感情。



 長旅の終わりの甲板は、いつでも心を揺るがす不思議な乗り物に変わる。





 いつかまた訪れることを誓い、俺は煙草に火を点けた。





■11:30

 最安2等船室のチケットを買ったものの


 災害避難所さながらの船室で休む気にはなれず、俺はずっとデッキにいた。









 次第に四国の陸地が水平線に沈んで行き、左手に淡路島が見え始めた。





 煙草を咥えて、カメラが残した記録を辿っていく。



 長野から日本海沿い、そして四国、淡路島。



 3,000kmを越える旅を画像として記録してくれたカメラのバッテリーは


 もう残り僅かとなっていた。





 俺は噛みしめるように、旅の軌跡をひとつひとつ辿っていった。





■12:50

 やがて和歌山の街が姿を現しはじめた。





 港に入った船のゲートが開き、車両が吐き出されて行く。





 船を出れば、港の敷地内からすぐに公道。

 信号待ちで先頭に出に行くのも久しぶりだった。






 和歌山市街を、すり抜け気味に走っていく。



 時間は13時。


 もう9月だというのに、燦々と照り付ける太陽の日差しは焼けるように暑い。




 昨年の今頃に断念した加太の夕陽を拝んでいこうかと思ったが



 時間がありすぎるのとガソリン残量のことを考えて、まっすぐ自宅に向かうことにした。





 進行方向には、暗い雲がごく局地的に広がっていた。




―――天気予報は晴れやったし、大丈夫やろ・・・。





 このとき俺はまだ気付いていなかった。



 東の空に浮かぶこの暗雲が秘めた猛威に―――。





■14:00

 始めこそ大人しかった雨粒が激しくアスファルトを叩くのに、そう時間はかからなかった。


 これはヤバイと避難場所を探しているうちに、大粒の雨が大量に落ち始めた。



 雨合羽を着込む暇さえ与えられず、瞬く間に服の中まで水浸しになっていく。



 ここまでずぶ濡れになったのも、23日の集結初日以来。むしろ懐かしいぐらいだ。






 道の駅「紀ノ川」で空模様を窺いつつ休憩していたが


 じっとしていれば雨はどこまでも激しくなりそうだった。




 止むのを待つより、さっさとこの雨雲を抜けたほうがいいだろう。



 僅かな時間だったにも関わらず、絞れば水が滴るほどに濡れた衣服。


 まともな状態で帰宅することを諦めた俺は、道を急いだ。





■15:00

 いつしか雨は止み、空には輝く太陽が戻っていた。



 ジャケットは少しずつ乾いてきている。


 Tシャツは比較的無事。


 ジーンズは、エキパイから放たれる熱によって、右内側だけ乾き始めていた。




 コンビニ休憩を挟みつつ、俺は走り慣れた道を自宅へと向かった。





 どうでもいいが大荷物積んだ旅仕様で地元走るのは非常に恥ずかしい。





■17:00

 自宅に到着。





 8月23日午前5時に出発した時から数えれば、14日と12時間ぶりの帰宅となった。


 実に半月に渡る旅を振り返りながら、山のような荷物を降ろしていく。




 ―――お疲れ様。




 長旅の間、トラブルも事故も一切起こさず走り続けた相棒に感謝して


 酷使したエンジンをゆっくり休ませることにした。






 ・・・はずがこの直後煙草がないことに気付き、自販機まで走るハメとなるのは


 また別のお話―――。






この日の走行距離 123km




この日の出費 6,267円









総括「終わらない夏」に続く>>>

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コメント

▽tkjさん
んまぁイロイロと(・∀・)ニヤニヤ

ていうのはもち冗談で
彼女は「トホダー」だったのでまた歩いて旅立ちました。


▽ばうさん
宿・出逢った人たち・道の風景まで鮮明に思い出されます。
でもこれだけの長旅、今後いつできるか・・・。

アドレス帳見たらばうさんはすz(略
By:クロ2008年10月25日(土) 02:57

2つも3つも大きくなった「クロ」さんが居る。
一生の思い出になるね、間違いなく。
40年前に行った「東北10日間の旅:90ccにて」で見た景色や、空気の匂い
奇跡的な出会い、海の水でパンクを探して直した根性の修理・・・今でも
新鮮に思い出せます。

我が本名の一文字が「クロ」さんと同じだ!
By:ばう2008年10月24日(金) 12:57

おにゃの子が、ひとり余ってるが。。。 ネニカ アッタカ?
By:tkj2008年10月24日(金) 00:09