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【バイヤーズガイド】アウディA4  2007年08月27日(月)
アウディブランドの大黒柱は妥協なしの完成度が光る
洗練された雰囲気で、ライバルのメルセデス、ビーエムとは一線を画するアウディ
その最重要モデルであるA4は、それゆえ細部までじっくり煮詰められている
今、プレミアムDセグメントから愛車を選ぶなら、A4は間違いない1台だろう


さらに上を目指すため大胆にリニューアル!
 躍進を続けるアウディ。その勢いは止まるところを知らず、Q7の衝撃波が治まらないうちに、矢継ぎ早にR8をリリースするという凄まじさ。プレミアムSUVやスーパースポーツの世界でも「フォー・シルバー・リングス」の存在感を示し、アウディブランドをさらに上へと押し上げる戦略だ。
 しかし、モデルラインアップがどんなに拡大しようとも、ブランドの中核に位置するのは……やはりA48090を名乗っていた時代から、アウディの大黒柱としてのポジションは揺るぎない。開発の面でも、アウディは最重要モデルとしてA4を扱ってきた。
 それを証明するのは、記憶に新しい04年秋の新型投入(日本での発売は05年2月)。前回の世代交代は01年だから、「なぜ、こんなに早く!?」と疑問を持つファンが大多数だったが、アウディは思い切ってA4の刷新を敢行した。
 理由は? 急速な進化・発展を続けるアウディブランドの中で、少しの間でもA4の存在を世代遅れにさせないためだ。04年にアウディは、コンセプトカー「ヌヴォラーリ・クワトロ」に由来するシングルフレームグリルをA8・W12、新型A6A3スポーツバックと立て続けに導入。新しいアウディの顔を強烈に印象づけた。
 が、そのことによって、ひとつ前のトレンドに沿ってデザインされたA4の古さ(?)が強調される危惧があった。そこでA4にも、シングルフレームグリルを核に造形された新しいマスクを採用。あわせて、水平基調の構成によりワイド感を強調した新しいリヤスタイルを取り入れたというわけだ。
 通常のフェイスリフトならこれで完結。だが、新世代アウディのマスクは個性が強いだけに、そこで手を止めると顔だけが浮いて見えてしまう。肩口のキャラクターラインをクッキリと浮き立たせ、ホイールフレアの形状を整えるなど、サイドパネルまでを全面変更した理由はそこにあるのだ。
 とは言っても、新型の実態はいわゆるビッグマイナー。インテリアを見れば基本を踏襲した改良であることは一目瞭然。しかしながら、A4アウディの新トレンドに乗せることだけが新型投入の目的ではない。プレミアムDセグメントにおける存在感をより高めることもねらいなのだから、見た目だけの変更には終わっていない。
 たとえばエンジン。目玉はル・マン制覇で技術の優秀性を立証したFSI(直噴ガソリン)で、3.2V6と2.0ターボに採用。同時にATも5速から6速へと発展させた。さらに、引き上げられた動力性能に呼応してシャシーの改良も実施。エクステリアを大幅リニューアルし走りのよさに磨きをかけることで、A4の個性と魅力は一段と深みを増したというわけだ。

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アウディ A4
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