| 新・行って見たフィリピン 介護士養成の現場から 2007年11月19日(月) |
新・行って見たフィリピン 介護士養成の現場から
・海外で働くのは「当然」
・看護師めざす若者の夢
10月17〜21日まで駆け足でフィリピンの介護士養成校などを訪ねた。現地では日比経済連携協定(JPEPA)の批准が政治的争点になっていたが、推進派には旗色の悪い状況だった。まだまだお互いのことが分かっていない。行って見て感じた率直な感想だ。少しでも両国の距離が縮まることを祈りつつ、現地ルポをお届けする。(川名佐貴子)
マニラ市に隣接するケソン市の旧市街にあるカトリック系のセント・ジョセフ・カレッジでは3年前に看護学部を設置したばかりだ。同大が送り出す初の卒業生の一人、アルビンアルカンド君は、海外での就職を希望している。
「フィリピン人には思いやりの心があり、よく働くことを知っていてくれる国で働きたい」
兄も看護師になり、すでにアメリカで働いている。高校卒業までの期間が日本より2年短いフィリピンで大学3年生は18、19歳。まだまだ表情にはあどけなさも残る年頃。日本なら「海外で働く」は子どもっぽい夢かもしれないが、この国では具体的で確かな学生たちの目標だ。
「看護師を目指す学生は、みんな収入がいいから、海外に行きたいのよ」
大学の理事長であるシスターは話す。国内での看護師の仕事はほとんどなく、看護師になることと海外での就労はほとんど同義といえるような状況にある。学生たちにとってより問題になるのはどこに行くかだ。
「アニメが好きだから、日本に行ってもいい」「同じアジア人として友だち付き合いができるかも」
日本へのそんな期待の声もあった。第2外国語として、日本語、中国語を学ぶことができるのも特色だ。
政治的混乱もあり、長い間、周辺のアセアン諸国に比べ、経済低迷が続いたフィリピンだが、アロヨ政権のもと財政健全化が進められた結果、経済は上向きになっているというのが政府の見解だ。(以下略)
ニュース提供シルバー新報
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