こんばんは。
しばらくです。このところ、前回の更新でも書いた通り、難解な修理や重整備が立て続けに入庫しており、なかなかこの
セルボにとりかかれませんでした。お客さんのクルマが最優先なのでどうしても在庫車は後回しになってしまいます。昨日は祭日だったので定休日の火曜日でしたが営業し、今日が本来は振替で定休日となるのですが、そこは多忙な年末です。休んでもいられません。今週は休み無しです。
で、昨日までに手間のかかる作業が一応クリアできたので、今日からは久しぶりに
セルボの作業です。
今日は室内の天張りの張替え作業です。
この時代の
スズキ車はこのようにみんな天張りが剥がれてきます。接着剤による貼り付けなのでしかたがありません。
ダラ〜リ垂れ下がったみっともない天張り。まずは日頃のストレスや怒り、あらゆる苦悩を撃ち破るべく、渾身の力を込めてこの垂れ下がった天張りを思いっきり引き裂きます。ビリビリとにかく引きちぎって剥がしていきます。後には内側のスポンジが残ります。残ったスポンジには接着剤が付着しているので簡単には剥がせません。そこでスクレッパーでガリガリ削ぎとっていきます。新しく張る天張りがデコボコしないようにここからは丁寧に残さず削ぎ取ります。
キレイに「ツルッパゲ」になった天井。ここに新たな「ヅラ」を貼り付ける訳ですが、まずは採寸から。リアゲート側の後端とガラスルーフ側の前端とでは幅がことなります。しっかり採寸して長さも測ります。
今回、純正の天張りは生産終了で入手できませんでしたので(バカ高いのでこれで良かったのですが)近所の超大型ホームセンターにてかっちょええ生地を買ってきました。ビニール素材ですのでその素材に適合するスプレー式の接着剤も合わせて購入。先程採寸したデータを元に生地を切り出していきます。当然、そんな機材は無いのですべて手作業で切り出します。切り出した生地を段ボールの上に広げ、まずはツルツルの裏地にサンドペーパーで荒くキズを付けていきます。こうすることでキズの中に接着剤が入り込んでより強力に接着できるのです。とくに端っこは一番剥がれやすいので念入りに擦っておきます。
さて、ここからは時間との勝負です。天井と生地の裏地にまんべんなく接着剤を吹き付けて、一気に貼り付けます。角度や位置を一発で決め、直ちに貼り付けないと接着剤が乾いてしまいます。
リアゲートのすぐ後に生地を置き、まずは天井に接着剤を吹き付けます。段差があるルーフ形状なのでその部分にはとくにたっぷりと吹き付けます。すかさず今度は生地の裏面に接着剤を吹き付けます。全体に吹き付けたら間髪入れずにすぐにリアゲートから滑り込むように自分と生地を車内に入れます。両手両足をフル活用して正確な位置に生地を持っていき、一気に貼り合わせます。さらに空気が入ってしまったりシワができたりしないように中央から両手両足で生地を密着させていきます。何度も何度も繰り返し撫でまわし、接着剤がある程度乾くまで押さえつけていきます。こうして完成したのが上の画像です。純正よりスポーティなイメージの天張りになりました。
意外と大変な作業です。とにかく瞬間的にドンピシャの位置に貼り合わせなければなりません。経験がモノをいいます。
さて、これで内張り関係が終りました。あとは掃除をしてボディを磨けば完成です。次回発売の「Goo」に掲載しますのでいくらになるか楽しみにしていてください。
ではまた。