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プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(3)   2008年04月28日(月)
こんばんは。

ものすごい画像をご覧いただいた前回の更新でしたが、あの「ものすごい物体」をバラしていきます。作業はまさに発掘作業で、蓄積されたグロい物体を−ドライバーで取り除いていき、ボルトを発見するという作業です。



オイルポンプを外し、クランクシャフトが外せるようにしました。各部のボルトを掘り起こして緩めていきます。コンロッドのナットはこの状態でも見えていますね。



外したクランクシャフト。真っ黒です。よくぞ回っていたという、まさに「いまわの際」状態。いつ焼き付いてもおかしくない状況です。当然、クランクシャフトは新品に交換です。



さらに外したピストン&コンロッド。ここに関しては磨耗は思っていたよりはヒドくない状態。とは言え、ピストンも新品に交換です。コンロッドは汚れを落として再利用です。



オイルポンプ。もはやポンプなのか何なのか解からないくらいの状態・・・。でもこれも汚れはヒドいですが、中身は思っていたほどではありませんでした。磨けばまた光輝く金属色が甦り、機能も復活します。これでシリンダーブロックは丸裸になりました。ここからいよいよ洗浄作業が始まります。これまでに無い程の過酷な作業となるでしょう。1つ1つが美しくなっていく過程を次回からご覧いただきます。

それではまた。


   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(2)   2008年04月25日(金)
こんばんは。

なかなか壮絶なバトルを繰り広げている今回のプレオ。昨日、今日でけっこう作業は進み、シリンダーブロックとヘッドに分かれるところまできました。が、ここからの作業はこれまでのどのクルマとも違う激烈な戦いとなります。で・・・

ここから先、ダークサイドの気配を感じる画像が登場します。
心臓に疾患のある方や気の弱い方の閲覧に関しては一切責任を負えません(笑)。




まずはドライブシャフトを抜き取ります。まだ普通の画像です。スバル車は画像のようにスプライン部がシャフト側ではなくデフ側から突き出しています。ドライブシャフトを引き抜いてもミッションオイルが流出しないのも嬉しいところ。



右側。同じように引き抜いてあります。この状態にしておけば、わざわざドライブシャフトを取り外す必要はありません。ようはエンジンが下ろせれば良いのですから、外さなくて良いものは外すことはないのです。



エンジンを下ろせる状態になりました。ここから少しワープします。一気に下ろした後、バラしているところまで飛びます。そして・・・



ヘッドカバーを開けるとご覧のありさま・・・。ヘッドをシリンダーブロックに締め付けているヘッドボルトは化石の発掘作業のように掘り起こして緩めます。ロッカーアームがまさに恐竜の化石のようです。



ギャアアアアアッ!!!!出た〜〜〜〜っ!!もはや何が埋もれているのかすら解からない状態。お下劣スギます。これを私がこれからキレイに洗浄して修理するのかと思うと、寒気がしてきて震えあがってしまいそうです。こんなに凄まじい状態はこれまで無かったでしょう。これだけ汚れていればそりゃあ変な音も出るわな・・・。

今回はとても不気味な画像をご覧いただいてしまいました。ここまでの状態はまず普通は目にする機会は無いでしょう。至極キモいですが「オイル交換をしないでいるとこうなる」というサンプルの意味で掲載しました。これでまともに走れるハズがありませんね。こうならないためにも定期的に必ずオイル交換をしましょう。こんな状態になったクルマを治してくれる整備士なんてそういるもんじゃあありませんから。私だって開ける前からこの状態が解かっていたなら・・・やらなかったかもしれません・・・。そのくらい重症なんです。まぁ、ここまでやったからにはビシッと生き返らせますよ。完成の日には何事も無かったかのように快調に走ってくれることでしょう。G.W.はこのエンジンの洗浄作業にかかりっきりになりそうです。

ではまた。



   
プレオ(SC付)エンジンオーバーホール(1)  2008年04月21日(月)
こんばんは。

今日から新企画のスタートです。プレオのマイルドチャージのスーパーチャージャー付き車をオーバーホールします。前回のヴィヴィオと同じ型式のエンジンですが、ヘッド周り等まるっきり別物のように違います。しばらくの間、このクルマの作業風景をレポートしていきますので、またよろしくお願いします。

今回も前回同様、オイル交換をしていなかったクルマで、クランクシャフトから激しい金属音を発しています。このクルマは、前オーナーさんが某中古車販売店で購入してまもなくエンジン内部がメチャクチャに汚れていることが発覚し、当店でリハビリ(頻繁にオイル交換を実施、潤滑性能向上の為の添加剤注入等)を1年以上に渡って続けてきましたが、その苦労も虚しく音が出てしまいました。こういうクルマを売っている販売店は悪意があってそういうクルマを売っているというより、ろくにクルマの状態を見れない為に販売店もこういう事態に気づかずに売っているというケースが多いようです。自分が売っている商品のことがろくに解からないという販売店もどうかと思いますが、これが現実です。

さて、早速作業をレポートしていきましょう。で、いきなり申し訳ありません。のっけから写真撮るのを忘れてガンガンばらしてしまいました・・・。



最初の画像からすでにこんなにバラけてます。すいません・・・。何度もやっているのにいつも必ず写真の「撮り忘れ」が発生しています。あぁ・・・情けない・・・。



上から見た状態です。ほとんど「下ろせる」状態にまでバラしてしまいました。画像はベルト側からの図ですが、すでにパワステポンプのホース等も外してあります。この辺はもう外すものは無いくらいの状態です。



ミッション側。このクルマはCVT車です。ミッションの重量はかなり重いです。こちらもだいぶバラしてしまいました。あとは下周りの作業を済ませればエンジンを下ろすことができます。ドライブシャフトやマフラー、エンジン/ミッションの各マウント等を外すといった作業です。次回はこの辺の作業をレポートします。

ちなみに、このクルマはまだしばらく作業待ち状態になるはずでした。予告していたミラを先にやろうと思っていたのですが、このプレオを当店のお客さんが欲しいとのことで急遽先にやることになったということなのです。当初は5月の連休にかけてミラの作業をし、夏の御盆の時期にプレオを・・・と思っていたのですが、なかなか思い通りにはならないものです。ということでこのプレオはすでに売り先が決まってしまっています。狙っていた方には申し訳ありません・・・。また次の機会に「狙って」ください。

明日は定休日です。あさって以降の更新です。次回もお楽しみに。


   
低グレード車で遊ぼう!!〜Wアルト編  2008年04月09日(水)
こんばんは。

オーバーホール作業もひと段落して細かい作業をかたっぱしから片付けている中野自動車。年度末のドタバタの中、面白いクルマが入庫したので紹介します。とは言っても販売できるような状態ではないのであくまで「部品取り」車的な使いみちになります。



私の現在の足、アルトスペシャルエディション(白)と元、間氏の足だったアルトバン4WD(赤)のツーショットです。どちらも「黒バンパー」車ですが、中身はかなりコッテコテ。足周りをはじめ、各部にさまざまなチューンを施した、まさに「スペシャルエディション」です。



4WDでありながら私のアルトより低い車高がその凄さを物語っています。いわゆる「寄せ集めチューン」ですが、なかなか熱いクルマになっています。画像には写っていませんが、この赤いアルトにはセルボモードSR−FOURの純正シートが装着されています。



真っ黒のスモークフィルムとアルトワークス用のリアバンパーの黒が実にマッチしていますね。赤というボディカラーはどうしても色褪せてくるのですが、このアルトはけっこうキレイに「赤」が残っています。これで平成2年式ですからたいしたものです。



私のアルトは「黒バンパー」というより「グレーバンパー」状態です。みんなに「移植した方が良い」と言われますが、どうもその気になれません。私的にはこの「色褪せたバンパー」がたまらなくいとおしいのです。外見はとにかく「ボロい」とか「古臭い」という姿のままで見えない部分で熱いチューンをしていきたいのです。

この赤いアルトはすでに走行距離も100000kmを越えてオートチョークが効かなかったりショックが抜けていたり疲れきっています。大金をかければ復活できますが、そこまでしてでも欲しいというヒトはいませんよね。ですから使える部品は使って後は解体となってしまいます。残念ですがしょうがないですね。とてもカッコいいクルマなんですけどね。



   
ヴィヴィオRX−Rエンジンオーバーホール(21)〜最終回  2008年04月02日(水)
こんばんは。

お待たせいたしました!!いよいよヴィヴィオ RX−Rのオーバーホールレポートも今回が最終回です!!長い間お付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。次回の企画もご期待ください。



さて、早速予告通り試乗レポートです。いつもの試乗コースを快走中です。力強く、軽く吹け上がります。実に快適です。



ボケボケの画像も調子良く走っている証し。今回イジった各部に異常が無いか、走りながら音、振動、挙動等あらゆる角度から確認していきます。気になっていたマフラーの突っ張り具合ですが、やはりマウントのゴムがかなりパンパンなのでエンジンやボディの振動をダイレクトに拾っていて遮熱板がビビリ音を発しています。が、とくに問題となるような激しい音ではなく、ごく僅かな音なので良しとします。というか、このマフラーを装着している以上どうにもなりませんので・・・。



信号待ち。アイドリング状態への戻りも良好です。クランクシャフトの異音は完全に消えています。当たり前ですが・・・。9番プラグのお陰で「慣らし運転」だというのにどんどん吹け上がっていこうとします。それを懸命に抑えながら走っているというのがこのクルマの今の現状です。とりあえず4000回転までということでテストしました。



ね、4000回転。オーバーホールしたエンジンは何が一番変わったかと言うと「エンジンブレーキの効きの良さ」でしょう。圧縮が回復し、正常な数値に近づけば近づく程エンジンブレーキの効きは良くなります。当然、吹け上がりや音等他にもたくさんの部分で体感することができますが、やはりエンジンブレーキがよく効くというのは信頼感が違います。

さて、こうしてヴィヴィオ RX−Rは見事に復活しました。いつもの決り文句「また1台、寿命を延ばしてしまった・・・」という実感が湧いてきます。いかがだったでしょうか?全21回の作業レポート。みなさんの日常のクルマイジりではここまでやることは無いと思いますが、何かの参考になっていれば幸いです。

この後の予定ですが、しばらくは細かい作業の入庫が多く控えています。その中から面白そうなモノをいくつかレポートして、態勢が整い次第、予告していた作業に入ることになります。今後の展開を楽しみにしていてくださいね。

それではまた。


   

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