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| 350km/hオーバーのエコカーレース? |
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地球に優しい最速のバトル エタノールで走るインディカー モータースポーツの世界にも、さまざまな形でエコロジー精神が持ち込まれようとしている。先日、ツインリンクもてぎで開催されたインディジャパン300マイルというレースは、燃料にエタノールを使っていた。 インディというレースは、アメリカのフォーミュラカーレースで、オーバルコースとロードコースの2種のフィールドを使って開催される。成り立ちは少々複雑で、アメリカンフォーミュラのCARTから分離独立したオーガナイザーによって運営されている。 1996年の発足当初はCART同様にメタノール燃料を使っていたが、今年から燃料をエタノールに変更した。エンジンの排気量はたびたび変更されたが、現在は3.5LのV8自然吸気が用いられている。また、現在のエンジンサプライヤーはホンダだけとなったので、事実上エンジンワンメイク化されている。 さて、その使用されるエタノールだが、なんと原材料はトウモロコシだという。トウモロコシから作られたエタノールに、2%だけガソリンが混入されたものがインディカーの燃料だ。 ガソリンを2%混入させる理由は、エタノールに不可飲処置を施すためのもの。そうすることで、酒ではなくなるので燃料として使用できるほか、酒税の対象からも外れる。 こうしたエタノール燃料を使ったマシンの最高速は350km/hをオーバーする。白熱したバトルを生み出すには十分なパワーを持っているのだ。 サーキットは実験場という言葉がある。エタノール燃料によるレースが盛んになることは、一般道でのエタノール車の性能向上につながる。インディにかぎらず、多くのカテゴリーでエタノールが使われることが、世のなかを変えるかも知れない。 ピットインでの給油(給アルコール?)シーン。万が一の発火時、メタノールは水で消せたが、エタノールは消火液での消火となる。 ピットに設置された給油装置。左下部分にEthanolの文字が見える。給油作業はポンプなどを使わず、重力に頼って行う。 通常のレースでは、ピット裏に燃料を積んだタンクローリーが駐車しているというシーンはあまり見かけることはない。 ホンダワンメイクとなっているインディカーのエンジン。V8の32バルブで、エンジンマネージメントはモトローラ製。 インディジャパン300マイルのスタートシーン。優勝したのは、3番手グリッドからスタートしたトニー・カナーン(カーナンバー11)。PHOTO & TEXT:諸星陽一
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