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SEMAという巨大な団体の実体 2006年08月23日(水)
今、アメリカのクルマ社会で
何が起きているのかを
伝えてくれる団体


 10月の最終週から11月はじめにかけての週末、ラスベガスのトレードセンターを中心に開催される、クルマ用アフターパーツショー、「SEMAショー」。アメリカンなクルマのパーツに興味のある人なら知っている、さまざまなクルマのアフターパーツが展示され、商談が行われる業者向けのトレードショーだ。
「SEMAと言えば、このショーの主催者である」というイメージが日本のクルマ業界でも浸透しているように思われる。たしかに毎年行われる盛大なトレードショーを起点にSEMAの活動は展開されているが、じつはSEMAの存在感は、もっと別のシーンで際立つのである。
 SEMAとはどのような団体か?本来の活動とは? シンプルに言い表すなら「約7000社の会員のために何ができるか」を主眼に活動を行う非営利団体。会員の7000社はアメリカ国内でクルマのアフターパーツを製造販売する会社(日本企業も数多く参加)で、ユーザーへのサービスが目的ではなくアフターパーツ関連会社が活動をスムーズに行うための手助けをしているわけだ。
 右上のロゴマークをご覧いただきたい。SEMAは製品別に市場を分類して、それぞれに評議会を設けたり、テーマごとに委員会を作ってきめの細かい活動を展開している。
 なにしろアメリカ国内の7000社を束ね、このような複数の関連団体を率いるということから、SEMAが持つ行動力、発言力、影響力は強力で、そこからもたらされる情報量も相当のものだ。
 メジャーな人気車のニューモデルが発売されれば、そのクルマの可能性を見極めるため、インターネットをフルに活用して多岐にわたる市場調査を精力的に実施し、調査レポートを会員企業に無料で提供。これもSEMAの活動のひとつだ。
 特筆すべきは、ビッグ3、ホンダトヨタなどカーメーカーと連携して推進している技術的なプログラム「メジャリング・セッション」の存在。カーメーカーから発売前の新型車を提供してもらい、SEMA会員は自由に各部位を採寸できる催し。
 また「技術移管プログラム」は自動車メーカーが新車の技術情報をCADファイルでSEMAに提供するもの。「円卓技術会議」は自動車メーカーとSEMA会員企業が4泊5日の合宿をして技術交流するというイベントだ。
 SEMAの活動のほんの一例を紹介してみたが、やはり注目はSEMAショー。昨年のショーの冠スポンサー的存在である「ビークル・マニファクチャラー」は米国ホンダシビックもその場で世界初のお披露目を行った。今年のショーはビッグ3が受け持つ。どの自動車メーカーも無視できない存在なのだ。
 アフターパーツメーカーの団体がここまで影響力を持つことは「クルマをモデファイして楽しむ」文化が成熟しているからにほかならない。
 日本でもSEMAのような団体があれば、我々ユーザーが手にするパーツも、より洗練されたものになるに違いない。






広大な敷地に関連業者が集うSEMAショー。今年は10月31日〜11月3日に開催。





昨年のショーではホンダが冠スポンサーに。シビックに注目が集まった。





今や日本車のモデファイは米国内でも無視できない。SEMAにも多くの日本企業が参加している。






※SEMAでは米国内の活動報告等有益なクルマ業界に関わる情報を翻訳したメールマガジンを配布中。配信希望の人はSEMA JAPAN OFFICEsemajapan2@yahoo.co.jpまで。


INFORMATION
SEMA Japanは、けいた君の心臓移植募金活動を応援しています。日本自動車大学校 、松田先生のご長男、けいた君(1歳)が拡張型心筋症と闘っています。この小さな命を助けるために、募金箱の設置等、皆様のご協力を頂けますと幸いでございます。くわしくはSEMA Japanメールアドレスまでご連絡をお願いいたします。
「けいた君を救う会」http://ameblo.jp/keita-ganbare/




Text:編集部 Photo:SEMA

 
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