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最終回!!SR−FOURオーバーホール(19)  2007年01月11日(木)
こんばんは。

さて、今回の第4弾!SR−FOURオーバーホール日記も今日で最終回です!!今回もいろいろな作業を行いましたが、その完成した走りがついに公開されます!!最後にはいよいよ今回のSR−FOURの販売価格の発表があります。さらに特報もありますので最後までお付き合いください。



エンジンをよく温め、今1度調子を診ます。”忘れ物”が無いかよく確認します。納得いくまで確認したら、いよいよ乗り込んで試運転です。クラッチを踏むと新品のハリのある踏み応えが足に伝わってきます。ギヤをローに入れます。シフトフィーリングもブッシュの交換の成果が現れていてしっかりと入ります。いよいよスタートです。作業場を出て公道に入り、アクセルを踏み込んでいきます。しっかりとした圧縮が生み出す力強い低速トルクは毎回、試運転の度に「やって良かった」と思わせてくれます。グゥー!!という加速とともに体がシートに押し付けられる感覚に陥ります。



まだ慣らし運転中ですので、4000rpm以下を保ちながら快適に巡航です。今回は足回りの部品も多数交換しているので、ハンドリングや路面の凸凹に対しての車体の挙動も実に快適であります。しなやかに身をこなすSR−FOUR。ハンドルさばきにクイクイ反応してくれます。



ブレまくっておりますが、「走ってます」という臨場感が少しでも伝わるかと思って掲載した画像です。S字カーブの途中での1枚です。AT車ならまだしも、マニュアル車での走りながらの撮影はなかなか厳しいです。みなさんは決してマネしないようにお願いします。危険です。



走行中、前にトラックが進入してきました。減速です。エンジンブレーキがとても良く効くのは圧縮が回復している証拠です。アクセルオフ時も実に良い感じです。



前に進入してきたトラックの後ろに付きました。赤信号です。ブレーキによる減速もしっかりとした効きで安心感があります。4輪とも新品のブレーキパッド&シューですから、踏みしろが僅かで少し踏んでもしっかりと踏み応えのあるブレーキペダルです。グルリと何周かして、ガソリンを入れて戻ってきましたが、とても快適で安心感に満ち溢れております。これならまだまだ走り続けることができます。良いクルマに仕上がりました。

さて、こうして今回のオーバーホールは無事、問題無く完了しました。約1ヶ月間の作業でしたが、実に中身の濃い作業となりました。あとはクリーニングをして店頭に並ぶことになります。さて、気になるお値段ですが・・・。

¥273、000−

に決定しました。消費税込みです。

いかがだったでしょうか?今回のオーバーホール作業。2006年は合計4台のSR−FOURを甦らせました。どれも同じクオリティで作業を行ったつもりです。お買い上げいただいたお客様にはぜひとも大事に乗っていただきたいものです。これらのオーバーホールしたクルマは慣らし運転が必要になります。お買い上げいただいたお客様にはその方法を詳しくお教えいたしております。遠方からのお問い合わせも毎回数多くいただいておりますが、可能な限り詳細にお答えいたします。お気軽にお問い合わせください。

それではまた次の機会に!!

特報!!

今春公開!!

セルボモードSR−FOURオーバーホール日記第5弾!!

製作準備快調!!

みなさまのご期待にお応えすべく、中野自動車が総力を結集して製作する最新作!!

迫力の作業に感動の仕上がり!!

ゴールデン・ウィーク最大の話題作!!

中野自動車の日常の風景 SR−FOURオーバーホール〜リターンズ

次回作ではCP32S(SR−FOUR後期型の4WD車)が素材になります。4輪ディスクブレーキと低速トルクを僅かにアップした後期型で、走行99000kmのクルマです。G.W.前後に公開予定!!

乞うご期待!!


   
今年最後のSR−FOUR エンジンオーバーホール(18)  2007年01月10日(水)
こんばんは。

このオーバーホールもいよいよクライマックスです。前回はエンジンもかかり、クルマのカタチに戻り、しっかりSR−FOURになりました。今日は残りの作業をレポートします。



残りの作業とはブレーキ周りのことです。フロントはごく最近パッドも交換してある感じで、新品同様です。しかし、明らかに踏み応えがおかしいブレーキ。リアに問題アリです。ドラムを開けてみると・・・ホイールシリンダー(画像上部の筒状の物体)はキレイです。両端のブーツからもブレーキオイルの漏れはありません。しかし両端にあるブレーキシューがかなり減っており、調整不能な状態になっております。これではおかしいと思って当然です。早速交換です。大丈夫と判断したホイールシリンダーもバラして中身のカップキットを交換します。ついでにできる作業ですから。



さっきの画像は左側のブレーキ。この画像は右側です。向かって右のシューがかなり磨り減っています。上端は紙切れのような薄さで、少しめくれ上がってペラペラしています。もう少しでドラムの内側を削ってしまうところでした。



その部分のアップ画像です。「まだ段差があるじゃん。紙切れ程じゃねーべ。」とか言わないでください。段差に見えるのはめくれ上がって出来た影で、段差ではありません。



作業後の左側リアブレーキの様子。ホイールシリンダーのブーツが真新しいゴムになっていますね。さらにシューの厚みが全然違います。



で、右側。紙切れのような薄いシューが見違える程分厚くなりました。これでドラムを被せてシューとドラムの内側の隙間を調整します。この調整はとても大事で、私が整備工場で修行していた頃に「ブレーキはもっとも大事な部分。整備はブレーキに始まりブレーキに終わる」と何度も言われました。難しい作業ではありませんし、車検等でよく行う作業なのですが、だからこそ慣れとか知識だけで作業をしてしまうとちょっとしたミスから人命にも関わる重大な事故に繋がりかねません。どんなに慣れていてもいつもしっかり確認しながら行わなければならない重要なヶ所なのです。で、調整が終わって、ドラムを閉じたらブレーキオイルの交換をします。これでブレーキ周りは完了です。



次にフロントサスペンションの作業です。フロントはタイロッドやボールジョイントブーツ等の交換をすでに終えていますが、最後にショックアブソーバーのてっぺんに付いているマウントブッシュを交換します。左のが磨耗して潰れてしまったマウントブッシュ。右のが新品です。



裏返すとこの通り。藤壺のように尖っていなければならないブッシュが完全に平らになってしまっています。これだけ押し潰れてしまっているのです。実はこの部品も、スズキ車全般の泣き所なのです。ジャッキアップしてタイヤを持って上下に揺すってガタガタ動くようなら大抵このブッシュが磨耗しています。磨耗しているとタイヤを揺すりながらエンジンルームに突き出たストラットのてっぺんを見ていると上下にカタカタ動きます。



左がシンピンのブッシュを取り付けた状態、右が交換前。明らかにカタチが違います。次の画像と右のブッシュを見比べてみて欲しいのですが、隙間が出来たり埋まったりしている様子が解かります。



右のストラットの固定用スタットボルトがあるすぐ右に隙間が出来ています。手で動かすと完全にフリーになっているのでカタカタ動かせます。左右ともにブッシュを交換して車体に取り付けて作業は完了です。

いやぁ〜今回は結局(18)まできましたね。明日は最終回(19)です。いよいよ試乗です。そしてこのSR−FOURの気になるお値段も公開いたします!!そしてそしてさらに特報が!!

お楽しみに!!


   
今年最後のSR−FOUR エンジンオーバーホール(17)  2007年01月08日(月)
こんばんは。

昨日はやっとエンジンが乗ったところまでお伝えできました。今日からはよりクルマらしくなっていきます。



4箇所のマウントを固定してエンジンが水平になりました。バッテリーやラジエターもくっ付いて、見慣れたエンジンルームになってきています。



ターボやエアコンのコンプレッサー等が見えます。これで一応エンジンが始動できる状態になりました。



エンジンオイル、ミッションオイル、冷却水を入れて準備万端です。ラジエターの注入口がとても緑緑してますね。新しい冷却水ってとても気持ち良いですね。いよいよ始動です。エンジン内のガソリンはすべて抜けていますので、バッテリーをつないだら、しばらくセルモーターを回し続けます。ガソリンがインジェクターに到達し、噴射され始めるとバスバス・・・とかかりはじめます。そして完全に始動し始めます。

始動したエンジンはとても良い感じで安定した回転で回っています。季節柄寒いですからファーストアイドルが少し高めです。このままエンジンを温めておきます。



その間にバンパーやグリル、タイヤ等を取り付けて車体を下ろします。これで一応完成となります。あとは暖まったら各部の調整をします。調整に関しては当店の企業秘密でもありますし、1台1台コンディションも違いますから、それに合わせた調整を行うことになりますが、詳しくは書けません。調子はご来店の上、ゼヒご自分の目でご確認ください。

なんだかこれで終りみたいな感じですね。でも今回はこれだけでは済まないのです。しっかりまだ続きがあります。明日は火曜日で、当店は定休日です。水曜日にはこの続きをレポートいたします。この後、どんな作業が残っているのか楽しみにしていてください。

それではまた。



   
今年最後のSR−FOUR エンジンオーバーホール(16)  2007年01月07日(日)
こんばんは。

年明け早々作業以外でのトラブルがありましたが、作業の方は順調に進んでおります。今日はいよいよエンジンが乗るところまでご覧いただけます。



これはタイロッドと言ってステアリングの操作をした時(ハンドルを回した時)に左右のタイヤの向きを変える為のロッドです。このロッドがハンドルを回した時にその方向にタイヤを押したり引っ張ったりして向きを変えます。つまり普段からとても力がかかる部分です。ご覧のようにロッドの付け根はボールジョイントになっており、上下左右と自在に動きます。スズキ車全般に、このタイロッドは磨耗が激しいです。ボールジョイントにガタが出てきてしまうのです。この部分での小さなガタでもタイヤの方ではかなり大きなガタになってしまいます。画像上のは新品です。手で動かそうにもそう簡単には動かないくらい硬いです。下のは外した古いロッドです。手に取るとロッドはブラブラで、振り回すだけでクルクルと動いてしまいます。それだけ磨耗してしまうんです。エンジンが下りているウチに交換してしまえばとても楽なので、今のうちに交換しておきます。



次にロアアームのボールジョイントのブーツが破けていたので左右ともに新品にしました。これも外れているついでにやるのが吉です。



次にエンジンを乗せると手が届かなくなってしまうヶ所を中心に洗浄します。せっかくエンジンがキレイになったのですから、乗せるボディもキレイにしときたいものですね。



下準備も整ったので、いよいよエンジンを吊り上げます。向きや角度を合わせながら慎重にエンジンルームに収めていきます。



エンジンルームに少しづつ入っていく途中の画像です。ミッションから突き出しているロッドに緑色のキレイなブッシュがはまっていますね。これはシフトレバーのリンケージが接続されるロッドで、このブッシュを交換するとシフトフィーリングがかなり変わります。これも外れている時にやっておくのが吉。



実にスムーズに収まりました。まずはエンジンマウントを固定していきます。この時点では前後の2ヶ所だけ固定します。ミッション側の2ヶ所はまだつけません。配線やホース等の接続の際に、エンジンが左右に動いてくれる方が作業しやすいのです。それらの接続が終わってからすべてのマウントを固定します。



車体下を覗いた画像です。何事も無かったかのようにスッポリ収まっています。



年末年始の最中に、唯一注文し忘れていた部品が発覚しました。デフシールというオイルシールで、ドライブシャフトが突き刺さるところにはめ込んでミッションオイルが漏れてこないようにするシールです。普段は常時在庫している部品なのですが、こういう時に限って切れているんですね。SR−FOURは右と左でこのシールの形状が違います。右側のシールは在庫が残っていたのですが、左側だけありませんでした。したがって画像のように取り外した状態で部品が届くのを待つことになりました。

待っている間も他の部分の作業はドンドン進んでいきます。部品が届いた時点ですぐに組み付けて完成できるようにしておく為です。さて、エンジンが乗りましたねぇ。次回はさらにクルマらしい状態に仕上がっていきます。もう少しです。お楽しみに。


   
今年最後のSR−FOUR エンジンオーバーホール(15)  2007年01月06日(土)
あけましておめでとうございます。

今年も中野自動車のブログとホームページを引き続きご愛顧賜りますようよろしくお願いいたします。
さて、新年早々、お詫びです。
Goo-netの業務休業期間の間、なぜか当店のブログだけが更新できない状況になっておりました。原因は当店側ではなく、Goo-netのシステムの誤った操作が原因でした。そのまま年末の休業に入ってしまったらしく、仕事始めの日まで一切の対応ができなかったとのことです。いつも更新を楽しみにしてくださってくれていた数百人の読者の方々には大変ご迷惑をおかけいたしました。今日から再開いたします。とは言ってもウチのミスではないんですけど・・・どうしてくれましょうかね



さて、気を取り直して作業です。実は更新できない間にも作業は滞りなく進み、現在は・・・。で、クラッチディスクとカバーを取り付けたところです。真新しいクラッチカバーが嬉しいですね。実は元々付いていたクラッチもまだ全然使える状態でした。しかし、せっかく開けたのですから、こういうところも新しくしておきたいものですよね。



クラッチが収まるミッション側のスペースです。キレイに洗って新しいレリーズベアリングを取り付けてあります。これでクラッチ3点が新品になりました。



ターボやその他、周辺部品を取り付けて、ミッションをエンジンに合体させます。この時にはエンジンを少し吊り上げてミッションのセンターシャフトが抵抗無くまっすぐに入るようにしておきます。



ミッションが付いたらセルモーターを取り付けます。セルモーターはミッションに固定されていますので、ミッションがしっかり固定されてからの取り付けになります。



画像の緑の矢印で示した部分にはサーモスタットのケースが付きます。このケースからはヒーターやスロットルボディのファーストアイドル調整用の水温センサーへのバイパスホース、水温計のセンサー等水周りに関する重要な部品が集中して取り付けられています。このケースは作業の都合上、ミッション取り付け後に取り付けます。

さて、久しぶりに更新できましたが、今日はここまでです。というのも、お正月の間の作業の画像処理をまだしていなかったりします。続きはまた明日ということで、画像処理は宿題とさせてください。それではまた明日。



   
今年最後のSR−FOUR エンジンオーバーホール(14)  2006年12月29日(金)
こんばんは。

今日は風が強くてたまりません。慌しい中、チョコチョコと作業を進めております。



タイミングベルトを張りました。どのようにかかっているかがよく解かりますね。上から下までキレイになっているので新品のエンジンのような美しさです。これでクランクシャフトとカムシャフトが同期して回るようになりました。



カバーを取り付けてタイミングベルトは隠れてしまいました。クランクシャフトのファンベルト用プーリーも付いていますね。カバーは上下分割式で、今回は下半分を新品にしました。あまりのオイル汚れにもはや再起不能状態でしたので。



スパークプラグを取り付けました。NGKのプラチナプラグです。私はNGKのプラグを愛用しています。他社製プラグはいまいち使う気になれません。これまでの経験で、そうなってしまいました。耐久性や点火性能等NGKが一番良いように思います。



F6Bエンジンは平成2年の登場時からすでにダイレクトイグニッション方式でした。したがって、プラグの真上にイグニッションコイルが付きます。ただ、各気筒に1個ではなく、2番と4番の上に1個づつあり、1番には4番のコイルから、3番には2番のコイルから短いプラグコードが伸びていて点火させています。合理的でよく考えられたダイレクトイグニッション方式です。



次にオルタネーターが付きました。



さらにフライホイールも取り付けました。ここまできたら次はクラッチ関係の部品を取り付けて、ミッションを合体させます。今はエンジンの下にいろいろ挟み込んで安定させていますが、ミッションを取り付ければ自力で立っていられるようになります。その作業は残念ながら来年に持ち越しとなりました。当店は30日(土)、31日(日)はお休みさせていただきますので、次回の作業は新年2007年の元旦ということになります。2日間程更新できませんが、ご容赦ください。ということで、次回は新年元旦に更新です。お楽しみに。それでは皆さん良いお年をお迎えください。



   
今年最後のSR−FOUR エンジンオーバーホール(13)  2006年12月28日(木)
こんばんは。

暮も押し迫って何かと慌しい今日この頃。今日はオーバーホール作業はほとんどできませんでした。お客さんのちょこっとした作業が次々と入庫してそれらをこなすだけで時間切れとなってしまいました。昨日の作業の続きをレポートします。



ラッシュアジャスターとロッカーアームを乗せました。ラッシュアジャスターはそれぞれ穴にスポッと入れるだけです。エンジンオイルを塗りたくって入れます。その頭とバルブの頭に橋をかけるようにロッカーアームを乗せます。すべてのバルブに乗せたら準備完了です。いよいよヘッドカバーを被せます。



ちょっとその前に横から1枚。タイミングベルトのテンショナーとアイドラプーリーが付いて、それらしくねてきています。ヘッドカバーを乗せるといよいよカムシャフトも乗りますので、横の部品が一通り揃います。



乗りました。解かり易いようにカムシャフトのプーリーを片方だけ取り付けてあります。ツインカムですので、同じもの2個のプーリーが並ぶのですが、片方のみの状態です。左側のプーリーの付いていない方のセンター部がカムシャフトの先端です。この周りにオイルシールをはめ込んで、プーリーを取り付けると右側の状態になります。この時、プーリーに付いている合いマークを真上に来るように合わせます。



上から見るとこんな感じです。カバーを被ると、だいぶ見慣れた状態になったのではないでしょうか?しかし、これから周りに付いているさまざまな部品を取り付けていかなければなりません。エンジン本体はこれで完成ですが、その周辺部品が実に多いのです。



真上からの図。4つある穴にはスパークプラグを挿入します。F6Bエンジンは白金プラグですので、通常のプラグより高額です。新品を取り付けます。



ふたたびカムシャフトプーリーです。アップでの画像です。このエンジンではヘッドカバーにカムシャフトが固定されます。したがって、カバーを被せる=カムシャフトを乗せるということなのです。これでやっとタイミングベルトを張ることができるようになります。

ここからはまた明日、作業を行います。明日の作業が終わると、ひとまずお休みをいただくことになります。いつも楽しみにしていてくださる読者の方々、大変申し訳ありません。その代わりに、元旦、3日の日も引き続き作業は行いますので、お正月ものんびりとご覧ください。よろしくお願いします。


   
今年最後のSR−FOUR エンジンオーバーホール(12)  2006年12月27日(水)
こんばんは。

昨日は物凄い雨でしたね。定休日でもいろいろやることが多い私としてはびしょ濡れになりながらあちこち走り回っておりました。さて、今日からはいよいよヘッド部の組み付けに入ります。エンジンらしくなってきますのでご期待ください。



月曜日にバルブを組み付けたヘッドにIN、EXマニホールドを取り付けました。キレイに洗ったマニホールドが輝きます。



EXマニホールドのガスケットが見えます。新品のガスケットは気持ちが良いですね。EXマニホールドはエンジンがかかるととても高温になります。それに耐える素材でできています。



一方INマニホールド側のガスケットは他のヶ所でもよく使われている紙製のガスケットです。吸入空気は排気ほど高温ではないのでこれで充分なのです。



インジェクターも付きました。すべてがピカピカです。



いよいよシリンダーブロックにヘッドを乗せます。まずはヘッドガスケットをシリンダーブロック上面に乗せます。



ヘッドガスケットにキズを付けないように慎重にヘッドを乗せます。ヘッドガスケットはシリンダーブロックとヘッドで挟まれ、ボルトで締め付けることで密着します。この時、ボルトは必ず規定のトルクで締め付けなければなりません。トルクレンチを使ってしっかり規定トルクで締め付けます。



密着した部分のアップです。1Cm程ハミ出すような形状になっています。これでシリンダーブロックとヘッドが合体して、「エンジン」になりました。



この後はいよいよヘッドカバーを取り付けてタイミングベルトを張ることになります。だいぶ出来てきましたが、スペースの都合上今日はここまで。明日はヘッドカバーも被り、タイミングベルトも付きますので、かなり完成に近い姿になります。それではお楽しみに。


   
今年最後のSR−FOUR エンジンオーバーホール(11)  2006年12月25日(月)
こんばんは。

今日からいよいよバルブの組み付け作業に入ります。年末も押し迫ってきましたが、年内に終わると良いのですが、どうなることやら・・・。自営業というのは作業だけやっていれば良いというものではないので、机に向かってする仕事やお客さんや各社営業の方々との会話等いろいろやることがあります。作業が調子に乗ってきたところで電話が鳴ったり、どうにも手が放せないところで誰かが来店したりするものです。なかなか思い通りに進まないことが多いのですが、ボチボチやっていきましょう・・・。



昨日までに洗い終わったバルブ関係の各部品を組み付けます。1本づつ「擦り合わせ」を行い、バルブシールを取り付けます。次にバルブスプリングを入れて、特殊工具で縮めておきます。そしてコッターピンという小さな部品でバルブとスプリングを固定します。これを16本繰り返し行います。



最初とこの画像はIN側のバルブの取り付けが終わった時の状態です。EX側はこれからです。1500〜2000ccクラスのエンジンと違って、各部品が非常に小さいのでとてもやりづらいです。このバルブの取り付け作業をする時はいつもこのことを感じてしまいます。そして、IN側が終わって一休みするこの瞬間、「まだ半分だ・・・。」とため息をつくのです。



裏側から見た図です。各バルブがしっかり密着しています。



精神力でEX側もすべて取り付けます。排気バルブはIN側よりさらに小さいバルブなので指がツリそうになります。毎回もがき苦しんで取り付けが完了します。



元通りというよりさっぱりして整然と並んだバルブ16本。無事、取り付けることができました。ラッシュアジャスターやロッカーアームはヘッドカバーを被せる直前で取り付けます。というのも「取り付ける」というよりラッシュアジャスターはスポッとはまるだけですし、ロッカーアームはただ乗せるだけです。この後IN、EXの各マニホールドやインジェクター等取り付ける部品がたくさんありますので、それらを付けてから最後に乗せないとポロポロと落ちてしまいます。

明日は定休日ですので更新はお休みです。あさって27日(水)にはそのIN、EXマニホールドの取り付けを経て、いよいよヘッド部の完成に向けて作業を進めていきます。お楽しみに。

ところで、この年末ですが、今年は都合により、30日(土)、31日(日)はお休みさせていただきます。元旦は18:00までの短縮営業、2日(火)は定休日、3日(水)は18:00までの短縮営業になります。4日(木)からは通常通り営業します。ご来店お待ちしております。


   
今年最後のSR−FOUR エンジンオーバーホール(10)  2006年12月24日(日)
こんばんは。

昨日の続きをもくもくとこなしていた今日の作業ですが、なんとか一通りヘッド周りの洗浄が完了しました。



すべて磨き終わったバルブ16本、バルブスプリング32本(大きい外側のスプリングの中に小さいスプリングがある2重構造です)、コッターピン、ロッカーアーム、ラッシュアジャスターが各16組です。これらを1つづつ手作業で洗うのです。どうにか全部終わったという感じです。



あの真っ黒いバルブがウソのようです。ピカピカに磨きあがりました。これだけキレイにすると、洗った後の灯油はもう真っ黒で、底にはおびただしい量の沈殿物が・・・。



続いてINマニ周りもスゴい汚れ具合だったのでキレイにします。とくにヘッドとの接合部やスロットルボディの入り口付近がオイルまみれだったので入念に洗いました。



ヘッドカバー&カムシャフトもしっかり磨きます。ここはそんなに汚れてはいなかったのですが、一番よく見える場所でもありますんで、次のオーナーさんが気持ち良く乗れるよう、磨いておきました。

さぁ、これで明日からはバルブの組み付け作業ができます。16本のバルブをしっかり擦り合わせ、”あたり”を出して組み付けていきます。これが出来上がるといよいよシリンダーブロックとの合体となる訳です。いよいよ後半戦という感じです。ここからは中身の濃いレポートが書けそうです。

それではまた。


   

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