2008年08月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
« エンジンオーバーホール〜ヴィヴィオRX−R編| Main | 緊急手術!甦る昭和の名車 »
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(12)〜最終回   2008年05月19日(月)
こんばんは。

早いペースで進めてきた今回のオーバーホール作業。まだ(12)だというのに最終回です。今回はこれまでに無い程の激しい状態のエンジンでしたが、こんなに早く出来てしまいました。理由の1つに、「洗浄する部品が少なく、新品に交換する部品が多かった」というのが揚げられます。部品代金が高額になりますが、作業をする側の私の労力は少なくて済むというものです。では完成したプレオのエンジンルームをどうぞ。



すべての部品を取り付けるとやはりぎっしり詰まっていますね。冷却水、CVTフルード、エンジンオイル、パワーステアリングオイル等を入れてエンジンを始動します。毎度のことですが気持ち良く1発始動です。滑らかに、安定して、そしてパワフルに回転しています。



運転席側から。こちらはさらにギッシリです。何度もバラして組んでということはしたくありません。同じエンジンのヴィヴィオのオーナーさんが以前言っていた「どこに持ってってもファンベルトの交換だけでもイヤがられる」というのがよく解かる景色です。慣れていなければこの景色を見ただけで躊躇いたくなるものです。



今回、試運転のシーンを撮り忘れてしまいました・・・。そして今日、このプレオは無事に新しいオーナーさんの元へ行ってしまいました。走り去る姿はこれまで見ていたあのプレオのフットワークではありません。とても元気に走っていきました。今度のオーナーさんは当店開店以来の長いお付き合いのお客さんです。毎回、丁寧に乗ってくださる方ですので私も安心して送り出すことができました。

こうして今回のプレオのオーバーホール作業は無事に終了しました。これからしばらくは車検等のたまっていた作業を片っ端から終わらせていきます。記事になりそうな作業があればレポートします。そして、それらが落ち着いたら、前回、予告しておりましたミラの作業になります。これはけっこう面白い(読んでるヒトにとっては、です)レポートになるかと思いますのでご期待ください。

今回も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。次回の企画もどうぞご期待ください。

ではまた。



   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(11)  2008年05月17日(土)
こんばんは。

そろそろ終りが見えてきた今回の作業。いつもよりかなり早いペースでやってまいりました。今回のレポートではいよいよ車体にエンジンが乗ります。



下ろしているうちに取り付けないと面倒な部品をすべて取り付けました。忘れ物がないか入念にチェックします。チェーンで吊り上げていよいよ車体に乗せます。乗せる時はいくつかの注意点に気をつけなければなりません。これまでやってきた同じエンジンのヴィヴィオとは若干違ったレイアウトになっています。配線やエンジンマウント等エンジンを吊っている間に先に接続しなければならないヶ所が多々あります。



エンジンルームに収まりました。まずすべてのエンジン、ミッションのマウントを固定していきます。順番を間違えるとうまく固定できなくなります。よく考えて固定していかなければなりません。



エンジンのマウント部。エンジン側は3本のボルトで固定しています。車体側は貫通して1本の長いボルトで固定しています。この貫通しているボルトは最後まで締め付けません。すべてのマウントにボルトが通ったら締め付けます。



ちょっと解かり難いですがミッション側のマウント部。先ほどのエンジンマウント同様に貫通しているボルトはまだ締め付けません。この後、車体下、エンジン後のマウントも同様に取り付けます。全部で4箇所のマウントにボルトが通ったら全部を締め付けていきます。

これでエンジンは固定されました。後はすべてのパーツを元の通りに取り付けていきます。スバルの場合、いくつかのコツのようなものがあるのですが、これは秘密です。ファンベルト、パワステベルトのテンショナープーリーが1つのブラケットにまとめてあり、取り回しが独特です。これも簡単に装着し、張りも簡単に調整できるやり方があったりします。

ということで今日はやっとエンジンが乗りました。次回は最終調整等〜完成までをレポートします。私自身、今回の作業では体調が最悪で、でもいつもより早いペースで仕上げなくてはならず、けっこういっぱいいっぱいの状態での作業でした。体調管理の大切さを実感しております。ちなみにだいぶ声は出るようになりました。

ではまた。


   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(10)   2008年05月15日(木)
こんばんは。

だいぶ声が出るようになってきました。でもまだまだハスキーです。子供からの「もらいもの」ってどうしてこんなにキツいのでしょう?ウチのチビはすでに新たな「もらいもの」をいただいてきて家中●ロ●ロです・・・。これも私はもらってしまうのでしょうか・・・。恐怖です。

さて、本題です。



ヘッドにバルブを組み付けました。カムシャフトは新品です。手で回してみると新品ならではの滑らかな回転がたまりません。



この角度から見ると新品というのが解かりますかね?オイルシールも取り付けてあります。これでヘッドの組み立てが完了しました。



続いてシリンダーブロックにヘッドガスケットを乗せます。向きに注意して乗せます。



密着面にキズを付けないようにそぉ〜っとヘッドを乗せます。ヘッドボルト(全部で10本)を入れて仮止めしていきます。この時点ではまだ指で回せる程度にしか締めません。全部入れたらトルクレンチで規定トルクで締め付けていきます。



タイミングベルト側から見るとこんな感じ。ここまで来ればあとはヘッド周りにもデコレーションしていきます。ここからはとくに順序というものも無いのでやりやすいものから取り付けていきます。が、取り付ける際にボルトを他のところのと間違えたりしないように気をつけないといけません。



ヘッドカバーをしてIN、EXマニホールド等を取り付けました。ここまで来るともう車載状態に近い状態ですね。画像の裏面側はまだ何も付いていないのですが。



タイミングベルトを張ります。これで一応クランキングできる状態になりました。



フタをしてクランクプーリーを取り付けたらエアコンのコンプレッサーやオルタネーターのブラケット、パワステポンプ等を取り付けていきます。さらにオルタネーターを取り付け、各配線をしていきます。

今回はかなり駆け足でレポートしてきましたが、完成予定との兼ね合いもありますのでご了承ください・・・。さて、この後ですが、いよいよ車体に乗せる日が近づいてまいりました。あと少しです。もうしばらくお付き合いください。

ではまた。


   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(9)   2008年05月12日(月)
こんばんは。

だいぶ私の体は回復してきました。が、のどだけはまったく治る気配がありません。相変わらず声がまともに出せません。電話が鳴るのが怖いのも相変わらずです・・・。

さて、今日はひととおりの洗浄作業が完了しました。



ヘッド本体です。いつもに比べるといまいちに見えますが、この後秘密兵器が定休日明けに届くのでそれで簡単にこすってやればさらにキレイになり、本当の意味で完了となります。これだけ複雑な形状ですから真鍮ブラシで落とせる汚れというのも限界があります。ここだけは秘密兵器に頼ります。



画像下半分のバルブ、バルブスプリング等も終わりました。かなり激しく汚れていましたが、こちらは通常の作業でキレイになっています。カムシャフトは新品に交換しますのでここにはありません。これでバルブ、カムシャフト等のヘッド周りの部品を次回から組み付けられます。

これでエンジン内部の部品は全部洗い終わったことになります。この洗浄作業が終わると非常に力が抜け、安堵感に満ち溢れます。長く苦しい戦いの後の静まり返った、でも荒れ果てた大地に立っている感じです。さて、明日は定休日です。この休みの間に少しでも声が出るようしっかりと静養したいと思います。ではまた。


   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(8)   2008年05月10日(土)
こんばんは。

雨です。すごく寒いです。私は現在、のどをヤラれてしまったために声がまともに出ません。この数日、お問い合わせ等で電話をいただいた皆様、ものすごい声での対応、誠に失礼いたしております。しばらくこんな感じだと思いますのでどうかご容赦ください。

さて、それでも作業はサクサク進みます。



クランクシャフト下(画像では上に被るようになっています)のお皿が付いて、オイルポンプ、ストレーナーがくっ付きました。どんどんデコレーションしていきます。あっという間にクランクシャフトが見えなくなってしまいました。



タイミングベルト側から。新品のような輝きのオイルポンプ。クランクシャフトの頭が突き出している部分にはオイルシールも組み付けてあります。



ミッション側から。こちらもオイルシールが組み付けてあります。こちら側のはどのメーカーのもかなり巨大なシールです。はめ込む時にはゆがまないように注意しなければなりません。



これまた新品のオイルパンが被さりました。これでシャフトは頭と尻しか見えなくなってしまいました。



シリンダーブロックをひっくり返して・・・。これで正しい上下になり、本来の姿になりました。ここでウォーターポンプも取り付けました。



ミッション側にはフライホイールを取り付けた後、トルクコンバーターを取り付けます。どんどんデコレーションしていきます。



重たいCVTミッションがくっ付きました。この段階ではミッションの方が重いくらいです。これでやっと自力でエンジンが立っていられる状態になりました。ここまで来るとだいぶ車載状態に近くなってきましたね。一気に進んでしまいました。

これでシリンダーブロックはひとまず完成となります。明日からは途中で止まっていたヘッド周りの洗浄から再開し、ヘッドの組み立て、シリンダーブロックとヘッドの合体と進んでいきます。あぁ・・・はやく健康な体に戻って欲しい・・・。あらゆる添加剤(薬)をブチ込んで持ちこたえている私・・・。クルマより自分をオーバーホールしたくなります・・・。

ではまた。


   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(7)   2008年05月08日(木)
こんばんは。

いまだゲロゲロです・・・。そんな私に反比例して作業はサクサク進んでいきます・・・。



新品のピストンが入ったのでシリンダーブロックの組み立てに入ります。これが連休前に来ていればもっと進んでいたはずなのに・・・。スバルさん、おたくはなんて社員思いな会社なのでしょう・・・。いつでも大型の連休では他社の追随を許さないくらい長いお休みをとりますね。おかげで連休中も働く側にとっては「その部品が来ないと何もできない」という状況のまま長いお休みに突入されてしまうことになるのです。



コンロッドと組み合わせた新品ピストン。ご覧の通り、スカート部にコーティングが施してあります。最近の低燃費エンジンによく見られる加工です。また、ピストンリングの入る溝に注目。3段目のオイルリングの溝がやたら広くなっています。これも今時のサラサラオイルに対応した加工です。さらにピストン本体はアルミ製。デカくて重いEN07エンジンにはとてもミスマッチな軽量ピストンです。



4気筒とも組み付けました。いつものように塗りたくっている緑の物体はWAKO’Sのエンジン組み付けペーストです。



組みあがったピストンをシリンダーに挿入します。鉄製の重いシリンダーブロックと汚れの無いキレイな新品アルミピストンの組み合わせです。とても不思議な光景です。



シリンダーブロックをひっくり返してクランクシャフトの組み付けに入ります。まずは各部のメタルベアリングを組み付けていきます。



クランクシャフトが乗りました。こちらも真新しい新品の部品です。軽量のアルミ製ピストンでもクランクシャフトの重さはとても重いです。あとは各ボルト、ナットをトルクレンチで規定のトルクで締め付けます。これで主要なシリンダーブロックの部品は収まりました。あとは周りにデコレーションしていくことになります。次回はその辺りの様子をどうぞ。

では。


   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(6)   2008年05月05日(月)
こんばんは。

子供からもらった風邪が強烈に悪化してきました。のどが痛み、せきが止まらず、熱が上がり、体じゅうの関節が痛みます・・・それでもやめられないたばこ・・・のどの痛みは自業自得です・・・保育園に行き始めたウチのチビはあらゆる種類の風邪を次々ともらってきては家じゅうに撒き散らします。

そんな状態ですから作業がはかどる訳もなく、フラフラしながら休み休みやってます。



ロッカーアームの洗浄が完了しました。スペアリブのようにギトギトだったロッカーアームがさっぱりとカロリーオフ。きれいになりました。



ロッカーアームの洗浄時には画像の小さな穴に注意しなければなりません。わずか1mm程の小さな穴ですが、この穴からオイルが注入され、潤滑して動きを滑らかにします。この穴が詰まっていないか必ずチェックしなければなりません。針金を差し込んで汚れを落とし、洗浄液が穴を通って垂れてくることを確認します。とても大事な作業です。

すべてのロッカーアームでこれを確認して完了です。同様にロッカーアームのシャフトにも穴がありますので確認していきます。



今日は私の体も限界に達しているのでこれだけしかできませんでした・・・。クルマも人間も健康が大事です。明日1日仕事をすれば休みです。なんとか持ちこたえて欲しいものです。薬が手放せません

それではまた・・・


   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(5)   2008年05月03日(土)
こんばんは。

今日は朝からナビゲーションの取り付けの予約が入っていてプレオの作業の方はあまりできませんでした。大体いつもキリの良いところまでは終わらせるようにしているのですが、今日はあえて途中で手を止めて洗浄前と洗浄後を同じ部品で比べてみましょう。



カムシャフトのガイドはご覧の通り、すべてキレイになりました。画像の上の方に並んでいるのがソレです。発掘作業の時のことを思い出すと信じられないくらい美しくなりました。で、その下にロッカーアームが1気筒目だけキレイになっていて、あとは汚いままの状態になっています。



ちょっと拡大。あまりにも違いすぎる色艶・・・。カタチまでもひと回り小さくなっています!ゴム手をはめて触っていても汚い状態では明らかに「ヌルッ」としていて重く大きくなっています。洗浄し終わると手触りも大きさも重さもだいぶ違ってきます。ここまで変わると本当に別のクルマのような気がしてきます。

今日はこれだけしかできませんでした。とくに焦っている訳ではありませんが、少ししかできないとなんだかすっきりとしません。明日はどこまでできるのでしょう・・・?明日はとくに作業の予約は入っていないのでけっこう進めると思うのですが・・・。ではまた。


   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(4)   2008年05月01日(木)
こんばんは。

いよいよG.W.に入りましたね。今年はカレンダーの配列の悪さで定休日の火曜日が2週に渡って祭日ですので昨日の30日と次週の7日の水曜日が振替の定休日となります。なお、それ以外の日は通常通り営業しております!!が、部品の供給はストップしておりますので当店で在庫している部品は販売できますが、注文販売品は連休明けに届きますのでご注意ください。

さて、本題です。このG.W.は前回お話しした通り、各部の部品の洗浄作業に費やします。早速けっこう洗ったのでレポートしましょう。



コンロッド等々・・・。今回もピストンは新品に交換するのでコンロッドのみ洗浄して、ピストンは洗っていません。「なぜ交換するならバラして洗わない?」と言われるかもしれませんね。コンロッドとピストンを組み合わせているピストンピンやCリング等は細かい部品でもあり、向きがあります。そこで、新品ピストンが入荷したらその時点でバラし、すぐに組み付けるようにしないと、無くしたりする可能性が高くなります。ですから直前までバラさず置いておくのです。



あの「恐るべき惨劇」がウソのように光輝いています。ピストン側面にはかなり汚れが付着しています。この差がなんとも不思議な光景になっています。しばらくこの状態でお待ちいただき、G.W.明けにピストンが入荷したら美しい新品の輝きを手に入れることになるのです。



オイルポンプ内部も他と同様に真っ黒でした。キレイに洗って組み立て直します。オイルスイッチ等の小物も取り付けてしまいました。



表側。にじんだオイルに砂ぼこり等の汚れが混ざって汚くなっていたので表面もキレイにしました。



そうそう。肝心のシリンダーブロックです。こちらも根こそぎ汚れを落とし、あの惨劇は面影すら残っていません。シリンダーブロックだけで真鍮ブラシが2本ダメになりました。あとはピストンやクランクシャフトを組み付けるのみとなっています。こちらもしばらくお待ちいただきます。



今回の作業と直接関係はありませんが、せっかく下ろしたのでミッションも洗っておきました。長年(っても7〜8年のものですが)の汚れを落としてサッパリしています。

ということで下半分の洗浄は終りました。あとはヘッド、カムシャフト、バルブ等が残っています。上半分ということですが、こちらは非常に細かい部品が多く、毎回気が重い部分です。次回はこの辺りのレポートになります。お楽しみに。



   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(3)   2008年04月28日(月)
こんばんは。

ものすごい画像をご覧いただいた前回の更新でしたが、あの「ものすごい物体」をバラしていきます。作業はまさに発掘作業で、蓄積されたグロい物体を−ドライバーで取り除いていき、ボルトを発見するという作業です。



オイルポンプを外し、クランクシャフトが外せるようにしました。各部のボルトを掘り起こして緩めていきます。コンロッドのナットはこの状態でも見えていますね。



外したクランクシャフト。真っ黒です。よくぞ回っていたという、まさに「いまわの際」状態。いつ焼き付いてもおかしくない状況です。当然、クランクシャフトは新品に交換です。



さらに外したピストン&コンロッド。ここに関しては磨耗は思っていたよりはヒドくない状態。とは言え、ピストンも新品に交換です。コンロッドは汚れを落として再利用です。



オイルポンプ。もはやポンプなのか何なのか解からないくらいの状態・・・。でもこれも汚れはヒドいですが、中身は思っていたほどではありませんでした。磨けばまた光輝く金属色が甦り、機能も復活します。これでシリンダーブロックは丸裸になりました。ここからいよいよ洗浄作業が始まります。これまでに無い程の過酷な作業となるでしょう。1つ1つが美しくなっていく過程を次回からご覧いただきます。

それではまた。


   

| 次へ
プロフィール


ネットワーク

リンク集

http://blog.goo-net.com/nakano-kcar/index1_0.rdf
店舗情報


Goo-net Blog
GooWORLD Blog
GooBike Blog