こんばんは。
昨日ご来店いただいた初めてのお客さんに「ウチのカミサンが大ファンなんです!写真撮らせてもらって良いですか?」とタレントのようなことを言われてちょっといい気になっているBossです

さて、仕事です。すいません。いい気になりすぎて黙々とやっていたら途中の写真を撮り忘れてしまいました。
いきなりミッションがくっついております。本当ならクラッチの取り付けやIN、EXマニホールドの取り付け等段階を追って写真を撮るハズだったのですが・・・。とりあえず「ワープ」ということで一気にここまで飛んでしまいました。
ウォーターポンプもすでに付いています。そのすぐ横には強烈なステーの数々も装着してあります。オルタネーター、エアコンのコンプレッサー、パワステポンプ等が固定されるステーですが、複数のステーの上に複数のステーが重なるというまるっきり「軽量化」等考えもしないような構造です。お陰でそれぞれのパーツはガッシリと固定され、ビクともしなくなる訳です。
エンジン前側にもステーは付きます。こちらはスーパー
チャージャー、エンジンマウントが付くステーです。前後のステーだけですでにエンジン本来の形がまったく解からなくなるくらいに太っています。さらにEXマニホールドが付くことでその風景に拍車がかかっております。メタボリック等クソ喰らえと言わんばかりに・・・。
で、ついにカムシャフトの取り付けにかかります。まずは上半分のヘッドを装着します。画像はすでに固定してある状態で、無数のボルトで固定しています。均一に締め付け、ボルトが固定できたら各バルブの頭に
ラッシュアジャスターを被せていきます。これはカムシャフトのカムとバルブの頭との隙間(いわゆるバルブクリアランス)を常時0に保つ為のもので、高回転型のエンジンや静かさが求められる高級車等のエンジンに用いられるパーツです。16本のバルブの頭にすべて被せたらいよいよカムシャフトの取り付けです。
通常のカムシャフトと違って2本が歯車でかみ合って装着されています。したがって、当然、噛み合わせの位置が決まっています。これを間違えるとエンジンはかかりません。その噛み合わせを注意しながら組み立てます。エンジンの組み立ての際は必ず1番シリンダーを圧縮上死点に合わせなければいけません。カムシャフトを固定していくと締め付けの力でカムシャフトは少しづつ回転してしまいます。装着後に2本ともしっかりと位置が合っているかを確認します。そうして出来上がったのが上の画像です。
オーナーさんのご要望により、今回はオルタネーターはリビルト品に交換しました。エンジンが車体に搭載された状態で交換するよりはるかに楽ですし、取り外したものをまた付けるという作業は変わりませんので部品代金の追加だけで行える「ついで作業」です。真新しいオルタネーターは信頼感が違いますね。
さて、今回はだいぶ進んだように見えますね。しかし、この後、最大の難関、車体へのエンジン搭載作業が残っています。着々とその難関に向かって突き進んでおります。気力と体力と忍耐力と、ほんの少しの知恵とひらめきが必要な作業です。
次回はこれもオーナーさんからのご依頼で、パワステポンプのオーバーホールを行います。また、エンジンの完成に向けてタイミングベルトの組み付けや細かな部品の装着等も行っていきます。そろそろ先が見えてきましたね。もう少しお付き合いください。では。