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ジャガーが大人のブランドと呼ばれるワケ   2007年03月02日(金)
XJ譲りの高級感と
軽快さがXタイプの魅力

 遠目にみるとXJ? と、見間違うほどXタイプのフォルムには高級感がある。
 いわゆるジャガーのエントリーモデルだが、クラスを超えたエグゼクティブなフィーリングを味わえることが大きな魅力だ。
 搭載されるエンジンはオールアルミ製のV6で、2Lと2.5Lと3Lの3種類が用意される。このうちエステートモデルに搭載されるのは2Lと2.5Lの2種類だ。
 2Lでも非力という感覚はないが、高回転域でややエンジンノイズが大きくなる傾向にある。そういう意味では、トルクに余裕のある2.5Lと3Lモデルの方が高級感があるだろう。
 また、2Lを除く2.5Lと3LモデルはジャガーのAWDシステムである“トラクション4”を採用している。私はこのトラクション4で信州の雪道を走破した経験を持つが、安定性と安心感のある高い性能のAWDである。
 じつは、Xタイプはフォードモンデオとプラットフォームを共有している。
 ところで、FFの2Lモデル(Xタイプ)のプライスは398万円で、シートヒーター付きのレザーシートや7インチのDVDナビを標準装備するなど、装備や質感を踏まえても非常にリーズナブルといえる。
 まるでXJを持つかのような高級感と、軽量ゆえの軽快なハンドリングが魅力のセダンだ。

ジャガー Xタイプ
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ドライバーに対する「優しさ」
それもジャガーの伝統だ

 ライバルは、メルセデスEクラスBMW5シリーズ、そしてアウディA6といったところ。
 これら競争相手は、みなスペース効率やテクノロジーなど、クルマそのものの個性よりも性能第一主義の上に成り立っている。
 それに対してSタイプの性能が劣っているとは思わないが、持つことの喜びや走らせることの楽しさをきちんと押さえている。飽きがこないモデルと断言する。だから、それらはライバルではない。お洒落なデザインのレザーシートは少し厚みがあり、吸い付くようにサポートしてくれる。
 チルト&テレスコのステアリングでベストなドラポジを探すとき、もうひとつペダルも電動で調整が可能なのだ。体格をパーフェクトにサポートしようという、ジャガーの優しさが感じられる。
 優しさという意味では、サスペンションの動きがとてもソフトでストロークの量も大きい。クルマを前後左右にしっかりとロールさせて、タイヤへの荷重をコントロールする。ライバルが乗り心地を犠牲にしてまでも高度なスタビリティを追求するのに対して、クルマ本来の動きと乗り心地を大切にしている。
 全幅はEクラスと同サイズで、Sタイプのほうが全長がやや長い。でも、大きさを感じさせず街中の取りまわしもラクチン。ジャガーの持つ伝統とは何かを知ることができるはずだ。

ジャガー Sタイプ
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