錆びつかない魂を、走ることで

 
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タイゾウ レプリカ 2012年03月27日(火)
このgoo Bike Blogでも最近「東京モーターショー」の記事が目立ちます。

S氏も開催初日の23日(金)に行くことが可能な状況だったのですが、諸般の事情がかさなり、全日程来場することができませんでした。

各展示も盛況だったようで、少々残念に思っております。

そんな中、各メーカーの車両展示もさることながら、こんなモノが出品されていたようです。

「月刊 オートバイ誌」「Mr Bike BG誌」、そして「RIDE誌」の発売元であるモーターマガジン社のブースに展示されていたようですが、それがコレ。





マンガ「キリン」の登場人物“モヒ”ことバーン・ストーム・トルップルス長尾 泰三のヘルメット、「タイゾウ レブリカ」。

ベースはAraiのアストロ−IQで、なんと数量限定受注生産で販売されるとのことです。
しかも、販売元は革ジャンで有名な「KADOYA」、そして原作者 東本氏ゆかりのバイク・ショップにして数々の「はる萬」グッツを取り扱う「ブルドッカー・タゴス」のオンラインでのみ予約を受付けるとのこと。
お値段は、税込で67,200円。ベースのアストロの価格が44,100円(税込)ですが、職人さんの完全手作業ペイントでの制作ということを考えると、妥当といえるでしょう。

この手のマンガキャラのレブリカ・ヘルメットで最も有名なのは「バリバリ伝説」の“グン・ヘル”でしょう。CB750Fを駆る主人公 巨摩 郡のオリジナル・ペイント・ヘルメットで、ベースはSHOEIだった記憶があります。

バリ伝が大人気で空前のバイク・ブームの頃、すなわち1980年代中盤は、国産ヘルメットもバカ売れした時代でありましたが、現在のように複雑なペイントを施したものは少なく単色が主流でした。国内外の有名レーサーが使用するレプリカ・ヘルは有りましたが、まだまだ少なかったと覚えています。
当時S氏は、バイク雑誌で缶スプレーによる自家塗装の記事を読み、四苦八苦して制作した思い出があります。出来栄えはともかく、自分のオリジナルデザインであることが、何となく嬉しく感じました。

さて「タイゾウ レプリカ」ですが、もともと、複雑な曲線の組み合わせによる怪獣(?)イラストデザインですから、大量生産は難しいでしょうし、これを手にしたらバトル・スーツにGベストをはおり、ZZR1100のDタイプに跨るしかありません(笑)。

実は、映画「キリン POINT OF NO−RETURN」に登場したモヒのヘルメットは、このデザインではありませんでした。チョースケのものは原作に忠実だったのに、疑問に思った部分でありました。






T・K・G(たまごかけご飯) 2012年03月20日(火)
3月ももう下旬というのに、記録的な寒さが続いていますが、春はもうすぐでしょうか。

本日、関東地方は晴天。最高気温は、わがSたま市で12℃とのこと。

とりあえず欲求に負けて、ショート・タイムですが走ります。

どこへ・・・。

S氏の自宅から1時間半ほどの日高市。

やってきたのはここ、「醤油王国」。地場産業として知られた弓削田醤油さんが運営されている見学可能な醤油工場です。




以前、MOTONAVI誌の「がっつり食べる朝ごはん」でも紹介されていましたし、このgoo Bikeブログでも、どなたかが訪問された記事を読んだ記憶があります。

おなじみ秩父の山々を背景に、田圃・畑の中に建物はありますが、お隣にはなぜかお寺&お墓。
駐車場にバイクを止めると、醤油の香りがヘルメットの隙間から・・・。

軽食処は2階にあり、ここでのお目当ては「たまごかけご飯」。味噌汁・香の物がついて350円と激安。卵は、近くの専門養鶏場から新鮮なものを取り寄せているそうです。






テーブルに着くと、正しい(?)食べ方の解説がありました。
それによると、

1. 搾りたて生醤油をご飯にかける
2. ご飯を少しかき混ぜて、醤油の香りを楽しむ
3. ご飯を一口食べて、生醤油の風味を楽しむ
4. 卵をかき混ぜて、醤油をささず、ご飯にかけていただく

卵と醤油を混ぜない食べ方は、初めてでしたが、これはこれで美味しい。卵が濃厚で、少し塩辛い醤油と良く合います。

広い窓から日差しが入って、とても暖か。食後は、ゆっくりお茶をいただきました。

醤油のソフトクリームもありますが、これはパス。

駐車場に戻り、ふと見ると、周囲にかなりの数の梅の木があるのに気付きました。梅はチラホラと咲く程度。例年なら、満開の時期でしょうか。

桜が咲いたら、また来たいところです。


キリン POINT OF NO−RETURN 2012年03月06日(火)
昨日(3/5)の夕方、映画「キリン POINT OF NO−RETURN」を見てきました。

結論から言います。かなり良い映画です。

監督をはじめ、制作に関わった皆さんの“熱い思い”が伝わり、S氏は久々に清々しい気分になりました。そして単館での上映がもったいない、もっと多くの人に見てもらいたいとも感じました。

ここで、ストーリーうんぬんを解説するつもりはありませんが、市居の映画ファンであるS氏の私的な意見を少々書きたいと思います。

ご存じの通り、この映画は東本昌平氏のマンガを原作としています。
小説やマンガなど原作があるものを映像化するのは、かなり難しい作業であると思います。ましてそれが人気作である場合、読者個々が持つイメージがある程度完成されているためか、制作側がファンを意識しすぎてバランスを崩し、映画(映像作品)として成り立たないケースが多々あると感じています。もちろん成功例はありますが、それは制作者が「原作と映像作品は別物という認識」そして「原作をベースにするが、独自の解釈のもと再構築する」という強い意識を持つ必要があるということです。

S氏はSFファンを自称しています。SF映画の金字塔として名高い「2001年宇宙の旅」を見た原作者アーサー・C・クラークが、監督であるスタンリー・キューブリックを批判したという記事を読んだことがあります。クラークが意図した内容が映画に反映されていなかったことが原因とされていますが、もしかするとクラークは「最大の賛辞」としてそう述べたのかもしれません。
原作者が亡くなった後、公開された「ブレードランナー」も、作者フィリップ・K・ディックが見ていたならば、同じ事を監督のリドリー・スコットに言ったかもしれません。どちらの映画も現在までコアなファンが多いことは、ご承知の通りかと思います。

映画「キリン POINT OF NO−RETURN」は、マンガ原作であることを抜きにして、一本の映画として完成された形で出来あがっています。原作を知っている方、バイク乗りの方はもちろん、原作を読んでいない、バイクを知らない一般の皆さんが見ても、とても面白く感じると思います。

原作のファンにとっては全体のストーリーはもとより、「あのシーン」は、「あの台詞」は、どう表現されているのだろうか気になることかと思います。大鶴 義丹監督は、これらの“取捨選択”をキッチリと行い、更にオリジナルな部分を違和感なく加え、全体をバランス良く整えることに成功しています。この作業は、そうとうなプレッシャーがあったと思いますが・・・。
そして役者陣もそれに充分応えており、映画が進む中で「キリン=真木 蔵人」を素直に受け入れることができます(他のキャストも同様です)。

当然、GSX1100S KATANA、GPZ900R Ninja、CB1100R、といった原作でおなじみのバイク達が大画面で迫力の疾走シーンを展開するのも、この映画の魅力であるのは間違いないこと。
しかし、それ以上にS氏は、この映画が「バイクに乗ることの楽しみ、喜び、悲しみ、そしてその意味」を良く表現しており、それに共感することができたことを嬉しく思いました。これは近年まれに見ることです。

繰り返し言います。

大鶴 義丹監督作品、映画「キリン POINT OF NO−RETURN」は、かなり良い映画です。


そして原作者 東本氏は言うかもしれません。

「“映画のキリン”は、俺のマンガの“キリン”じゃ無い。」と、・・・。










<若干の留意点>
S氏は、仕事帰りに池袋で見ました。「池袋シネマ・ロサ」は、入れ替え制の全席自由席となっています。上映時間10分前開場なので、良い席を確保したい場合は、早目に来館されることをお勧めします。またR15指定ではないのですが、それなりのシーンが何箇所かあり、小学生以下のお子様同伴は避けた方が良いと思います。