わたしの母は、吸熱鬼。
初めて耳にする鬼かと思いますけど、多分の世の中にゴ
ロゴロしているはずです。
ここ最近の母は、何かと言うとすぐ自分の老いを悲観する。老いといっても、まだ還暦にも満たない、世のご長寿から言わせれば若い世代のオバサン。
悲観劇場での代表的なセリフは
「いつお迎えがきてもいい」
「早くお迎えに来てほしい」
「もうわたしの人生は終わったようなもの」
「もう駄目」
などなど。
今日のセリフは
「私、今回の免許の更新が最後になるような気がするの。」
そんなセリフばかり聞かされているこっちは、ほんとに嫌気がさしてくる。
これからどうしていこう、どうしていくべきか・・・考えざるを得ずに考えている、これまでの人生よりこれからの人生の方が嫌でも長いであろうわたしにとって、そういうセリフの数々は、自然に私を萎えさせる。
熱を奪う。
だから吸熱鬼なんです。
そんな吸熱鬼の母は、「眠剤を飲んだのに眠気が来ない!」とイライラ気味…。明日は免許更新の為に早起きをしなくちゃいけないらしい。
だが母よ、冷静に考えてみてほしい。例えば24時に寝たって、私が7:45に起こす予定のあなたは7時間45分眠れるんです。今23時です。一体何時間眠るつもりなのですか…。
や、何時間眠ってもいいから、悲観劇場の幕を閉じてほしい。私がその劇場の演者のひとりになってしまう前に…(-_-)
もちつもたれつ、家族だからね。
また遊びに行くからよろしく伝えといて。