林道は4WDのRV車がベスト…。
その定説を無視してあえて
車高短のスポーツセダン。
初号機はP10プリメーラ、
弐号機はE36の320i。
MT車で峠を愉しみながら、
登山も楽しんでおります。

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笠取山〜唐松尾山〜御殿岩 2010年10月17日(日)
10月11日、多摩川の源流がある笠取山(1953m)から唐松尾山(2109m)
および御殿岩(2075m)を登ってきました。
3連休の最終日なので渋滞が酷そうなので出掛けたくはなかったのですが、
雲一つない天気予報に行くしかないと思い、コースタイムは短めで、
かつ360度パノラマの御殿岩目当てに選択しました。


4時前に起床、4時半に自宅を出発。
笠取山は東京側から見れば雲取のさらに奥、
山梨と埼玉の県境に位置するアプローチしづらい山です。

往きは調布から中央道に入り、八王子から奥多摩経由で向かいます。
まだ観光客の少ない奥多摩湖近辺を抜けて国道411号をひた走り、
丹波渓谷から切り立った巨大な崖のあるヘアピンカーブを抜けた先に、
一の瀬集落へ抜ける林道が右手に分かれています。
(前のE90と追っかけっこしていたので、危うく通り過ぎそうに…)

国道を分かれてからの林道は1.2〜1.5車線と広くはありませんが、
舗装もそれほど酷くなく走りやすい道です。
(逆に帰りに通った犬切峠側の道は、ダートこそないものの道が荒れています)
キャンプ場や民宿のある集落を通り過ぎ、中島川橋の先に今回は車を停めます。
道は空いていたものの、さすが奥秩父、すでに7時半を回っていました。


身支度を整え、7時54分に出発。
黒槐尾根に取り付きます。
作業平橋からのルートよりもややマイナーではありますが、
よく整備された遊歩道のような幅広い道が続きます。

少しずつ色づき始めた木々を眺めながら緩やかに高度をあげていきます。
巡視道と交差し、中巻き道に合流、道標に従って途中で山頂方向へ
分岐を進むと笠取山直下の分岐に着きます。
登山口からちょうど1時間でした。
(標準コースタイム1時間55分なので今日も50%ペースです)

ここから歩いてすぐのところにあるのが「水干(みずひ)」、
多摩川の水源とよばれる場所です。


この草の根からしたたる小さな水滴がやがて大きな川になると思うと、
なかなか感動的です。
さすがに水量はないので、ペットボトルに汲んでお土産…なんてことはできませんが、
今日は雲一つない快晴、富士山を背景に水干沢と紅葉が楽しめました。


ひととおり写真を撮ったら、分岐まで戻り笠取山頂を目指します。

9時20分、笠取山の山頂に到着(埼玉側のピーク)。


山頂は狭く見晴らしはよくないですが、ここからも富士山だけはよく見えました。
(西側の山梨側のピークの方が見晴らしは良いそうですが、私は行っていません)


5分ほど休憩した後、また分岐まで戻ります。
山頂近辺だけは稜線らしい普通の登山道です。

分岐からしばらくは、また幅の広い気持ちのよい道が続きます。
黒槐(くろえんじゅ)の頭を巻くあたりは、
やや道がとってつけたような感じでしたが(斜めに傾いている)、
いずれにしても笹はよく刈り込まれた整備された道が続きます。


黒槐山を超え、黙々と歩いていると唐松尾山が目の前に現れます。
なかなかどっしりとした山容です。
緑と紅葉が入り混じった様も風情があってよいもの。
この辺りから唐松尾までは、これまでの緩やかな道から、
やや傾斜のある道となります。

10時25分、山頂に到達。
早足だったせいかここもコースタイム(2時間)の半分で着いてしまいました。
笠取山近辺では最高峰になるのですが、見晴らしはまったくなく、
山頂自体もかなり地味です。


せっかくなら見晴らしのよい御殿岩で長く休憩したいので、
ここもすぐに出発。

御殿岩への一般的なルートは唐松尾山から道なりに下り、
途中から登り返すかたちになりますが、
山頂を出てすぐにすれ違った方から
道は荒れているけど、尾根筋に辿ると楽でしたよ!
との情報をいただき、一般ルートから外れてみることに。


分岐にはもちろん標識なんてありませんし、
写真では一面の笹薮ですが、よく見ると僅かな踏み跡が残っています。
当然、リボンなどの道標もないので尾根筋を外さないように歩きます。
これまでの遊歩道的なルートからするとかなり歩きづらく(これで笹の丈が高かったら…)、
短い区間ですが、ここが今回のハイライトかもしれません。

ピークを超えて右から一般ルートと合流すると、道は次第に岩がちになってきます。
(もっとも妙義などに比べれば何てことはないです)


徐々に近づく山頂。
開放的な光景に期待が高まります。

10時58分、いよいよ御殿岩に到着。


そして、予想以上の360度大パノラマに思わず感嘆。
ザックも背負ったまま、カメラのシャッターを押しながらぐるり。

唐松尾方面を基点に…




富士山こそガスがかかってしまいましたが、
和名倉山のバックには関東平野の街並みが見渡せます。
唐松尾山の後には国師ヶ岳がそびえ、もちろん大菩薩、南アルプスも一望。
この山深さといい、この光景を一人占めできるなら、
御殿岩だけを目的に登ってもよいとさえ思えます。

15分ほど休憩した後、名残惜しくも山頂を後にしました。
ちなみにピークには岩の頂点が2つあり、
手前を西御殿岩というようです(道標による)。


帰りは一般ルートを利用します。
上が分岐地点の写真ですが(直進が往路、左が一般ルート)、
一般ルートは踏み跡こそしっかりしていますが、ぶっちゃけ、
笹薮の急斜面なので歩きづらいことには変わりありません。

突然、歩きやすくなったと思ったら、いつの間にか本線に合流していました。
御殿岩へのルートはかなり曲者のようです。

しばらく道なりに進むと、将監峠、和名倉山、中巻き道の分岐にでます。
将監峠方面から一ノ瀬に下山して林道を歩くのもよかったですが、
今回は中巻き道を進み、途中の中休場尾根より下山することにしました。


中巻き道も非常に歩きやすい道でしたが、
古そうな石積みが古くからの道であることを感じさせます。
面白みは何もないかと思っていたのですが、
夏焼沢(?)の綺麗な滝や紅葉、ガレ場を渡ったりと、意外と楽しませてくれます。

平らな道をひた歩くこと1時間あまり、12時40分頃、
何の前ぶれもなく中休場尾根への分岐が現れました。
ちなみに分岐に道標はありませんでした。


主に営林用の道のようで、随所に道脇には切り倒された幹が置かれています。
切り倒された幹もだいぶ古く、切り株にはコケがびっしり、
幹にはキノコで軒並みキノコロードの様相。

早足で下ること十数分、
12時57分に中島川橋の駐車スペースまで戻りました。
晴天のおかげで短くても充実したプランでした。




乾徳山〜黒金山 2010年09月20日(月)
9月19日、3年半ぶりに乾徳山(2031m)に登ってきました。
今回は乾徳からさらに足を延ばし、奥の黒金山(2331.6m)まで往復してきました。
登り口は徳和のバス停前の公共駐車場です(830m)。


渋滞を見越して4時頃に起床、
昼食の準備などして5時すぎには家を出たのですが、
調布から乗った中央道下りは事故のせいですでに猛烈な渋滞。
稲城インターの手前で“国立まで70分”の表示に愕然として、
均一料金区間でもったいないのですが、やむにやまれず稲城で降り、
下道を抜けてまた国立で乗りなおすことに…。
結局、渋滞時間のピークに相模湖付近を通過。
最近の渋滞のひどさには本当にうんざりです。

そんなわけで徳和を出発したのが9時5分。
一応、今日のルートは標準コースタイムが10時間55分なので、
普通に歩いていたら日が暮れるまでに戻ってこられません。
最初から飛ばすしかないと思い、下山道として使われることの多い=人がいない
道満尾根経由で登り始めます(国師ヶ原経由だと15分プラス)。

集落を抜けてややわかりづらい位置にある登山口から登り始めると、
いきなり急登が続くため、気温の高さもあってすぐに汗が吹き出てきます。
道満山付近で傾斜が緩むと、やがて乾徳林道に接し、さらに10分ほど歩くと、
大平と国師ヶ原を結ぶ林道に出ます。ここで休憩。
10時13分なので、コースタイムの約2/3ペースでした。

再び歩き始めると、最初こそ急登ですが、途中からなだらかな道になります。
10時52分、国師ヶ原からの道と合流する扇平に到着。


前方の乾徳山も国師ヶ原もガスっていて見晴らしがよくありません。

分岐点にある月見岩、寝そべると本当に気持ちいいのですが、今日は通過。

高原植物の花がきれいな傍ら、ちょっと気の早いやつが色づき始めています。


そして、扇平を過ぎると徐々に道が険しさを増してきます。



岩場となってから、記憶が正しければ、鎖場は3箇所。
山頂直下の鎖場は数人の行列までできていました。
ただ、私はここを鎖は使わずに登る人なので、待つ時間が惜しい…。


11時32分、山頂到着。

本当は乾徳山も見晴らしがよいのですが、今日は生憎。
これから向かう黒金山も雲の中です。

狭いうえ、足場の悪い山頂ですので、15分ほどで出発。
出発するとすぐに下山道との分岐、水のタルに到着。


ここから往復4時間(2時間30分+1時間35分)のコースタイムなので、
徳和までの下山コースタイム(3時間10分)を鑑みるに、
状況によっては途中の笠盛山で引き返す必要があるかもしれません。

笠盛までの道は、非常になだらかな道が続きます。
乾徳からの続きで岩場のルートをイメージしていると大いに裏切られます。
しかし、コケの生した風情が素晴らしい。


普段は人が歩いていないと見えて、
道上の石や倒木にまでコケが生えています。
人が多く歩く道ではこうはいきません。

道標のテープや古びたオリエンテーリングの看板があるので、
(今どき、乾徳から黒金までオリエンする元気な子供なんていまい)
道を間違える危険性もなさそうです。


あっけなく笠盛に着いたので、そのまま黒金を目指します。
黒金の鞍部を越えると道が急になり、周りの低木が道を狭め、
半ば獣道のようになってきます。


やがて大ダオへの分岐と合流すると山頂はすぐです。


12時58分、黒金山頂に到着。
ここまで人っ気なかったので誰もいないかと思いきや、
先客がいました(西沢から登ってきたそうです)。
静かな山頂を楽しみたかったので、ちょっと残念。

そして目の前には絶景が広がる…
はずが、北奥千丈岳・国師ヶ岳は見えそうで見えず。

甲武信岳は全く雲の中。

雲がなければここの180度パノラマはさぞ壮観でしょう。
きっと八ヶ岳や北アルプスまで見渡せるのでは…。
コースタイムの半分以下はいくら何でもありえないと思ったのですが、
実はガイド執筆者がここの景色や風情のある道を大量の登山客で汚さないために、
わざとタイムを長く記載したのでは?そう思わせるほどのものがあります。
眼下の西沢渓谷だけでも十分雄大です。


そうは言っても時間が時間、のんびりもしていられません。

13時22分、もう2度とはこないかもしれない楽園を後にします。
大ダオの分岐から、大ダオに抜けて沢沿いを下るルートもあるのですが、
藪漕ぎの可能性もあり時間がどれだけかかるかわからないので、
来た道をピストンすることにします。

14時20分、水のタルまで戻り、ガレた岩場を直下する下山道へ。
迂回新道とありますが、登るにも下るにも扇平を経由した方が安全でしょう。


野生の鹿が戯れる国師ヶ原の高原ヒュッテを通り過ぎた頃には、
だいぶ脚も踏ん張りが利かなくなっていましたが、
銀晶水で喉を潤し、汗を拭って、残りを淡々と下ります。

この区間で、人を異常なほど追い越しました。
(猛スピードでせまってくるので道を空けざる得ない…、BMW君と一緒ですな)
多くは乾徳の登りで追い越した人。ふつう、山で2回抜かれることはないので、
この人はどこ行ってたんだ?そんな感じでしょう。

徳和の駐車場に戻ったのは15時58分。
最後までコースタイム半分のペースで暴走(歩)していたようです。


今回はペットボトルで沸き水を持ち帰ったのですが、
それで沸かしたコーヒーは本当に美味しい!
帰りに家族や祖母(敬老の日)に桃や巨峰の土産も買いはしましたが、
山の最高のお土産は水かもしれません。


金峰山(大日岩経由) 2010年08月15日(日)
盆休みの恒例、八ヶ岳の最高峰・赤岳日帰り登山。
今年もそのつもりで前夜8月13日に現地近くで宿をとったものの、
朝からどんより曇り空のすぐれない天候(夜中は本降りの雨)、
麓の登山口に近づくと濃霧&雨が降り出す始末…。

岩場の多い県界尾根を登るには危険と判断した私は、
即座にUターン、瑞牆山の登山口、里宮平から金峰山(2599m)に登ることにしたのでした。


金峰山は2年前の夏に登っていますが、前回は大弛峠から、富士見平側から登るのは初めてです。
清里を引き返して里宮の登山者用駐車場に着いたのは7時20分頃。
すでに多くの車で賑わっています。
ささっと準備を済ませて7時35分頃出発。

実は当初から金峰山に登ると決めていたわけではなく、
コースの面白みからいって瑞牆山も考えていました。
ただ、金峰の方がコースタイムが7時間と長いこと(瑞牆は5時間)、
向かう人が少なさそうということで富士見平の湧き水を飲みながら決定。
富士見平小屋脇を8時に通過、出発してちょうど1時間後に大日小屋前に到着。
力んでいたせいか、コースタイムの約半分!
(そういえば富士平までで5組くらいパスしたような…)


瑞牆山を見上げる空は明るいようで、雨がパラパラ降っています。

一瞬、帰ろうかとも思いましたが、雨足が弱まったところで出発。
ここまで単調だった道も、徐々に岩山らしく傾斜もきつくなっていきます。
あまり面白みはないのですが、全面苔むした斜面をみるにつけ山の奥深さを感じさます。
大日岩のところで休憩中の父+高校男児3兄弟(?)をパスしたのを皮切りに、
4組を次々と追い越したところで、森林限界を超えて目の前が開けました。
登り始めてちょうど2時間が経過したところです。

残念ながら見晴らしはこんな状態。
向かう先、金峰山山頂付近もガスがかかっています。
ただ、幸いなことに雨が降りそうな気配はありません。


最初に述べたとおり、こちらのコースは初めてだったのですが、
こんなに気持ちのいい稜線が続いているとは知りませんでした。
晴れていたら、見晴らしもよく絶景でしょう。


上の写真の手前のピークを越えた先付近を“千代の吹上げ”と呼ぶそうですが、
この日は逆にここだけ風も穏やかででした。
付近は歩きづらい岩場もあるので、荒天の時は神経を使いそうです。


五丈石が目の前に迫ればもう一息。

10時半、金峰山の山頂に立ちました。

歩いてきた稜線を一望。
{

晴れていれば八ヶ岳が見渡せる、、、はずです。
(もっとも晴れていたらこの山には登っていないのですが…)

富士山も見えません。。。

もちろん南アルプスも。
それでも連休中とあってか、それなりに人はいました。

20分ほどのんびりして山頂を後にしました。
面白くはないのですが、来た道を戻ります。

11時35分、大日岩上の分岐点に到着。
やや体力が余っているので、ここから八丁平経由で帰ろうかと思いましたが、
どうやらこの辺りは雨が降りやすいらしく、空がぐずりだしたので普通に戻ることに。

富士見平の湧き水で汗を拭ったりしながら一気に下り、
駐車場には12時40分頃到着、無事下山となりました。



二子山/立処山 2008年10月18日(土)

埼玉県奥秩父、群馬県の県境付近にある二子山に登ってきました。
この山の特長は、その名のとおり東岳(1122m)と西岳(1166m)の二峰構成で、
いずれも山頂までのコースタイムは比較的短いものの山体は非常に険しく、
特に西岳はクライングのメッカでもあります。

早朝5時に家を出発、練馬からすでに流れの悪くなりつつある関越道を花園で降りて、
国道140→県道→国道299号→林道(全舗装)を経て8時すぎに登山口に到着。

まずはウォーミングアップに東岳へ。
とにかく急角度の斜面をがんがん登ります。
途中、一箇所だけ足場が切れ落ちた危険箇所がありますが、
やや早いペースだと30分ほどで見晴らしの良い山頂に着きます。
次に登る西岳の斜面に紅葉がうっすらと広がっているのが見渡せます。

↓東岳から西岳を見る

来た道を戻り、今度は西岳にとりつきます。
こちらもかなりの急登、二手に分かれる登山コースのうち、
上級者向けコースは素手で岩をよじ登りながら進みます。


峠から1時間足らず、程よく汗をかいたところで山頂に到着、
秋晴れの下こちらも見晴らしは抜群でした。

西岳の奥にはさらに小さなピークがあり、そちらにも足を運びました。

その先に見えたものは、鉱山開発という名目で、
すっかり山頂を削られてしまった叶山の姿でした…。

↓重機の音が静かな山間にこだまします

あまり整備されていない下山道を経て、登山口に戻ったのが12時。
時間が余ってしまったので、近くの立処山(たとろやま・730m)にも登りました。

この山は山頂下部に観光地化されていな鍾乳洞があります。
ただ、疲れた足にまたしてもきつい一本調子の急登に辟易した上、
鍾乳洞も思ったほどワクワクするようなものでなく(どちらかというと薄気味悪い)、
あまり一般の人に薦められるようなコースではありませんでした。

↓中はそれなりにロープや梯子がありますが、電球は当然未設置

帰りは立処山から車で数十分下った神流湖近くにある“冬桜の宿 神泉”で汗を流しました。
日帰り入浴可能の綺麗なホテルで、入浴は520円と親切価格。
しかも15時に入ってお風呂はガラガラ、のんびり入れてラッキーと思いきや
後で調べてみると温泉ではなかったのでした。
まぁ、汗を流せればよいわけで…。

↓フロントの方の対応が丁寧で好感でした(相棒のBMW320iと)




瑞牆山 2008年09月06日(土)

日本百名山でもある瑞牆山(2230.2m)に行ってきました。
車高調取り付け後、初の山行になります。

前日の仕事疲れが抜けないまま自宅(神奈川)を早朝4時過ぎに出発、
調布から韮崎まで中央高速を飛ばします。

麓の明野村でメンバーと合流、増富ラジウムラインから本谷釜瀬林道へ入り、
富士見平口の駐車場に車を置きます。
2台体制で後発車が不動滝口に向かうため、こちらには下りない予定です。

8時過ぎに登山を開始し、まずは富士見平小屋を目指します。
登り坂に汗ばみながらも、道の脇に目をやれば、
ハナイグチやチャナメなどの食用キノコもちらほら。
残念ながら美味しいところは先客に持ってかれているようですが、
そうやって道の脇に目を向けながら登るのも楽しいものです。

難なく富士見平小屋に到着、続けて瑞牆山を目指します。
ここからは別の尾根に取り付くため、いったん下り基調になります。
しばらく進むと目指す瑞牆山の特徴的な容姿が木々の隙間から目に入ってきます。


ほどなく天鳥川をまたぎ、瑞牆山への急な斜面へいよいよ取り付きます。
急とはいっても岩山特有の変化にあふれるコース、
丹沢などの単調な登りとは異なるので、登っていくのはそれほど苦ではありません。

登りにさしかかる前に名物の変な岩がありました。


よくもまぁ、きれいに割れたものです。
これは、この巨大な岩球が上から落ちてきたときに割れたものなのでしょうか?
岩の下に誰が立てかけたかつっかえ棒が無数立ててあるのですが、これまた滑稽です。

そんなこんなではるか上に見えていた山頂にたどり着く頃には、
山頂はすっかりガスって何も景色が見えませんでした…。
降りだすのも時間の問題といった状態。


軽食をとりそそくさと山頂を後にし、不動滝を目指します。
山頂直下から分岐する不動滝への道は鬱蒼としており、
往き道とは趣を異にしています。
こちらもこちらで斜面はかなり急、こっちから登る方がきつそうな印象を受けました。

途中から沢沿いの道となり、なおも進んでいくと不動滝にたどり着きます。

雨も降り始め、のんびりはできませんでしたが、
それなりに見応えのある滝でした。

ここからは遊歩道として整備されており、
小川山林道の終点までは楽に足を運べます。

ちなみに小川山林道の最後の区間はダート路になっています。
それほど走りづらそうではありませんが、轍が深いところがあり、
私のような車の場合は手前の公園駐車場に止めるのが無難そうです。



金峰山(朝日岳経由) 2008年08月08日(金)

※古い写真が見つかったので、記憶を辿って日記を書いています。

東京を早朝に出発し、まだ空いている中央高速を一気に走りぬき、
塩山市街を抜けて杣口林道を経て峰越林道川上牧丘線へ。
この日は車道峠最高峰の大弛峠から金峰山への登山。
枠の多くはない駐車スペースを確保するべく、
ついついアクセルに力が入ります。
山梨側は走りやすい快適な舗装路なので快調に飛ばせたのですが、
さすがに青い目立つ車が後から迫ってくると、皆さん道を譲ってくださいました。
おかげさまで長野県側の砂利道はいってすぐの部分で最後の駐車スペースを確保。
急いだ甲斐がありました。

閑話休題。

今回は会社同僚で登山初の方が参加だったので、
それなりに標高があって山の楽しみさを味わえる山として金峰山を選びました。
私自身も実はこの山は初です。

朝日岳、鉄山と淡々と樹林帯の中アップダウンを繰り返し、
2.5時間ほどで金峰山の山頂に着きました。

この日は生憎の曇り空。
景色はよくありませんでしたので、
五丈石としばし戯れます。



山頂で休んでいると、遠くで雷鳴が轟き始めました。
振り返れば来た道=帰る道の方が厚い雲に覆われています。
嫌な予感…。

いそいそと山頂から撤収てみたものの、
行く手に雲があるので、まさに飛んで火に入る虫。
次第にコツコツと体に雫が打ち付けます。

…コツコツ?

そう、雹が降り始めたのでした。

雷も近いので慎重に歩を進めるものの、
進めば進むほど雹は本降りになっていきます。

ついに途中で前進を断念。
程よい木陰に身を寄せます。

東京ドーム一杯の雹をひっくり返したよう、とはまさにこのこと。
こんなに土砂降りの雹は初めてです。
登山道はみるみる真っ白になり、
一部の解けた雹が茶色い濁流となって、
白い表を流し始めます。

呆然と眺めていると、
20分ぐらいでしょうか、次第に雹足は弱まってきました。

行動再開です。
峠に戻る頃にはすっかり晴れ間が広がっていました。
帰りは麓までおり、見晴らしのよさだけが取り柄(?)の
ほったらかし湯で汗を流して帰りました。