こんばんは。
ターボに関する作業がなぜか続いております。今回は
アルトワークスHA21S。初めて当店をご利用いただくお客さんのクルマなので、これまでどういう整備をされ、どういう乗り方をされてきたクルマなのかまったく解かりません。最初はマフラーから白煙が出るということでエンジンのオーバーホールが必要かどうかという診断依頼でのご来店でした。が、私は見た瞬間にエンジンではない、と解かりました。ターボ不良による白煙です。オーバーホールに比べれば安く済みますが、それでもターボの交換はかなり高額な修理です。
私の作業予定の関係でしばらくお待ちいただいた後、今日から作業にかかりました。作業場に入れる際も排気ガスはとても臭くていかにもオイルが燃えている独特のかぐわしい匂い・・・。典型的な症状です。早速バラし始め・・・
1〜2時間でご覧の通り。前回の
カプチーノとは違ってあっという間に摘出。エンジン前方にあるので非常に楽です。
中央でいきり立っているヒョロ長いパイプはターボへオイルを供給する為のオイルパイプ。ターボの内部の潤滑に必要なオイルはすべてこの1本のパイプから供給されます。したがってとても重要な部品です。ターボ本体の交換時には必ずこれも同時に交換します。
外したターボ本体。私が最初に診断した結果が正しかったかどうかの解答はこの中身に隠されています。外して何ともなかったらどうすんだ・・・?なぁ〜んて心配は無用です。
これが内部のインペラ。羽の中心の軸を指で抑えてガタつきを確認すると・・・やはりガッタガタ。私の診断は正しかったという訳です。画像に写っていますが、このターボ、日立製でした。標準ではIHI製なので取り替えてあったのですね。恐らく圧を高めてパワーを稼いでいたものと思われます。ターボは加給圧を上げれば簡単にパワーアップできますが、寿命はその分短くなります。そのことを証明するのに最適な状態になっております。
細かい部品が入荷次第組み付けにかかり、さらっと終わらせてしまいます。まだまだ他の作業が控えていますので。
ではまた。