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プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(9)   2008年05月12日(月)
こんばんは。

だいぶ私の体は回復してきました。が、のどだけはまったく治る気配がありません。相変わらず声がまともに出せません。電話が鳴るのが怖いのも相変わらずです・・・。

さて、今日はひととおりの洗浄作業が完了しました。



ヘッド本体です。いつもに比べるといまいちに見えますが、この後秘密兵器が定休日明けに届くのでそれで簡単にこすってやればさらにキレイになり、本当の意味で完了となります。これだけ複雑な形状ですから真鍮ブラシで落とせる汚れというのも限界があります。ここだけは秘密兵器に頼ります。



画像下半分のバルブ、バルブスプリング等も終わりました。かなり激しく汚れていましたが、こちらは通常の作業でキレイになっています。カムシャフトは新品に交換しますのでここにはありません。これでバルブ、カムシャフト等のヘッド周りの部品を次回から組み付けられます。

これでエンジン内部の部品は全部洗い終わったことになります。この洗浄作業が終わると非常に力が抜け、安堵感に満ち溢れます。長く苦しい戦いの後の静まり返った、でも荒れ果てた大地に立っている感じです。さて、明日は定休日です。この休みの間に少しでも声が出るようしっかりと静養したいと思います。ではまた。


   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(8)   2008年05月10日(土)
こんばんは。

雨です。すごく寒いです。私は現在、のどをヤラれてしまったために声がまともに出ません。この数日、お問い合わせ等で電話をいただいた皆様、ものすごい声での対応、誠に失礼いたしております。しばらくこんな感じだと思いますのでどうかご容赦ください。

さて、それでも作業はサクサク進みます。



クランクシャフト下(画像では上に被るようになっています)のお皿が付いて、オイルポンプ、ストレーナーがくっ付きました。どんどんデコレーションしていきます。あっという間にクランクシャフトが見えなくなってしまいました。



タイミングベルト側から。新品のような輝きのオイルポンプ。クランクシャフトの頭が突き出している部分にはオイルシールも組み付けてあります。



ミッション側から。こちらもオイルシールが組み付けてあります。こちら側のはどのメーカーのもかなり巨大なシールです。はめ込む時にはゆがまないように注意しなければなりません。



これまた新品のオイルパンが被さりました。これでシャフトは頭と尻しか見えなくなってしまいました。



シリンダーブロックをひっくり返して・・・。これで正しい上下になり、本来の姿になりました。ここでウォーターポンプも取り付けました。



ミッション側にはフライホイールを取り付けた後、トルクコンバーターを取り付けます。どんどんデコレーションしていきます。



重たいCVTミッションがくっ付きました。この段階ではミッションの方が重いくらいです。これでやっと自力でエンジンが立っていられる状態になりました。ここまで来るとだいぶ車載状態に近くなってきましたね。一気に進んでしまいました。

これでシリンダーブロックはひとまず完成となります。明日からは途中で止まっていたヘッド周りの洗浄から再開し、ヘッドの組み立て、シリンダーブロックとヘッドの合体と進んでいきます。あぁ・・・はやく健康な体に戻って欲しい・・・。あらゆる添加剤(薬)をブチ込んで持ちこたえている私・・・。クルマより自分をオーバーホールしたくなります・・・。

ではまた。


   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(7)   2008年05月08日(木)
こんばんは。

いまだゲロゲロです・・・。そんな私に反比例して作業はサクサク進んでいきます・・・。



新品のピストンが入ったのでシリンダーブロックの組み立てに入ります。これが連休前に来ていればもっと進んでいたはずなのに・・・。スバルさん、おたくはなんて社員思いな会社なのでしょう・・・。いつでも大型の連休では他社の追随を許さないくらい長いお休みをとりますね。おかげで連休中も働く側にとっては「その部品が来ないと何もできない」という状況のまま長いお休みに突入されてしまうことになるのです。



コンロッドと組み合わせた新品ピストン。ご覧の通り、スカート部にコーティングが施してあります。最近の低燃費エンジンによく見られる加工です。また、ピストンリングの入る溝に注目。3段目のオイルリングの溝がやたら広くなっています。これも今時のサラサラオイルに対応した加工です。さらにピストン本体はアルミ製。デカくて重いEN07エンジンにはとてもミスマッチな軽量ピストンです。



4気筒とも組み付けました。いつものように塗りたくっている緑の物体はWAKO’Sのエンジン組み付けペーストです。



組みあがったピストンをシリンダーに挿入します。鉄製の重いシリンダーブロックと汚れの無いキレイな新品アルミピストンの組み合わせです。とても不思議な光景です。



シリンダーブロックをひっくり返してクランクシャフトの組み付けに入ります。まずは各部のメタルベアリングを組み付けていきます。



クランクシャフトが乗りました。こちらも真新しい新品の部品です。軽量のアルミ製ピストンでもクランクシャフトの重さはとても重いです。あとは各ボルト、ナットをトルクレンチで規定のトルクで締め付けます。これで主要なシリンダーブロックの部品は収まりました。あとは周りにデコレーションしていくことになります。次回はその辺りの様子をどうぞ。

では。


   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(6)   2008年05月05日(月)
こんばんは。

子供からもらった風邪が強烈に悪化してきました。のどが痛み、せきが止まらず、熱が上がり、体じゅうの関節が痛みます・・・それでもやめられないたばこ・・・のどの痛みは自業自得です・・・保育園に行き始めたウチのチビはあらゆる種類の風邪を次々ともらってきては家じゅうに撒き散らします。

そんな状態ですから作業がはかどる訳もなく、フラフラしながら休み休みやってます。



ロッカーアームの洗浄が完了しました。スペアリブのようにギトギトだったロッカーアームがさっぱりとカロリーオフ。きれいになりました。



ロッカーアームの洗浄時には画像の小さな穴に注意しなければなりません。わずか1mm程の小さな穴ですが、この穴からオイルが注入され、潤滑して動きを滑らかにします。この穴が詰まっていないか必ずチェックしなければなりません。針金を差し込んで汚れを落とし、洗浄液が穴を通って垂れてくることを確認します。とても大事な作業です。

すべてのロッカーアームでこれを確認して完了です。同様にロッカーアームのシャフトにも穴がありますので確認していきます。



今日は私の体も限界に達しているのでこれだけしかできませんでした・・・。クルマも人間も健康が大事です。明日1日仕事をすれば休みです。なんとか持ちこたえて欲しいものです。薬が手放せません

それではまた・・・


   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(5)   2008年05月03日(土)
こんばんは。

今日は朝からナビゲーションの取り付けの予約が入っていてプレオの作業の方はあまりできませんでした。大体いつもキリの良いところまでは終わらせるようにしているのですが、今日はあえて途中で手を止めて洗浄前と洗浄後を同じ部品で比べてみましょう。



カムシャフトのガイドはご覧の通り、すべてキレイになりました。画像の上の方に並んでいるのがソレです。発掘作業の時のことを思い出すと信じられないくらい美しくなりました。で、その下にロッカーアームが1気筒目だけキレイになっていて、あとは汚いままの状態になっています。



ちょっと拡大。あまりにも違いすぎる色艶・・・。カタチまでもひと回り小さくなっています!ゴム手をはめて触っていても汚い状態では明らかに「ヌルッ」としていて重く大きくなっています。洗浄し終わると手触りも大きさも重さもだいぶ違ってきます。ここまで変わると本当に別のクルマのような気がしてきます。

今日はこれだけしかできませんでした。とくに焦っている訳ではありませんが、少ししかできないとなんだかすっきりとしません。明日はどこまでできるのでしょう・・・?明日はとくに作業の予約は入っていないのでけっこう進めると思うのですが・・・。ではまた。


   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(4)   2008年05月01日(木)
こんばんは。

いよいよG.W.に入りましたね。今年はカレンダーの配列の悪さで定休日の火曜日が2週に渡って祭日ですので昨日の30日と次週の7日の水曜日が振替の定休日となります。なお、それ以外の日は通常通り営業しております!!が、部品の供給はストップしておりますので当店で在庫している部品は販売できますが、注文販売品は連休明けに届きますのでご注意ください。

さて、本題です。このG.W.は前回お話しした通り、各部の部品の洗浄作業に費やします。早速けっこう洗ったのでレポートしましょう。



コンロッド等々・・・。今回もピストンは新品に交換するのでコンロッドのみ洗浄して、ピストンは洗っていません。「なぜ交換するならバラして洗わない?」と言われるかもしれませんね。コンロッドとピストンを組み合わせているピストンピンやCリング等は細かい部品でもあり、向きがあります。そこで、新品ピストンが入荷したらその時点でバラし、すぐに組み付けるようにしないと、無くしたりする可能性が高くなります。ですから直前までバラさず置いておくのです。



あの「恐るべき惨劇」がウソのように光輝いています。ピストン側面にはかなり汚れが付着しています。この差がなんとも不思議な光景になっています。しばらくこの状態でお待ちいただき、G.W.明けにピストンが入荷したら美しい新品の輝きを手に入れることになるのです。



オイルポンプ内部も他と同様に真っ黒でした。キレイに洗って組み立て直します。オイルスイッチ等の小物も取り付けてしまいました。



表側。にじんだオイルに砂ぼこり等の汚れが混ざって汚くなっていたので表面もキレイにしました。



そうそう。肝心のシリンダーブロックです。こちらも根こそぎ汚れを落とし、あの惨劇は面影すら残っていません。シリンダーブロックだけで真鍮ブラシが2本ダメになりました。あとはピストンやクランクシャフトを組み付けるのみとなっています。こちらもしばらくお待ちいただきます。



今回の作業と直接関係はありませんが、せっかく下ろしたのでミッションも洗っておきました。長年(っても7〜8年のものですが)の汚れを落としてサッパリしています。

ということで下半分の洗浄は終りました。あとはヘッド、カムシャフト、バルブ等が残っています。上半分ということですが、こちらは非常に細かい部品が多く、毎回気が重い部分です。次回はこの辺りのレポートになります。お楽しみに。



   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(3)   2008年04月28日(月)
こんばんは。

ものすごい画像をご覧いただいた前回の更新でしたが、あの「ものすごい物体」をバラしていきます。作業はまさに発掘作業で、蓄積されたグロい物体を−ドライバーで取り除いていき、ボルトを発見するという作業です。



オイルポンプを外し、クランクシャフトが外せるようにしました。各部のボルトを掘り起こして緩めていきます。コンロッドのナットはこの状態でも見えていますね。



外したクランクシャフト。真っ黒です。よくぞ回っていたという、まさに「いまわの際」状態。いつ焼き付いてもおかしくない状況です。当然、クランクシャフトは新品に交換です。



さらに外したピストン&コンロッド。ここに関しては磨耗は思っていたよりはヒドくない状態。とは言え、ピストンも新品に交換です。コンロッドは汚れを落として再利用です。



オイルポンプ。もはやポンプなのか何なのか解からないくらいの状態・・・。でもこれも汚れはヒドいですが、中身は思っていたほどではありませんでした。磨けばまた光輝く金属色が甦り、機能も復活します。これでシリンダーブロックは丸裸になりました。ここからいよいよ洗浄作業が始まります。これまでに無い程の過酷な作業となるでしょう。1つ1つが美しくなっていく過程を次回からご覧いただきます。

それではまた。


   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(2)   2008年04月25日(金)
こんばんは。

なかなか壮絶なバトルを繰り広げている今回のプレオ。昨日、今日でけっこう作業は進み、シリンダーブロックとヘッドに分かれるところまできました。が、ここからの作業はこれまでのどのクルマとも違う激烈な戦いとなります。で・・・

ここから先、ダークサイドの気配を感じる画像が登場します。
心臓に疾患のある方や気の弱い方の閲覧に関しては一切責任を負えません(笑)。




まずはドライブシャフトを抜き取ります。まだ普通の画像です。スバル車は画像のようにスプライン部がシャフト側ではなくデフ側から突き出しています。ドライブシャフトを引き抜いてもミッションオイルが流出しないのも嬉しいところ。



右側。同じように引き抜いてあります。この状態にしておけば、わざわざドライブシャフトを取り外す必要はありません。ようはエンジンが下ろせれば良いのですから、外さなくて良いものは外すことはないのです。



エンジンを下ろせる状態になりました。ここから少しワープします。一気に下ろした後、バラしているところまで飛びます。そして・・・



ヘッドカバーを開けるとご覧のありさま・・・。ヘッドをシリンダーブロックに締め付けているヘッドボルトは化石の発掘作業のように掘り起こして緩めます。ロッカーアームがまさに恐竜の化石のようです。



ギャアアアアアッ!!!!出た〜〜〜〜っ!!もはや何が埋もれているのかすら解からない状態。お下劣スギます。これを私がこれからキレイに洗浄して修理するのかと思うと、寒気がしてきて震えあがってしまいそうです。こんなに凄まじい状態はこれまで無かったでしょう。これだけ汚れていればそりゃあ変な音も出るわな・・・。

今回はとても不気味な画像をご覧いただいてしまいました。ここまでの状態はまず普通は目にする機会は無いでしょう。至極キモいですが「オイル交換をしないでいるとこうなる」というサンプルの意味で掲載しました。これでまともに走れるハズがありませんね。こうならないためにも定期的に必ずオイル交換をしましょう。こんな状態になったクルマを治してくれる整備士なんてそういるもんじゃあありませんから。私だって開ける前からこの状態が解かっていたなら・・・やらなかったかもしれません・・・。そのくらい重症なんです。まぁ、ここまでやったからにはビシッと生き返らせますよ。完成の日には何事も無かったかのように快調に走ってくれることでしょう。G.W.はこのエンジンの洗浄作業にかかりっきりになりそうです。

ではまた。



   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(1)  2008年04月21日(月)
こんばんは。

今日から新企画のスタートです。プレオのマイルドチャージのスーパーチャージャー付き車をオーバーホールします。前回のヴィヴィオと同じ型式のエンジンですが、ヘッド周り等まるっきり別物のように違います。しばらくの間、このクルマの作業風景をレポートしていきますので、またよろしくお願いします。

今回も前回同様、オイル交換をしていなかったクルマで、クランクシャフトから激しい金属音を発しています。このクルマは、前オーナーさんが某中古車販売店で購入してまもなくエンジン内部がメチャクチャに汚れていることが発覚し、当店でリハビリ(頻繁にオイル交換を実施、潤滑性能向上の為の添加剤注入等)を1年以上に渡って続けてきましたが、その苦労も虚しく音が出てしまいました。こういうクルマを売っている販売店は悪意があってそういうクルマを売っているというより、ろくにクルマの状態を見れない為に販売店もこういう事態に気づかずに売っているというケースが多いようです。自分が売っている商品のことがろくに解からないという販売店もどうかと思いますが、これが現実です。

さて、早速作業をレポートしていきましょう。で、いきなり申し訳ありません。のっけから写真撮るのを忘れてガンガンばらしてしまいました・・・。



最初の画像からすでにこんなにバラけてます。すいません・・・。何度もやっているのにいつも必ず写真の「撮り忘れ」が発生しています。あぁ・・・情けない・・・。



上から見た状態です。ほとんど「下ろせる」状態にまでバラしてしまいました。画像はベルト側からの図ですが、すでにパワステポンプのホース等も外してあります。この辺はもう外すものは無いくらいの状態です。



ミッション側。このクルマはCVT車です。ミッションの重量はかなり重いです。こちらもだいぶバラしてしまいました。あとは下周りの作業を済ませればエンジンを下ろすことができます。ドライブシャフトやマフラー、エンジン/ミッションの各マウント等を外すといった作業です。次回はこの辺の作業をレポートします。

ちなみに、このクルマはまだしばらく作業待ち状態になるはずでした。予告していたミラを先にやろうと思っていたのですが、このプレオを当店のお客さんが欲しいとのことで急遽先にやることになったということなのです。当初は5月の連休にかけてミラの作業をし、夏の御盆の時期にプレオを・・・と思っていたのですが、なかなか思い通りにはならないものです。ということでこのプレオはすでに売り先が決まってしまっています。狙っていた方には申し訳ありません・・・。また次の機会に「狙って」ください。

明日は定休日です。あさって以降の更新です。次回もお楽しみに。


   
低グレード車で遊ぼう!!〜Wアルト編  2008年04月09日(水)
こんばんは。

オーバーホール作業もひと段落して細かい作業をかたっぱしから片付けている中野自動車。年度末のドタバタの中、面白いクルマが入庫したので紹介します。とは言っても販売できるような状態ではないのであくまで「部品取り」車的な使いみちになります。



私の現在の足、アルトスペシャルエディション(白)と元、間氏の足だったアルトバン4WD(赤)のツーショットです。どちらも「黒バンパー」車ですが、中身はかなりコッテコテ。足周りをはじめ、各部にさまざまなチューンを施した、まさに「スペシャルエディション」です。



4WDでありながら私のアルトより低い車高がその凄さを物語っています。いわゆる「寄せ集めチューン」ですが、なかなか熱いクルマになっています。画像には写っていませんが、この赤いアルトにはセルボモードSR−FOURの純正シートが装着されています。



真っ黒のスモークフィルムとアルトワークス用のリアバンパーの黒が実にマッチしていますね。赤というボディカラーはどうしても色褪せてくるのですが、このアルトはけっこうキレイに「赤」が残っています。これで平成2年式ですからたいしたものです。



私のアルトは「黒バンパー」というより「グレーバンパー」状態です。みんなに「移植した方が良い」と言われますが、どうもその気になれません。私的にはこの「色褪せたバンパー」がたまらなくいとおしいのです。外見はとにかく「ボロい」とか「古臭い」という姿のままで見えない部分で熱いチューンをしていきたいのです。

この赤いアルトはすでに走行距離も100000kmを越えてオートチョークが効かなかったりショックが抜けていたり疲れきっています。大金をかければ復活できますが、そこまでしてでも欲しいというヒトはいませんよね。ですから使える部品は使って後は解体となってしまいます。残念ですがしょうがないですね。とてもカッコいいクルマなんですけどね。



   

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