こんばんは。
「いつもオーバーホールとか重整備ばっかやってんの?」とよく聞かれます。「そんなことないよ。細かいのもやるし、大掛かりなのもやるし、いろいろだよ。」と答えます。が、その会話をしている後にエンジンルームがぽっかり空いてエンジンが下りているクルマがあり、そのエンジンがバラけていたりするとやはりそう思われてもしかたがありません。
今は
セルボモードSR−FOURの納車に向けての整備を行っています。画像はステアリングラックを交換したところです。リビルト品に交換しました。交換前はガタがでており、これから車検を取ろうという状態ではありませんでした。この作業はエンジンを下ろして行うのが一般的ですが、ちょっと工夫をすると下ろさなくてもかろうじてできます。が、今回はこれだけではないので下ろしました。
エンジンのオイ
ルポンプの交換があるからです。この2点の作業を行うのであれば下ろしてやった方が楽です。で、画像のような状態になったのです。今回はエンジンやミッションをバラす訳ではないのでとても楽に感じますが、実際にはけっこうハードな作業です。以前も書きましたが、SR−FOURのオイ
ルポンプは100000kmくらい走るとプーリー(画像一番下右側の大きなヤツ)の付け根のオイルシールが硬くなり、ヒビが生じ、オイルが漏れてきます。さらに乗り続けるとこのプーリーの軸にガタが発生してタイミングベルトにもオイルが付着し、テンションも弱くなり、ベルトのコマがズレて走行不能になります。
このプーリーの軸部のオイルシールが単体で部品供給していてくれればプーリーを外してそのシールだけを交換すれば良いのですが、ここはオイ
ルポンプと一体でしか出てきません。仕方ないのでこの症状が起こったSR−FOURはすべてオイ
ルポンプAssyで交換しています。困ったものです。
あの・・・勘違いしないでくださいね。「だからダメなクルマだ」ということではありませんよ。他のメーカーのクルマも同じ
スズキのクルマも似たようなことは多々あるのです。「この部品だけ出れば安く済むのに・・・なんでAssy交換なんだよ。」ということはいくらでもあることなのです。毎日毎日いろいろなメーカーのいろいろなクルマを整備していれば、そんなことはしょっちゅうあるのです。時には目を疑うような信じられないような事もあるものです。「たったこれだけの修理なのにそこまでバラさないとできないの??」とか、クルマの構造は基本は同じでも取り付け方や配置等で整備方法が大きく変わるのです。
まぁ、そんな訳で今月もいろいろな作業依頼が続々と入ってきています。面白そうなものはまたレポートします。
ではまた。