一説によると120以上の大小色々なメーカーが乱立している中国。
それだけメーカーがあれば車種数もかなりのもので、
正規に技術供与を受けた車や巷にいう模倣車も依然多いのですが、
独自開発の車も随分と増えてきているのが現状です。
そんな中で、上海GMのビュイックブランドの新型車が目にとまりました。
(上海GMは中国・上海汽車とアメリカ・GMで折半の合弁企業)
それが中型セダンのビュイック・リーガルです。
ビュイックブランド自体が日本ではすでにマイナーになりましたが、
90年代前半までヤナセが日本にもリーガルを輸入していたこともあるので、
懐かしいと感じられる方もいるかもしれません。
本国ではすでに2004年頃にリーガルは絶版車になっているので、
この新型リーガルは中国の専用車ということになります。
中国専用車となると野暮ったいデザインの車が多い中、
リーガルは主観的にいってかなりカッコいいと思います。
独自開発車ではないとは言え、目がとまった理由もここにあります。
中国専用車にしておくのはもったいない…、
と言いたいところですが、タネを明かせばこのクルマ、
独
オペルの新型車・インシグニアのバッジ替えバージョンでした。
その他ビュイックのラインナップもベース車は国際色豊かで、
ミニバンのGL8 → アメリカ産(GM)
コンパクトカーのエクセル → 韓国産(大宇
シボレー)
中型セダンのリーガル → ヨーロッパ産(
オペル)
中大型セダンのラ
クロス → アメリカ産(本国同名車とは別ボディ)
大型セダンの
パークアベニュー → オーストラリア産(ホールデン)
SUVのアンクレイブ → アメリカ産(GM)
http://blog.goo-net.com/shakeit/archive/118
と、全てGM傘下ブランドをフル活用しています。
特にエントリーモデルのエクセルは中国の販売上位車種となっており、
そのおかげで上海GMは2007年度販売台数約50万台で1位でした。
中国では安かろう悪かろうのマイナーブランド車よりも、
大手ブランド車の方が売れ行きがよいようです。
2位は一汽大衆の46.4万台(第一汽車+
フォルクスワーゲン)、
3位は上海大衆(上海汽車+
フォルクスワーゲン)と続くので、
実質的なトップはGMではなく
VW車という複雑な状況なのも中国ならではです。
中国の自動車市場も減退を余儀なくされているようですが、
まだまだ伸長するのは間違いないところでしょう。
中国トップクラスの上海汽車でも世界の自動車販売台数TOP20にはまだ顔を出してはきませんが、
これから見込まれる中国内の市場のメーカー淘汰・吸収合併により、
大手気企業がより巨大化していくものと思われます。
以前も紹介しましたが、
http://blog.goo-net.com/shakeit/archive/104
破綻した英・ローバーの生産設備は上海汽車が所有し、
韓国の双龍自動車も近年傘下に納めています。
瀕死寸前のGMがブランドを切り売りすることがあるとしたら、
ビュイックなどは上海汽車の傘下になるなんてことも今後ありうるのかもしれません。
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