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日産のクリーンディーゼル復活、秒読み段階! 2007年09月26日(水)
SULEVレベルのクリーン技術
目指すは「大気と同じレベルの排ガス」


 国産乗用車のラインアップからディーゼルエンジンのクルマがなくなってから久しい。いつのまにか、大都市圏からディーゼル乗用車は消えてしまった。大気汚染の悪玉として魔女狩りされてしまったディーゼルエンジンだけど、ホントに悪いのは、軽油に含まれている硫黄分だったのに……。
 軽油の硫黄分は触媒を通過するとき、触媒表面に付着して触媒本来の能力を奪ってしまう。これが大きな問題点だった。
 ディーゼルが乗用車用エンジンとして活躍しているヨーロッパの軽油は、硫黄分の少ない北海油田の原油から作られている。対して、日本国内で使われている軽油は、高硫黄分の中東産原油がベース。それなら原油から硫黄分を減らすように精製すればいいと考えるのが自然。しかし、低硫黄化はコストアップにつながるため、産業界からの抵抗が強く、なかなか脱硫が進まなかったのだ。
 しかし、環境意識の高まりもあって低硫黄化が進んでおり、現在は平成15年のころと比較すると5分の1にまで減っている。
 となると、国内市場のディーゼルエンジンも息を吹き返しつつある。
 なかでも力強く復活宣言をしたのが日産日産は平成20年秋から、新開発のクリーンディーゼルを先日2代目にが登場したエクストレイルに搭載すると発表した。エクストレイルはモデル末期になっても販売好調だった、SUVの人気モデルだ。
 かつては「ヨンク(4WD)」の代名詞だったディーゼルエンジンを、SUVの売れ筋に載せようとしているところに日産の自信が感じられる。それもそのはず、日産は北米カリフォルニアの排出ガス規制のSULEVレベルをクリアする、クリーンディーゼル技術を開発したというのだ。
 さらにその先に目指すのは「大気並みのエミッション」、つまり環境を汚さない究極のゴールだという。そのパフォーマンスも含めて、日産のディーゼルに期待したい。

















日産が発表したクリーンディーゼルの実験車(上段左)。日産のクリーンディーゼル技術は「燃焼技術、高性能触媒技術(HC・NOxトラップ技術、高度エンジン制御技術」からなる(上段右)。新型エクストレイルは先代よりもタフさを強調して登場。欧州仕様のエクストレイルに搭載されている2Lディーゼルエンジン(下段)。


TEXT:編集部

 
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