今年のSIS東京スペシャルインポートカーショー2008ですが、
個人的には幕張に移って商業色が強まり、
やや濃密度が薄いショーになってしまった感がありました。
↓販売ブースが拡充された今年のSIS、販売ブースならではの珍しいクルマもいるにはいまた。
↑空冷時代のポルシェ911のリアフェンダーの張り出し、やはり迫力あって好きです…。
とはいえ、今年の特徴は新旧のスーパーカーが揃っていた感もあります。
↑フェラーリF40LMにマクラーレンF1、エンツォにブガッティヴェイロンなどなど
そんな中、ブラバス・ロリンザーのコンプリートカー販売で有名な
エリートスポーツのブースにちょっと気がかりなクルマが展示されていました。
知る人ぞ知る、ドイツの少量スポーツカー生産メーカー、ヴィースマンです。
ラインアップは
ロードスターとクーペボディのGT。
それぞれパワーの異なる
BMW製のエンジンを搭載しています。
ボディはほとんどハンドメイドに近いクルマです。
ボンネットが長くて、ドライバーは後ろ寄りにとにかく低い位置に座らせる、
伝統的スポーツカーを地でいくネオクラシカルなデザインです。
フェンダーの筋肉質なデザインにかなりのツライチっぷり、
かなり硬派な印象を受けます。
ロードスターは343馬力の直列6気筒とあるので、
BMW・
Z4M
ロードスターのエンジンと共通のもの。
Z4M
ロードスターも十分以上のスポーツカーですが、
ヴィースマンの方がボディがはるかに軽いので(
Z4比−250kg)、
さらに速いクルマであるのは間違いありません。
しかも内装は品のよい豪華なフルレザー。
ただし、そのお値段も
Z4Mの2倍の1747万円…。
別のラインナップに目を向けてみると、
クーペは550/650/750用のV8を積んで1957万円、
さらにクーペの最上級仕様はM5/6のV10エンジンを積んで2794万円也。
正直なところ、ヴィースマンを正規輸入開始した理由はわかりません。
ことに
ロードスターはエンジンこそ新型に切り替わっているものの、
記憶が正しければ10年以上前から生産されているモデル、新型車ではありません。
おそらく、お金があって見栄でスポーツカーに乗るなら
同価格帯の
フェラーリや
ランボルギーニの方がわかりやすい選択でしょう。
しかも、少量生産・硬派なスポーツカーならばMTかと思いきや、
輸入されるのは本国ではオプションのAT(SMGかスウィッチトロニック)。
もちろん見込みがあって輸入開始されたのでしょうが、
いまいち日本市場では存在を確立できなさそうな印象を受けました。
ちなみに日本でラインアップの全車種が1000万円を超えているブランドの
2007年度の
新車登録台数は下記のとおり(日本輸入自動車組合データ)。
このうちヴィースマンと同様にスポーツカーのみのブランドは
フェラーリ、アストン
マーチン、
ランボルギーニになります。
ブランド名 登録台数 シェア(%)
Maserati 533 0.24
Bentley 377 0.17
Ferrari 368 0.16
Aston Martin 274 0.12
Lamborghini 138 0.06
Rolls Royce 51 0.02
Maybach 17 0.01
Bugatti 2 0
合計 1760 0.78
全
輸入車登録台数 225,601 100
ちなみに2007年度日本の
新車販売台数は約532万台です。
(軽自動車を除くと342万台)
高級スポーツカーメーカー、
ポルシェの登録台数は4325台ですが、
1000万円以下のモデルがあるので含んでいません。