F1への登竜門と言われるマカオGPで
全日本F3出身ドライバーが完全勝利
世界中のF3上位ドライバーが一堂に介し、レースをするのがマカオグランプリだ。言ってみれば、F3の世界チャンピオンを決めるレースで、多くのドライバーがマカオを制しF1の世界へステップアップしていった。
今年で54回を迎えた伝統あるこのレースで、全日本F3選手権に参戦していたドライバーがかつてない快挙をやってのけた。
全日本F3選手権には多くの日本人ドライバーが参戦しているが、同時にそのレベルの高さから世界中からドライバーが参戦して、互いに競い合っている。今回のマカオグランプリには、その全日本F3から6名のドライバーがエントリーし、そしてトップ5を全日本F3勢が占めるという快挙をなしとげたのだ。
マカオグランプリは、市街地を閉鎖して行うレースで、エスケープゾーンはほとんどない。わずかなミスが即リタイヤにつながるが、かといって少しでも手を抜けば上位に食い込めない厳しいレースでもある。それが、マカオを制する者がF1にステップアップする資格を持つと言われる理由だ。
トップチェッカーを受けたのは、トムスから参戦したオリバー・ジャービス。2位以下は塚越広大、大嶋和也、マルコ・アスマー、4位にロベルト・ストレイトという顔ぶれとなった。
3人の外国人もすべて全日本F3出身。これほどまでに、日本のレース界のレベルが高いことが証明されたのは久しぶりのことだ。また、大嶋はジャービスと同じトムスからのエントリーで、トムスは表彰台に2人も送り出したことになる。
この5名のなかから、いずれはF1をドライブし、ファンを魅了するドライバーが生まれてくるはずだ。
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| 1コーナーを全開で抜け、リスボアベントと呼ばれる右90度ターンへと向かう。もちろんここはふだんはバスなどが走る公道。 |
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| ゴール直後、雄叫びをあげるオリバー・ジャービス。彼の視線の先にはF1のシートが見えるのかもしれない。 |
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片側がコンクリートウォール、片側がガードレール。コースはほとんどがこのようなレイアウトだ。
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F3のほかにもWTCC(世界ツーリングカー選手権)というレースも開催された。このハコ車レースは、2008年10月には日本(岡山国際サーキット)でも開催される。
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PHOTO&TEXT:諸星陽一