・広報誌で地域に発信
・高齢者総合福祉施設 みどりの苑
本紙1月1日号で特集した「ホントは楽しい介護の仕事」に、読者からたくさんの共感の声をいただいた。その中で、「実はうちでも職員の側からやりがいを発信しようという取り組みをしてみたんです」。そう話してくれたのは、東京都板橋区にある高齢者総合福祉施設みどりの苑(至誠学舎東京)だ。
昨年11月、介護職だけでなく調理や事務職も含め、全職員が仕事の魅力について語り合う機会を設けた。同じ職場でも、日ごろこういうことを面と向かって話すことは案外ないものだ。広報誌にまとめ、家族や地域住民へ発信もした。
「介護は大変だ、辛い仕事だと言われてばかりで悔しくなってしまって。私たちは辛い仕事をただただ我慢してやっているわけじゃないということを、どうにかして発信したいと思ったんです」 そう話すのは施設長の原口美智江さんだ。
みどりの苑は特養ホームにデイ、ショート、訪問介護、居宅介護支援を併設し、地域包括センターも運営している。職員は全体で140人ほど。そのうち6割近くが非常勤職員だが、年に3回全員が参加する研修会がある。昨年11月、原口さんはその場で「私の仕事の魅力、みどりの苑で働くことの魅力」を話し合ってもらいたいと持ちかけた。
コムスン事件以来、重労働で低賃金、割りに合わない悲惨な仕事の代表格といわんばかりのメディアの報道が続き、職員に「そんなにひどい仕事なのか」と自嘲気味になる人も見受けられたからだ。
同施設では、各部署の職員と施設長が定期的に一緒に昼食を食べて交流したり、事業計画も全職員の提案をベースに策定するなど、日ごろから"ボトムアップ型"の運営を心がけてきた。しかし、正面切って仕事のやりがいや楽しいことを話してもらう機会は、なかったという。自分の仕事の魅力を説明することに、最初は「恥ずかしい」「胸を張って言っていいことかどうか…」など戸惑いの声も上がったそうだが、いざ始めてみると。
ニュース提供シルバー新報
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