こんばんは。
よく降りますね。しかも寒いし。体を動かして温めることができれば良いのですが、キャブレターの作業はホントに指先だけしか使わないですからね・・・。困ったものです。
さて、今日から組み立て作業に入ります。忘れ物が無いように各ボディに細かい部品を組み付けて3段重ねに積み上げます。各段の間には新品のガスケットが挟んであります。この画像だと本体のみの状態ですのでとてもスッキリしています。このくらいシンプルだと作業も楽なんですがねぇ・・・。
反対側から。さらにシンプルです。が、ここにはオートチョークやスロットルのリンケージが複雑に絡み合ってくっつくことになります。この側面はほとんど見えなくなってしまいます。
真上から。2バレルキャブの構造がよく解かる画像です。まだチョークバルブは付いていません。ずいぶんキレイになりました。
このように「素っ裸」のキャブレターの周りにデコレーションしていきます。前述のチョークやスロットルのリンケージ、アイドルアップのダイヤフラムやプッシュロッド、センサーや無数のホース等々・・・。これらの取り付けには順序があり、慣れない人がやると付けては外し、付けては外しの繰り返しになってしまいます。「最初にコレを付けて、次にコイツをこの穴に通す・・・」「このリンクはこの向きじゃないとプッシュロッドと接続できないけど付ける時は逆に向けて入ったら向きを戻す」・・・。こんなことの繰り返しを行っていきます。
組み上がったキャブレターです。外もかなり美しくなりました。バキュームホースはすべてコチンコチンだったので新品のホースで繋ぎ直してあります。このホースの接続ヶ所も間違えやすい作業です。間違えないコツは片方の端を抜き取らず、接続したままにしておくこと。そうすればホースの曲がり具合や長さ等でどこに繋がるのかが解かります。そして交換する際も1本づつそれらを確認して接続していけば間違いありません。
エンジンに取り付けました。ここでもホースの接続個所に充分注意して取り付けます。
右側から。複雑に絡み合ったリンケージが見えます。どれ1つ間違えてもまともに作動しません。組み立て時と同様に取り付け時にも改めて正しく付いているか確認していきます。こうしてキャブレターは元の位置にキレイになって収まりました。
キーをONにしてポンプがガソリンを送り込むのをしばし待ちます。そしてキーをさらに回すと、キュルキュルキュル・・・と何度かセルモーターを回して始動しました。この時期ですのでチョークがかなり効いていて高めのアイドリングで維持しています。第1段階は成功です。エンジンがかかっただけでなく、しっかりオートチョークが作動しています。このままエンジンが温まるのを待ちながら時々アクセルを踏んで吹け上がりを確認します。F5Bらしい鋭いレスポンスです。
そうこうしている間にエンジンは温まり、通常の回転数に落ち着きました。ラジエターの電動ファンもちゃんと回転しています。画像のようにアイドリングも1000回転付近で安定しています。あとは細かい調整を行ってこれでキャブレターの修理は完了です。
早速、ひと回り走ってみましたが、ボディの軽さと低さによる小気味良い加速と安定感がなかなか楽しいクルマです。オートマ車ですが、なかなか良い加速をしてくれます。変速の方も1速から2速、2速から3速とシフトアップもカンペキです。アクセルを軽く踏めば普通に変速、深く踏み込めば各ギアで高回転まで引っ張ってくれます。まさに「楽しめるAT車」という感じです。
さて、次回からは内外装の仕上げに着手していきます。
お楽しみに。ではまた。