こんばんは。
いよいよ大詰めのレックス緊急手術。毎日のように現れる新しいオーナーさんは作業の進行状況が気になってしかたがない様子。私も後が詰まっていますので早く終わらせないと次のクルマにかかれません。ということで今日が最終回です。つまり、完成します。
ドライブシャフトを取り付けます。画像の1の矢印がスプライン部です。
スバルではこのようにミッション(デファレンシャル部)からスプラインが突き出しています。他メーカーではほとんどがドライブシャフト側からスプラインが突き出しています。さらにスプラインの赤く○で囲ったところに穴が開いていて、2の矢印の部分にちょっと刺さっているピンを貫通させて固定します。穴の位置を合わせて組み付けないとピンが入りません。
これが組み付けた状態。左右とも同じ作業です。これで動力がタイヤにまで伝わるようになりました。ちなみに
ヴィヴィオからはこのピンが無くなり、代わりにスプラインの先端近くにCリングが装着され、そのCリングの外側に広がろうとする力でドライブシャフトをロックします。
次に排気関係を組み付けていきます。このレックスではエキゾーストマニホールドがミッション方向へ90度曲がっており、ここも特殊な作りになっています。触媒と一体となったEXマニホールドはラジエターのすぐそばを通り、ミッション下でフロントパイプに接続します。冷却効率を考えるとあまり良い取りまわしとは言えませんが、極力エンジンを下の方に搭載し、重心を低く抑えようという考え方からこうなっていると思いますので、そういう意味ではなかなか凝った作りだと言えます。
すべてを組み付けてエンジンがかかった瞬間の画像。2気筒エンジン独特の「コトコトコト・・・」という振動とともに軽快に回っています。クランクシャフトからの音も完全に消えてとても良い状態です。最終の調整&チェックを行い、完成となりました。
試運転でもスーパー
チャージャーの威力と本調子になったエンジンのパワーが余裕の鋭い加速を生み出しています。とても速いです。550ccの2気筒エンジンでありながらスーパー
チャージャー+大型のインタークーラー、4輪独立のサスペンション、前後ともに装備されたスタビライザー、フロントブレーキはベンチレーテッドディスク・・・そして620kgの軽量ボディと走りに対しての当時の
スバルの意気込みが存分に味わえるクルマです。こういうクルマにはいつまでも元気に走り続けていてもらいたいものです。新オーナーさん、お待たせいたしました。心行くまでご堪能ください。
では私は次のクルマにかかります。