前回取り上げた
カールソンは、
品性やスポーツ性を重視するチューナーでした。
同様にブラバスも
ベンツの筆頭チューナーとして有名ですが、
カールソンより厳つくアグレッシブなモデルが多いのがここのところの特徴。
今回はそんなブラバス最新の最も過激なモデルを紹介いたします。
<ブラバス・CV12ブリット>
ベンツのセダンで一番コンパクトな
Cクラス。
通常は4気筒か6気筒のエンジンを搭載するW204型
Cクラスのエンジンルームに、
12気筒エンジンを押し込んでしまったのがこのCV12です。
簡単に言ってしまえば、2倍も3倍も大きなエンジンを積んでしまったわけです。
パワーも184〜231馬力が通常モデルに対して、このクルマは730馬力。
V8搭載のスポーツモデル、C63
AMGの457馬力をもはるかに上回るパワー。
最高速度360q/h以上、ゼロ加速から100q/h到達までは3.9秒、
200q/hまでは10.5秒、300q/hまでは24.5秒、以下云々。
ちなみに新幹線は最新のN700系でもスタート時の加速性能は270q/hまで180秒、
上海リニアでも300q/hまで到達するのに120〜130秒かかるそうです。
アウトバーンでもこの性能を使い切るのは容易じゃなさそうですが、
中東産油国の富豪が砂漠のハイウェイでかっ飛んでいく光景が目に浮かびます。
(事実、この手のコンプリートカーの引き合いは近年、中東が多いそうです)
外観もかなりレーシーな方向に、特に顔はずいぶんと凄みを増しています。
低く構えた“臨戦体制の強面ブルドッグ顔”といった感じです。
下品すれすれのモディファイながら、ボディラインはいたずらに崩さず、
全体としてこれはこれでまとまりがあります。
ランエボに似た方向性と言えそうです。
コンプリート価格は41万4120ユーロとのこと。
日本円に換算すると6500万円以上。
ノーマル
Cクラスが10台ぐらい買えるお値段です。
ロールスロイスを買わずにこんな毒のあるクルマを買う、
私には縁がなさそうな世界ではありますが、
一度はこんなクルマのアクセルを踏んでみたいものです。
↑こちらが通常のブラバス
Cクラスコンプリートカー
↑こちらがノーマルの
ベンツCクラス